«前の日記(2004-01-20(Tue)) 最新 次の日記(2004-01-22(Thu))» 編集
RSS feed
Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-01-21(Wed) [長年日記]

■1 recent_trackback3、キター!!

は、早い。anon cvsにも既に反映されている。結果的には、なんだかきたさんをアオるようなかたちになってしまったようで恐縮する思い。

これでTrackBackの見落としも減ると期待できる。嬉しい。既に2件は見逃していたことに先日気づいた*1

続報

デバッグコードが入ったままだったみたい。 rev1.2のanon cvs反映待ち。

Tags: tDiary

*1 リファラでリンクそのものは把握できていた

■2 『映画秘宝』(2004.3)

『王の帰還』大特集で、禁を破って読んでしまった。キリス・ウンゴルの階段がカッコイイ……寺島画伯の挿絵ではフツウに急な階段だったのに。

で、だ。ガースの「『力の指輪』とは一体何だったのか?」の前に頭を垂れる。毎度のことだがファビュラス・バーカー・ボーイズのお二方にはどうやっても敵わないのだなあ、と認識を新たにする。

事実、秘宝ライターは落第しちゃったわけで、せめてシステム開発業界からは落第しないように頑張ろう……。

「『力の指輪』とは一体何だったのか?」

ほんとうはこのことを書こうと思っていたんだよな。寄り道して更新して叱咤激励のツッコミ*1のなかで忘れてしまうところだった。

『ピーター・ジャクソンの指輪物語』には毀誉褒貶色いろあった。けれども、彼の、指輪物語三部作に対する「覚悟」は『旅の仲間』の最初の最初に表明されていた。それを目撃した瞬間に私は「ピーター・ジャクソンの『指輪物語』についていこう」と決めた。

念のためおさらいしておくと、物語の幕開けはこうだ。暗闇の中からタイトル・ロゴが浮かびあがり、ガラドリエルのナレーションが始まる。時間軸は「すべてが終わった後」だ。かのエルフのナレーションは、原作ではエントがガラドリエルに向けた言葉である:

「——世の中は変わりつつありますからなあ。わしは水の中にそれを感じますのじゃ。土の中に感じますのじゃ。空気の中に感じますのじゃ。またふたたびお目にかかることがあろうとは思えませぬわい。」

「世界は退歩している。」「失われゆく魔法を悼む物語である」。ああ、まさしく。で、ここで終わるならフツウの論考だけれど、それを踏まえての結びへの持って行き方が「違うねえ」と思うことしきりである。

Tags: 映画

*1 ありがとうございます!!

■3 『NEON GENESIS EVANGELION』コンセプト・アート

ま た W E T A ワ ー ク シ ョ ッ プ か!!

プラグスーツは、死すべき定めの3次元の住人は身に着けないほうがいいね。「ARTIFACT」経由。

Tags: 映画
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]
たらこせる (2004-01-21(Wed) 22:54)

俺は寺島ウンゴル派だな。で、落下は2ch派か(寺島落下は距離感含めてヘンだぞ)

たらこせる (2004-01-21(Wed) 22:56)

手元に秘宝はあるけどなんでガースからボーイズ敵わないになるのか不明。コメント解放しているのにTrackBackさらしてもいいんではないかと小一時間←これは別問題。

かくたに (2004-01-21(Wed) 22:58)

ウェインには『Brazil』と『Matrix』で完敗しているからでつ。

たらこせる (2004-01-21(Wed) 23:13)

それはBrazilについててめえが騙らなかったからだろ!...世界(虚実含めて)見せられたからっておたおたすんじゃねえよ。てめえの言葉で「エリザベス」「フォーエバーフィーバー」なりに向かった人間がいることにいいかげん覚悟しろよ。


«前の日記(2004-01-20(Tue)) 最新 次の日記(2004-01-22(Thu))» 編集
RSS feed