2004-01-01(Thu) Talk little, karate more [長年日記] [Edit]
■1 Because I choose to.
……Is it freedom or truth, perhaps peace - could it be for love? Illusions, Mr. Anderson, vagaries of perception. Temporary constructs of a feeble human intellect trying desperately to justify an existence that is without meaning or purpose. And all of them as artificial as the Matrix itself. Although, only a human mind could invent something as insipid as love.
2004-01-03(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』@日比谷シャンテ
癒し系。
……もう書くことがなくなったな。ボンクラ方面でも好評価だったので、『アイデン&ティティ』でなくこちらを選んだのだが、罰があたったのだろうか。「混んでるんだよなー」とか「『アイデン&ティティ』は独りで観るもの」とか自分に言い訳している場合ではなかった。
「ウチは間に合ってますんで」というより他なし。ノれなかったのは 字幕が戸田ナズグルだからというばかりではなかろう。妻曰く、「サンダンスはやっぱり大したことねぇな」と。
ヒロインのサラ・ボルジャーちゃんに『ならず者』を唄わせるのは巧いというか卑怯だが、この日の私の気分であれば、別段劇中でなく、コパン・コパンでプルコギを突付いているときのBGMとして流れてきてもグッときていたと思う。
Desperado, why don't you come to your senses? Come down from your fences, open the gate It may be rainin', but there's a rainbow above you You better let somebody love you, before it's too late
英語のまま晒していると一部読者から「読めねーよ、ゴルァ」と言われてしまう*1ので拙訳(対訳詞は持ってないので):
ならず者よ、なぜ気づかない? 塀から降りて、門を開いて 雨が降っているかもしれないが、虹が出ている 誰かに愛してもらうがいい、手遅れになる前に
関連リンク:「男と女の『ならず者』」
唄うのが男なのか女なのかで感じが違うよね、という考察。本作で唄うのは少女から家族へ、であった。また、歌詞も戸田ナズグルによって字幕になっていた。名を言うもはばかる者の手にかかれば、Desperadoは「絶望した者」である。
*1 日本語訳を書くのは面倒なこともあるが、自分では巧く訳せないからイヤなんだよなー、とか言ってるといつまでも上達しないので、書いてみる。恥ずかしいのぅ。
2004-01-04(Sun) [長年日記] [Edit]
■1 年賀状
『猿の惑星』を見ながら年賀状の返事を書く。妻と。二人そろってダメダメである。今年はちゃんと年賀状を作ろう...
2004-01-05(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 IBM ThinkPad ソフトウェア導入支援
「だめだめ日記」経由。ThinkPad版Windows Updateと考えればよいのかな。ThinkPadはなんだかんだでドライバのバージョンがよく上がる(と認識している)ので、助かる。
2004-01-06(Tue) [長年日記] [Edit]
■1
コード=カタ
Dave「達人」ThomasのCodeKataがtextfile.orgにもエントリされている。 最近、システム開発の現場から遠ざかっている(ええっ?!)のと、常よりましてプログラマとしての自分の不甲斐なさに忸怩たる思いを抱いているので、今年はコード=カタで「Talk little, Karate more」*1をモットーに生きていこうと思っていたところ。これが機会となって認知度があがることで、同志(?)が増えると嬉しい。
*1 これ自体はAmblerタンの台詞なのだが
■2 X40に引越完了
環境構築は年内いっぱいでどうにか完了。それから約1週間が経ち、体もノートPCメインの環境に慣れてきたように感じる。あとはキーボードを101英語キーボードに換装できるようになる日を待つばかり。HDDの残り容量は約5GB。必要なソフトウェアは大体入れたと思うから、あとはデータが増えていくだけか。これでいつまで持つのかなあ。
2004-01-07(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 英英辞書
私はロングマンの第4版をMeadowからlookup経由で利用している。EPWing形式への変換には、LDOCE4変換スクリプトとEBStudioとを利用して行った。ガツンと全部(辞書/例文/類義語/Activator)、まるっと変換して432MB。時どき画像データもあって楽しい。最近引いた例ではsegmentの説明がオレンジの切り身?画像だった。
Meadow+lookupで引いた後の検索結果が単語によってはわかりづらいところがあるように思えるが、細かいことは気にしないようにしている。私にとってはエディタから手軽にざくざく引けることのほうが大事。
CD-ROMに収録されていたアプリケーションは、辞書引きの結果も見やすく、また、ひとつの単語から色んな単語へと寄り道するのに事欠かないナビゲーションになっていて感心した*1。この付属アプリケーションは桐原のや丸善のは日本語化されていたりするのだろうか。
あと、CD-ROMのオマケに分厚い紙の辞書もついてきたんだけど、凡例を眺めた後は一度も開いてない。
*1 せっかくだから、と触ってみただけで本格的には使ってないけど。
■2
『The Atlas of Middle-Earth「中つ国」歴史地図 — トールキン世界のすべて』
翻訳版。「どうなの?」って、即買いでしょ、フツウ。来るべき王(=セオデン)の帰還、雪の鬣!!、に備えてペレンノール野における布陣と戦術展開を地図で予習しておくこと必須、でしょう。
ちうか、アニキは現物見てるはずっす。TSUBONOと呑んだ「やんばる」で。
2004-01-08(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 emacs-w3m + Meadow2 でHTML formの行末が「^M」になっちゃう
日記/Hikiの更新をMeadowからやろうと思ったのだけれど、表題通りの問題で、改行が余計に入っちゃう。
w3mはCygwin JEから持ってきたのだと思う、たぶん。w3m,Cygwin,Meadowとで問題の切り分けができないのでお手上げ。
問題をきちんと認識してないからググり方も適切でないのだろう、解決策を発見できず。諦めてFirebirdからやることにした。HDD残り空き領域4.7GB。
howm: 一人お手軽 Wiki もどき
Emacsでこんなこともできちまうのかー。むむむ。しかし、私じしんはtDiaryのWikiスタイル(およびHikiのdefalutスタイル)にロックインされているに等しい状態。
解決
Meadow 2.00pre1にバージョンを上げて、Mule-UCSを利用するようにしたら行末の^Mが消えた。
2.00pre1では起動時にlibxml2.dllが無い、と怒られた。なのでMeadow2.00のインストールと設定を参考に、libxml2.dllとlibconv.dllを導入。コピー先はImageMagickのインストール先。
日本語混じりのUTF-8ファイルを読み書きしようと思ったら、Mule-UCSが必要なのかな、もしかして(今までできなかったのができるようになった)。
2004-01-09(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 すみた初め
今日このときまで今年、うどんは口にしていなかった。しばし並んで夜すみた。 きのこ天、にんにく天、半熟卵天。うどんは天釜。うどんは勿論、 つけだしも天つゆも熱い、ほんとうに熱い、夏は食えないメニューに初挑戦。
もう一玉食べようかと思ったのだが、一玉入るかどうかは微妙な腹具合と、 妻がかしわおろしぶっかけ(温)を少し分けてくれたので、これでよしとする。
大将に「今年もよろしくお願いします」と声をかけられた。遂にこの時が!! あちらから声をかけていただけるとは光栄至極。しかも、オマケの天ぷら付。 菜の花天だったのかな? 天つゆじゃなくタレで出てきた。これがまた美味。
■2 空耳アワード2004
おい鬼太郎、働け! フマキラー付いてるよ! グランプリは「レンコン好っきですッ!!」だった。 空耳職人の高橋力はリキでなくツトムだった。
2004-01-10(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 『アイデン&ティティ』@シネセゾン渋谷
「音楽のことやバンドのことをわかっている人が監督しないとこの作品は面白くならない。だからトモロヲさんなんです。それと飲み屋での約束は守らないとね。」
——みうらじゅん(強調引用者)
観念の肥大化した文化部系男子のファンタジー。二人称「キミ」の女、麻生久美子は菩薩。たとえ台詞で自らはそれを否定したとしても。
シネセゾンが満員。若者で満員。いったい何が起きたのか。ブロンソンズなのに満員。否、単に私が世の中についていけてないだけだろうとは思うが。クドカンとかどどどどん兵衛とか主人公の彼とか。何であれ、映画館に人がたくさんいるのは良いことだ。
最後に。パンフ900円は私には高い。不勉強にも原作は未読なので、代わりに原作を買うことにする。
■2 将八うどん
はなまるうどん渋谷公園通り店の向かいにオープンした、香川県認定のセルフうどん。かけと醤油うどん(ひや)にちくわ天と半熟卵天。少し待たされたので、茹でおきではないうどんに当たったと思う。だがしかし。醤油うどんがコシがあるというよりは、むしろ硬いような印象を受けた。といっても、昨晩に世界最強級のうどんを食べているので、この評価はアテにならないかも。かけは値段分(99円+1円)以上の味。
半熟卵天が90円で、きちんと半熟だったことは評価に値する。西新宿の敢えて名を秘すセルフ店では、完熟卵天なことが往々にしてあったので(ちゃんと半熟のときもある)。今はどうなのか知らないが。
■3 『Sky Captain and the World of Tomorrow』
アンジェリーナ・ジョリーが黒アイパッチ!! 宮崎駿テイストがフルスロットルだけれども、日本でもフツウに公開されるのだろーか。
2004-01-11(Sun) [長年日記] [Edit]
■1 上野動物園
両生類爬虫類目当てに上野動物園へ。風が強くて寒い。すごく寒い。しかし、両生類爬虫類館は展示されている彼らのためにぬくぬくなのだった。リクガメもそれなりに居た。ガラパゴスゾウガメはデカいなあ。普段、もっとスケールの小さい個体を接しているだけに、余計に大きさを感じる。飽かず眺める。
色いろなテーマでガイドツアーもあって、なかなか楽しそう。総じて園内の小さなお友達のテンションが高い。
■2
温野菜@上野広小路店
しゃぶしゃぶコースが1,980円〜、という牛角系チェーン。最近できたのかな。
鍋のだしを4種類から選べるのが面白い。S鍋を利用して2種類指定することも可能。我われは豆乳と昆布のタオ・オブ・鍋を指定。
コースの野菜にもやしを投入してボリューム感を演出しているあたり、1,980円だなあ、と思う。が二人で7,000円ぐらいで済んでしまうのだし、あまり大きなことはいえない。もやしが無いところに行ったらこの値段じゃすまないし。
豆乳だしは肉には合うけれど、野菜には合わないな。
■3 image.rb(だっけ)
画像を貼り付けるのが巧く使いこなせない。レイアウトが微妙。
2004-01-13(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 『ロードの仲間たち』
えーっと……。
■2 「げにわが友人たちよ、……ふたたび相会うたのじゃ。潮の変わり目にな」
——と言い放って、シレっとリニューアルしたサイトを提示できれば私もガンダルフなわけだが。 残念ながらまだまだ日々バルログと格闘中。こんなところでウダウダ言ってないで、返信のひとつでも書くべきだわな。
なお、リニューアル案はまだ生きている。ここ半年ぐらいの電網界も動きの潮流——たらこせるがブログとか言っている——を受けての RSSとかTrackBackとか、XML-RPCやらSOAPやらも射程に入れておきたいな、とは思っているのだが……。
メーリングリストというチャネルは残しつつも、もうちょっとユルイ繋がりの、分散型の仕組みで何かできるとイイんだけど。 個々人がウェブロで書いた映画の感想文をTrackBackを窟サーバに打て打て、って、これだとyet another blogmapか。まあ、私に新しいサービスを考えだせるわけもないのでそれでも(実現できればそれだけで)上出来ではある。
話は関係ないが、映画の公開/終了日やDVDの発売スケジュールはRSSとかRDFで標準化されて流通しても良いのでは、と思うのだがどうか。
2004-01-15(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 インスタントメッセンジャー
20世紀末に一時、触ったきりになって久しいこのテのアプリ。 随分世の中は様変わりしていることよ。
MSNメッセンジャー用のアカウントが必要(?)だったのだが、MS製クライアントはなるべく使いたくない。 ついでなので、IRCクライアントも兼ねられないかなーと、しばし探す。 すると、2ちゃんねるのスレに行き当たった。 プラグインdllを使って色いろと機能を拡張していくらしい。導入は面倒そうだが、長く使うにはよさそうだ。 スレの動きもなかなか活発なので、ここを参考にMirandaIMにしてみる。
プラグインを入れると(dllをpluginsディレクトリにコピーするだけなので簡単)、一つのMirandaIMで 複数のメッセンジャーに対応できるようだ。せっかくなので 調子に乗ってJabber、Yahoo!メッセンジャー、ICQのアカウントを作る。 なにか間違っている気がする。
Y!はWebでオンライン/オフラインの通知ができるそうなので、このサイトのサイドバーにも 貼り付けてみたものの、自分の状態と同期していないことがあるような。クライアントがY!製じゃないからか? 念のためにICQのオンライン通知も貼り付けてみたが——これでいいのかなあ。Y!みたく「クリックしてメッセージを送る」にはまた別のURLを使うのかしら。
IRC以外はいずれも頻繁に使っているわけではないので、ちゃんと動いているかどうか、よくわかっていない。一応コンタクト先を晒しておくので気軽にどーぞ:
- Jabber: kakutani (jabber.jp)
- Yahoo!: kakutani_com (jp)
- ICQ: 238900666
本当につながっているかどうか、一番ナゾなのはJabber。誰とも交信していない。個人的には一番使ってみたいのに。
2004-01-16(Fri) [長年日記] [Edit]
■2 らーめん天神下 大喜
妻、念願の(?)店ということで突撃。私はとりそばを食す。800円取るんだもんな、これぐらいの味はしてもらわないと困る。
妻は飛び道具うめしおらーめんを食べて、香りが!香りが!といたくお気に入りのご様子。
屋号にひらがなで「らーめん」と書いている店には気をつけろ、との警句を思い出した。
■3 『ラスト・サムライ』@錦糸町楽天地シネマ8
チョンマゲ族の最後、あるいはラスト・オブ・チョンマゲ。
トム・クルーズは自分がキアヌになれないことにやっと気づいたらしく、ケビン・コスナーになることにしたのだろうか。そっちのがまだ正解だとは思う。
鎧が時代考証云々は置いといて、よくできてるなあ、と思っていたらWETAワークショップ製なのだなあ。 クライマックスの大日本帝国ウルク=ハイ部隊との戦闘でもよく映えていた。
こんなのつくられちゃって本邦娯楽映画界はどう出るのか。ケン・ワタナベ、オスカーにノミネートされるかもかも?!とか、『さゆり』オーディションどうよ?!とか地上波に『シュリ』登場!!とか言ってる場合じゃないよな、と思ったり。
2004-01-18(Sun) [長年日記] [Edit]
■1
第二回 柳小路通り 飲食街「昼市」@西荻窪
ハンサム食堂周辺にて開催。良くいえばまったりとした、悪くいえばダラダラとした催し。狭い路地にて繰り広げられる品じなは、私には飲食ジャンル:中央線、としか分類できない。
戦利品は、トムカーガイ、マトンビラニ(羊の焼きたて御飯?)、汁そばと牛もも丸焼き。あとタンドリーチキンも食べた。マトンビラニはインド料理だということを知る。一番写真のデキがよくないが、今日いちばん気に入った味。
店のBGMの、超有名映画(だと思う)の歌のタイトルが思い出せなくなっている。自分が使い物にならなくなっていることを実感する。
2004-01-19(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 「@IT:緊急提言:Webサービスの光と陰を考察する(3)」
2ヶ月を要した「緊急提言」の着地点はデータ指向のお題目として馴染み深いOne fact in one place、データは安定している/プロセスは変動する、全社横断的なITシステムガバナンス、「設計」段階が大切、データのクレンジング(!)と維持、などなど。
なるほど、そりゃあWeb Serviceは広まらんわな。DOAでサブシステム間のプロトコルが標準化されてるだけじゃあないの。それも進歩といえば進歩ではあるが。年々歳々技不同、年々歳々人相似。
ピンポンダッシュ的言説を弄するならば、これもおそらく総論としてはEnterprise Integration Patternsと同じなのだろう、たぶん。とはいえ、妄想するに、あちら(EIP)は、出発点が「"One fact in one place"って無理くね?」というところから出発している(ように思える)のに対し、緊急提言では必要条件になっているような。私は「無理くね?」派だ。
そして、自分でも考えが整理できていないので当たり屋的に「そんなことより聞いてくれよ>>1よ」から引用:
確かに変わるのはプロセスだろうが、プロセスが変わってもデータが変わらないのは本当に可能だろうか。プロセスが変わっても変わらないデータというものを考えることが難しいのではないかと思うのだ。感覚的には抽象化したデータほど不変なものになるが、具体化したデータほどプロセス(処理)に影響を受けやすい。なぜならプロセスがないとデータを具体化できないからだ。だからこそ「オブジェクト指向(データ+プロセス)」という話があったりするんじゃないのかなと思っている。
——我が意を得たり、である。それ以上踏み込めない自分が哀しいね。
とまれ、「SOAはDOAと親和性が高いのでOOイラネ」とうっかり言ってしまう人たちが居るのもむべなるかな、ということはわかったような気がする。気がするだけかも。
で。MessagingでIntegrationというのは、むしろOOだと思うんだがなー。オブジェクトはメッセージ反応して、メッセージの種類応じて適切に自立的に振舞う、んだもんね。私も「考えれば考えるほど、サービス指向と(分散)オブジェクト指向の違いが分からなくなる」。
何の考察も結論も提言も無いまま、この項終わり。
■2 TrackBackの仕様書(日本語訳)を読む
シンプルですな。TrackBack用のURIのことをTrackBack ping URLと云うのだな。XML-RPCとRESTの違いがイマイチわからないが、それはまあ追々。
PukiWikiから撃たれたTrackBackをこっちから辿れない?
文字列エンコードの問題っぽいっが、このサイトもtDiary最新版で無いから問題を切り分けにくい。とりあえず、cvs -z3 up -dP.
追記
相手のサーバが落ちているだけかも。回復待ち。→単に落ちているだけだった。無事辿れる。
2004-01-20(Tue) [長年日記] [Edit]
■1
子供の将来の運命は、その母の努力によって定まる。」
と、ナポレオンは言ったそうで、ベーコンは「 妻と子供を持った男は運命に質入れをしたようなものだ」と嘯いたそうな。確かに男にできることは大してないのだが——「『覚悟した者』は『幸福』であるッ!!」
家路の花屋に花束を見繕ってもらった。ピンクのチューリップとかすみ草。妻と妻の中の人が健やかなるうちにこのプロジェクトを終えられますように。
プロジェクトの進捗は現在5週目。予定日は9月頃の見通し。
追記
皆様ありがとうございます:
- 他所の中の人を捕まえて「うわっ」とか言わないように(w
- 「TSUBONOの祈り」が届きますように。——おひさしぶりです。窟への投球に対するバッティング、心強かったです。
- そうか。PMなのか。ならばやはり工数の計上は10人月ですね(プロジェクトマネージャの管理工数は含めない)。人命に関わるプロジェクトは初体験でつ。
- だって中の人が居るんだもん。
- こんなところでお祝いのお言葉をもらえるとはちょっと不思議な気持ちです。
- ありがとうございます。初めて会ってから幾星霜。思えば遠くに来たもんだ、
- そちらはもうすぐ納品ですか。保守運用が20年ほどありますんで、お互いがんがりましょう。
- たけうちさんから御言葉をいただけるとは光栄です!!
■2 「万国のオープンソース技術者よ、流動化せよっ。」
by Matz。「バカが征く」でも:
あと、総じてプログラマの地位が低いっつーのが問題なんですよね。コード書く人の給料が低いなんて間違ってるでしょ?
——と。「(コード書きは)プロジェクト全体に占めるインパクトが低い*1」というのが現状の給与体系のロジックだと思うのだが、このロジックにもボチボチ破綻の兆しが見えてくるのではないだろうか、と無闇に希望を抱いてみる。
*1 換言すれば、何をコードとして書くのかを決める人がエラい。
2004-01-21(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 recent_trackback3、キター!!
は、早い。anon cvsにも既に反映されている。結果的には、なんだかきたさんをアオるようなかたちになってしまったようで恐縮する思い。
これでTrackBackの見落としも減ると期待できる。嬉しい。既に2件は見逃していたことに先日気づいた*1。
続報
デバッグコードが入ったままだったみたい。 rev1.2のanon cvs反映待ち。
*1 リファラでリンクそのものは把握できていた
■2 『映画秘宝』(2004.3)
『王の帰還』大特集で、禁を破って読んでしまった。キリス・ウンゴルの階段がカッコイイ……寺島画伯の挿絵ではフツウに急な階段だったのに。
で、だ。ガースの「『力の指輪』とは一体何だったのか?」の前に頭を垂れる。毎度のことだがファビュラス・バーカー・ボーイズのお二方にはどうやっても敵わないのだなあ、と認識を新たにする。
事実、秘宝ライターは落第しちゃったわけで、せめてシステム開発業界からは落第しないように頑張ろう……。
「『力の指輪』とは一体何だったのか?」
ほんとうはこのことを書こうと思っていたんだよな。寄り道して更新して叱咤激励のツッコミ*1のなかで忘れてしまうところだった。
『ピーター・ジャクソンの指輪物語』には毀誉褒貶色いろあった。けれども、彼の、指輪物語三部作に対する「覚悟」は『旅の仲間』の最初の最初に表明されていた。それを目撃した瞬間に私は「ピーター・ジャクソンの『指輪物語』についていこう」と決めた。
念のためおさらいしておくと、物語の幕開けはこうだ。暗闇の中からタイトル・ロゴが浮かびあがり、ガラドリエルのナレーションが始まる。時間軸は「すべてが終わった後」だ。かのエルフのナレーションは、原作ではエントがガラドリエルに向けた言葉である:
「——世の中は変わりつつありますからなあ。わしは水の中にそれを感じますのじゃ。土の中に感じますのじゃ。空気の中に感じますのじゃ。またふたたびお目にかかることがあろうとは思えませぬわい。」
「世界は退歩している。」「失われゆく魔法を悼む物語である」。ああ、まさしく。で、ここで終わるならフツウの論考だけれど、それを踏まえての結びへの持って行き方が「違うねえ」と思うことしきりである。
*1 ありがとうございます!!
■3 『NEON GENESIS EVANGELION』コンセプト・アート
ま た W E T A ワ ー ク シ ョ ッ プ か!!
プラグスーツは、死すべき定めの3次元の住人は身に着けないほうがいいね。「ARTIFACT」経由。
2004-01-22(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 劇場公開映画にも作品ごとに一意なIDが欲しいな
blogmapプラグインを見て、映画公開映画にも作品ごとにユニークになるIDがあればなあ、と思った。
- IMDbのタイトルID
- 米英あたりで劇場公開されてないのがダメっぽい
- AmazonのASIN
- DVD/VHS化されてない/廃盤タイトルや古いVHSは不安
日本を含むアジアの映画(実写/アニメ/CG)までターゲットに入れると微妙。 CinemaScapeとかallcinema ONLINEのキーがいいのかなあ。
といっても、CinemaScapeはまだデータ量が多くないのか。中の人は技術にも明るそうなので色いろ期待もできそうなのだが、映画に星取表つけたりジャンル分けしたりする姿勢がポリシーに反するので、悩ましいところ。
2004-01-23(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 テーマ一覧Flash
tDiaryのテーマをサムネイルで一覧できる。すげー。zphotoは「ズーミングする写真集を作るツール」。面白い。
■2 WindowsXP パフォーマンスチューニング
Not Enough Resource Diaryの記述を参考にやってみた。視覚効果を無効化すると体感速度がかなり違う。Lunaとかいうのも無効化した。 もっと早くやっておけばよかった。レジストリ関連のいじくりは、体感的にどれぐらい改善されているのかはよくわからない。
2004-01-25(Sun) [長年日記] [Edit]
■1
パルファン キムラヤのかめぱん@亀戸
ついに、亀戸天神通り商店街のパルファン キムラヤにてかめぱんセットの捕獲に成功。中身はあんこが詰まっているようで、ずっしり重い。親亀小亀孫亀セットで880円。やはり手間がかかるのか、それともお土産価格なのか。
他にも、カメーパン(カレー入り)とか、色つきかめぱん(うぐいすあん)も実物を見ることができた。店内のあちこちに何気にかめグッズが置いてあって楽しい。
持って帰ってさっそくバートホールドとご対面させてみた。不審そうな眼で見つめていた。
2004-01-26(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 「Kenn's Clairvoyance:Webサービスのリアリティ」
所どころ付いていけないところもあるが、概ね自分のWebサービスに感じる思いを代弁してくれていると思う。
- (システム間)インターフェースの標準化という意義はある
- SOAはbuzz word
- 「Webサービス」という名前が悪い
Webサービスがローエンド市場型の破壊的イノベーションであるかどうかは、私には判断不能(『イノベーションへの解』は一応読んだ)。で、実際のところどうなんですかね。@ITの調査を見ると、現状はローエンド市場ですらない感じ。そして本文中には、3ヶ月かけた緊急提言のアオリが紛れ込んでいたり。
■2 O/Rマッピング
いつも通り、自分の考えを巧くまとめられないのでダラダラと書く。『Web+DB Press』でお馴染み(?)の羽生章洋さんの日記([RDBMS]カテゴリで検索)。示唆に富む。
Webアプリって5層じゃん、どうして「マッピング」に焦点を合わせないのか、それぞれのレイヤではそれぞれのレイヤらしいつくりになるようにすべき。OをRに押し付けるな、システムはバンドだ、と。なるほど。
羽生さんはSeaserのSqletがお気に入りのようだ。どんなだっけか……。ぐぐってもキャッシュしか出てこないが……ふーむ、ふむ。XMLにSQLと、Javaオブジェクトへのマッピングとを書くのかな。私はSQLをXMLに書いて実装から分離、コンフィギュレーション可能にすることの嬉しさが実感できない。Jakarta Commons DbUtilsがその手軽さゆえに、評価も高いことは理解できるのだが。
O/RマッピングはSQLのリプレイスではないことは「ドメインロジックとSQL」で明らかにされた。大事なのは解決すべき問題の文脈というか状況で、それに応じた適切な道具を選びましょう、ということなのだとは思う。O/Rマッピングに関する議論は、その道具を適用している状況がどうなっていて、この道具はそこに適合しているか否か。それが大事だし、そこが無いと話も噛み合わない。
現存するツールの選択を、状況に対するトレードオフで整理してくれる記事はないものか……。
2004-01-27(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 「野村総研,Strutsの機能を強化するソフトを無償公開へ」
T-Struts(仮称)プロジェクト。SourceForge.jpでオープンソースなのな。プロジェクト構成にMavenを使ってる。Wikiもある。機能名がいかにもニッポンのSIって感じだが(画面間データ引継機能とか画面閉鎖機能とか)、「Struts本家へのフィードバックも行っていきます」と声も高らか。
私じしんはStrutsはもういいや、って感じだが、ともあれニッポンのSI業界の大手がこういう動きをするのは、頼もしい。
■2 「The Naked Object Architecture Series」
副題は「業務システムの目下の前提に挑戦する」でいいのかな。 積読スタックがオーバフロー寸前なのだが、TSSのスレでの紹介によれば:
ネイキッドオブジェクト・フレームワークは開発生産性を改善することと、よりアジャイルなシステムを、純粋なオブジェクトモデルに基いて作成することとを狙いとしている。シリーズ最初の2つの記事は、「ネイキッドオブジェクト(Naked Object)」のコンセプトの紹介と、従来型の4層/多層アプローチを利用して設計されたアプリケーションと、ネイキッド・オブジェクト・フレームワークを利用して開発されたアプリケーションとの比較を行う。
と。「n層アプローチと比較して、よりAgileに」というのが気になる。
2004-01-28(Wed) X40を再起動すると、Windows XPのタスクバーの「クイック起動」が時どき消える問題について [長年日記] [Edit]
■1 X40 BIOSアップデート
IBMからのプレゼント
IBM直販サイトで買ったオマケのSDメモリカード(32MB)が届いた。紙が同封されていて、そこには御丁寧に 「SDメモリの書き込み機能にバグがあるのでBIOSアップデートしてください」と書いてある。
ケータイが無駄にVodafoneのSH-53なので、SDメモリカードを読み込むことはあっても書き込むことはないのだが、 良い機会なので更新。バージョン1.05に。
「クイック起動を表示する」のチェックが保存されない
X40を再起動すると、Windows XPのタスクバーの「クイック起動」が時どき消える。どうもプロパティの「クイック起動を表示する」のチェックが保存されていないようだ。でも、毎回じゃないんだよな。3回に1回ぐらいは、きちんと設定が保存されている。
この問題に気づいたとき、既に環境構築が進んでいたことと、問題の切り分け方が皆目見当つかないのとがあって、放置ちゅう。
いつの日かリファラの検索語に表示される(そして誰かが解決していることが検索エンジンにインデックス化される)ことを願って、ここに記録しておこう。同志な方、連絡請う。
レジストリのイジり方(2004/12/20追記)
この問題に関して、メールをいただきました。私じしんはもうX40上でWindowsXPは使っていないので試せないので、コメントできませんが、参考情報として以下に引用しておきます(若干修正しています)。
スタート→「ファイル名を指定して実行」をクリック。
regedit32
と入力して、「OK」をクリック。
レジストリエディタが起動されます。以下のように潜っていきます。
マイコンピュータ +HKEY_CURRENT_USER +Software +Microsoft +Windows +CurrentVersion +Policies +Explorer ←クリック
右ウィンドウの
名前________種類______データ NoSaveSettings REG_DWORD 0x00000001(0)
もしあれば
NoSaveSettings
を右クリック→「削除」をクリックしてみてください。
○ ぽんきち [T42です。 IBM Access Connection v3.53に上げたましたが直りません。 レジストリも上記キ..]
○ X31_あさ [Access Connectionの設定で回避できています。 オプション==>プリファレンス □Access C..]
○ A30p [A/C V3.70でも現象が出ていましたが、 X31_あさ、さんの回避策をやってみたところ出なくなってます。 ありが..]
○ やむ [こんなページがあったんですね。 私も同じ現象で悩んでいました。 IBMに問い合わせたところ以下の回答をもらい 解決し..]
○ どらさん [私もX31_あささんの回避策でここ数ヶ月様子見しましたが OKです。感謝です!]
2004-01-29(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 TrackBack、キター!!
recent_track3のおかげで見逃さない(って、リファラでわかったんだけど)。きたさんありがとうございます。
うをっ。CNETからだよ……
江島健太郎さんからTrackBackが来た。手元で色いろメモっているうちに次のエントリが。「 WebサービスとSOAに関する議論」。ローカルにシコシコ書いていたんだけど、全部不要になっちゃったい。こうやってまたお蔵入りする記事がひとつ……。
yoshiさんの記述に対しては勿論のこと、 山田BBSに降臨されたあの方からのTrackBackにも回答している。WebServiceについては、ようやっと最近、「半構造データの受け渡しの手続きを統一するだけの仕組み」だと理解できたのだが、やっぱりサービス指向についてはまだよくわからない。掲載当時に「オブジェクト指向の終焉〜」も読んだが、自分の意識が追いつけてないのか、まだピンと来ない。
「WebServiceは分散オブジェクトではない」も読んでみよ……。
たらこせるからも(去年の日記に)
TrackBack元URLをこちらから辿れない……って、またxiaopuが落ちているのか。
2004-01-30(Fri) [長年日記] [Edit]
■1
『Lord of the Rings: Location Guidebook』
オールカラーの『指輪』ロケ地ガイド。少し前に、妻が職場の同僚からニュージーランド土産に頂いたもの。現存する場所は緯度経度付き。例えば、初めてホビッツ4人が黒の乗り手に遭遇して身を隠したバクシ丸出しの木の根があるところは、南緯41度18.075、東経174度47.319。我らがエドラスは南緯43度32.899、東経170度53.591。
ペレンノール野は様ざまな場所のショットを組み合わせてあるので、位置情報は記載ナシ。えーっと、ワイドショットはTwizel、クローズアップショットはParaparaumuの近くのクイーン・エリザベス・パークだそうな。ウェリントンから北へ45分。ナズグルとムマキルんところはブルースクリーン、なのかな(このへんは英文解釈がアヤシイ)。
巻末に紹介したロケーションを巡るツアー案が載っているのはよいのだが——全行程23日。
■2
O.S.T.『The Return of The King』
Amazon.co.jpのレビューでは概ね好評。主題歌はアニー・レノックスだが、タイトルは『西方へ』だし、一応アカデミー・ノミネートだし……と思って先行して入手たのだが——スコアは前作、前々作のほうが印象深い。主題歌こそ『ゴクリの歌』(sucks!)よりはマシだが、タイトル負けしてるよな。主題歌に関しては(残念ながら)エンヤ最強。……まあ、『王の帰還』を観ればまた印象は変わるかもしれない。以後、観るまでこのサントラは封印。
唯一の(?)救いは、なにやらサントラに封入されているオマケのキャラカード(のようなもの)。私のものに入っていたのは、ゴクリ(みんなゴクリってことはないよな?セオデンとかエレスサール王とかの場合もあるんだよな)。やった、やったよ。わしら当たりだよ!ス、ス、ス!
——裏面はなんと、噂のアンディ・サーキス演じる往時のスメアゴル。そうよ、たんじょうびのおくりものなのよ。わしらが貰ったのよ。ゴクリ。

2004-01-31(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 すみた@中十条
妻の産婦人科通院に付き添って亀戸へ行く。と、待合室は大混雑。二人とも待ってらんないので、佐野みそで梅干を捕獲して亀戸脱出。
気が付くと、東十条に居た。私は久びさにかしわおろしぶっかけ(冷)とかけ。妻はミニ丼セットを天丼ときつねうどんで。彼女はかけ系のうどんは初めてで、つゆが美味いとえらく感動していた。
ミニ天丼の天麩羅を少しわけてもらった。天麩羅はうどん向けに最適化されていると思っていたのだが、タレでいただくというのもまた美味。
■2 「トム・デマルコ講演の個人的メモ」
「wildcatsのボケ・ツッコミは基本でしょっ!」経由。「効率よりも俊敏性(Agile)を求めよ」、俊敏性はゆとりから生まれる、ゆとりを確保するためには、何が必要か、ではなく「何が不必要か」を考えよう、と。最適化から適応へ、というアジャイル陣営のメッセージとも呼応するな。個人的に印象に残ったのは、最後の質問への回答。アメリカでIT業界に若い人が入ってこない、という問題に対して答えて曰く:
でも心配はしないで欲しい。以下の2つの理由がある。
まずひとつめはシステムを作るという仕事は昔も今も変わらず創造的で魅力的な仕事であるということ。ふたつめに、チームワークに関するソフトウェアのアプローチは他のどの仕事よりもユニークであることが言える。かつてのITワーカーといえば、一匹狼でコミュニケーションが下手、そんな人の方が向いている、と言われていました。しかし今は違う。チームを組んでその中でコミュニケーションを駆使してシステムを組み上げることができる人が向いている。そしてそうゆう人は間違い無くこの仕事に魅力を感じるはずだ。
一方、マ板では「新世紀エヴァングラマー」なるFlashがつくられているような状況なわけだが……。


リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










○ きったん [あけましておめでとうございます。今年もヨロです!!]