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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-08-01(Sun) [長年日記] [Edit]

■1 LLW2004発表資料

で、できた……。もっと削らないといけないのだが、時間切れ。(8/2 3:31)

追記

発表資料の在り処がもうWeb上で晒されている。仕事が速い。直リンは:

ちなみに、当日はぜんぜん違う資料を用意したいと構想中。あれでは時間が足りるわけがない。かといって、違う資料を用意する時間があるというわけでもないのだが……。

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2004-08-02(Mon) [長年日記] [Edit]

■1Giving Lightning Talks

Matzにっき」経由。最近ライトニング・トークにデビュウした私としては「自分で読む」しか。今度のLLW 2004もちょっと長めのライトニングトークみたいなものだし。

  • 10分後にはだれも詳細を覚えていない
  • 10分後にはだれも詳細を覚えていない
  • 10分後にはだれも詳細を覚えていない
  • 10分後にはだれも詳細を覚えていない
  • 10分後にはだれも詳細を覚えていない

マントラ!!

■2解剖! Maven2

「死ぬほど簡単」に使えるようになる(予定)のMaven2をソースコード解読結果から解説。まさに解剖。すばらしい。

MavenもDependency Injectionコンテナを採用しちゃっているとは(Field Injection……ええっ?!)。

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本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

ikkoan [はじめまして。Maven2の解剖をしている者です。 トラックバックありがとうございます。 Maven2は個人的にもの..]


2004-08-03(Tue) [長年日記] [Edit]

■1 Pragmatic Project Automation: How To Build, Deploy, And Monitor Java Apps (Pragmatic Starter Kit)(Mike Clark) 『Pragmatic Project Automation: How To Build, Deploy, And Monitor Java Apps』

個人的には非常にグッドなタイミングでAmazonから到着。ちょっとAmazonを見直した。偽ギフト券のスパムを送るばかりが彼らの仕事でもないようだ。

まだ到着しただけで全然読んでいないのだが、めくってみると、ペーパーバックで176頁と薄く、本文のフォントも大きめ。さらにページの両端に余白もたっぷり。これは気軽に読めるな。さすがはPragmaticシリーズ。

個人的には継続的インテグレーションのツールがDamageControlではなくCruiseControlなのが残念だが、現時点ではこれは仕方ない。

追記:ちょっと読んだ。

ツカミはOK、遊び心満載。非常に楽しい書籍。利用するITなツールはAnt + CruiseControl と20世紀の遺物だけれども、書籍のマインドは21世紀。激オススメ。以下、購入のご参考に:

立ち読みできます:

■2 身を切ったバーンダウン: 第2イテレーション期間満了

XP祭り2004のライトニングトークスでの発表時にはバーンダウン途中だった第2イテレーションの期間満了。途中2回のスコープ調整でお客様にプロジェクトドライブのハンドルを大幅に切っていただいて、タスクとしては無事にバーンダウン完了

バーンダウン完了?!

明日はファーストリリース。巧くいきますように。

リリース作業が完了した暁には、箱崎での太田さんの発表を聴きに行く予定。我われが明日、箱崎に居なかったらそのときは、そういうことです……。

考察・補足などなど書きたい気持ちもあるのだけれど、取り急ぎご報告まで(って、誰に対しての報告だ?)。

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kdmsnr [Ant + CruiseControl ってダメなんすか?]

かくたに [ダメじゃないと思います。言葉足らずでした。ただ、私個人としてはその組み合わせはお腹いっぱいです。]

ひが [http://d.hatena.ne.jp/dragon3/20040804#1091630034 も実績ですね。]


2004-08-06(Fri) [長年日記] [Edit]

■1 アジャイルと規律 ~ソフトウエア開発を成功させる2つの鍵のバランス~(バリー・ベーム/リチャード・ターナー/ウルシステムズ株式会社/河野 正幸/原 幹/越智 典子) 『アジャイルと規律 〜ソフトウエア開発を成功させる2つの鍵のバランス〜』

コーチ激推薦の『Balancing Agility and Discipline: A Guide for the Perplexed』の邦訳。

導入部分に「プレリュード」として象と猿の短い寓話(2ページちょっと)があって、これがすごくいい話。泣いちゃった

象と猿は邦訳本のイラストにも採用されている。いい仕事をしているな、と思う。

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本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

TrackBack [http://d.hatena.ne.jp/t-wada/20040806#p1 t-wadaの日記 アジャイルプ..]


2004-08-07(Sat) [長年日記] [Edit]

■1 アウェイで戦ってきたLightweight Language Weekend 2004: 初日

参加して発表してきた。一世一代の賭け(犯罪ともいう)に出たらば思った以上にウケた。取り急ぎ、本日の発表で利用したプレゼン資料(検閲済)を置いておきます。未参加だった方は雰囲気だけでも。PDFで約925KB。

今日は一日の間にうれしいことが幾つもあって幸せだったが、なかでも筆頭は——まつもとさんにウケたことだ*1:

  • 「ぐRuby」「Javaの奇妙な冒険」(爆笑)
  • 「ぐRuby」「Javaの奇妙な冒険」(爆笑)
  • 「ぐRuby」「Javaの奇妙な冒険」(爆笑)
  • 「ぐRuby」「Javaの奇妙な冒険」(爆笑)
  • 「ぐRuby」「Javaの奇妙な冒険」(爆笑)

帰宅して読んだら改めて興奮してきたので感想はまた後ほど。なのでトラックバックも後で。

謝辞

私の感想は別段無くてもかまわないが、これは忘れてはならない:

最初に「発表しませんか?」と声をかけてくださったtakaiさん、LLスピーカーへの手引きをしていただいたmakiさんをはじめとするLLWスタッフの皆さん、(奥さんの)スキャナを(勝手に)私に貸していただいた懸田さん、発表前のネタ練りに協力いただいた某プロジェクトの開発チームメンバ達、本日の発表を最後まで抜群の反応で聴いていただいた皆さんに感謝します。ありがとうございます。

そして、夜中までバカなことをぐだぐだやっている私を支えてくれた妻と、遠からず生まれてくるであろう中の人に感謝を。ただのボンクラである私が10分間だけ(一部の人の)ヒーローになれたのはあなた達のおかげです。ありがとう。

感想

  • まず、発表者集合時刻に遅刻した。そして、トイレに行っている間に発表者移動にも乗り遅れた。すみませんでした。
  • プレゼンは梅澤さんのSqueakに度肝を抜かれた。Smalltalk方面では「何もかもがオブジェクトである」と言葉では知っているのだが、聞きしに勝るインパクト。プレゼンに使っていたツールもMorphic? プレゼンツールでは須藤さんが使っていたRabbitも面白そう。
  • (これは感想じゃないけど)私のプレゼンはOOoからエクスポートしたPDF。OOoのプレゼン実行だと、画像の描画が遅く、フォントもあまり美しくない。インパクトとタイミングが勝負の飛び道具系プレゼンテーターにとって、これは致命的。Acrobat Readerの「全画面表示」を利用するのが今のところ一番しっくりくる。
  • PnutsはGroovyとは目指す方向が違うことがわかったのは大きな収穫。とはいえ、JythonのEclipseとの連携、Pnutsの実行速度がGroovyにとって脅威であることには代わりはない。
  • 「LLを仕事に」のセッションは「Javaオープンソースライブラリを仕事に」と重なる部分(捺印ナビリティと、モチベーション)も多く興味深かった。議論は発散気味だったけれど、LL好きな皆さんの生の声が聞けたのがよかった。
  • 「今日はJavaはアウェイ」Javaなんてうんこ」が「LLを仕事に」セッションの発言者の方がたに使われていて嬉しかった。
  • 前田さんの「ls -lRシェル」のコードが美しかった。
  • プレゼン用PCのOSがWindowsじゃないのはカッコイイ。いつか自分も脱Windowsしたい。OS Xな人も多かった。
  • きったんに会えた。元気そうでなにより。プログラミングも面白いと思うので、是非挑戦してみてね。

(まだ続く)

懇親会

なんだかよくわからない精神状態で、妙な酔い方をして錯乱気味。喫煙者が極めて少なかった。

  • さんにXP祭りでの発表に関連したXP話をうかがう(言語はC++だそうです)。GUI周りのテストの自動化は難しいのだなあ。
  • あと、咳さんからは「そのTシャツって売ってんの?」と訊かれて嬉しかった。売ってます(ボッタクリ)
  • 前田さんにDamegeControlを無理矢理紹介。なにやってんだ…… orz
  • あの(!!)greenteaさんにご挨拶。
  • きたさんとガッチリ握手!!!!
  • refeinさんとも会えました。
  • 書籍抽選会で技評さんのプレゼントに当選。アウェイ参加者として当然のように『Eclipse パーフェクトマニュアル Vol.4』を希望してみた。
  • takaiさん、nekopさん、天野さんと珍しい組み合わせで、さらに一杯ひっかけて帰宅

*1 「ぐRuby」のオリジナルはWRさんだけど。http://www.csus4.net/WR/d/?date=20040724#p01

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

TrackBack [http://smbd.jp/diary/20040807.html#p01 徒然日記 LL weekend LL ..]

きったん [こちらこそ!!^^。お会いできてうれしかったです。「SUNの力があわさってキュイィィィィーン…」、発表はホントにオモ..]


2004-08-08(Sun) 久びさの「なんでやねんed」 [長年日記] [Edit]

■1 Lightweight Language Weekend 2004: 二日目

はじめてお話できた方を中心に感想もまとめて走り書き:

  • かずひこさんに続いてはんばあぐさんにも。はんばあぐさんとはランチで一緒のテーブルに。
  • 「その場でどう書く」はJavaなりGroovyなりで「その場で書いて」みようと思ったんだけど、ペアが居ないのでコードが書けなかった。
  • ついにたださんに声をかけることができたッ!! で、たださんにプライベート・プレゼンするという光栄を賜るつもりだったのだが、イベント終了後にもたもたしていたらたださんは既に会場を後に……。後悔しているのはむしろ私。
  • 久井さん(初日のランチでお隣でした)のGauche-glのライトニングトークが印象的だった。Gauche-glのプレゼンをGauche-glで書く!! カッコイイ。しかも5分間のアニメーションなので、絶対に5分で終わる。いつかまたライトニングトークをする機会があったら、パクろう。
  • 追記: 久井さんとは名刺交換もさせていただいた。ジョブタイトルが「プログラマ」だった。カッコイイ。
  • joesaisanさんからも声をかけていただいた。「だいぶイメージと違うとか言われてちょっとショックだったり」とは言葉足らずで申し訳ないことこの上なし。よもや紅顔の美青年であるとは夢にも思わず言葉を失ってしまったのと、肝心のSFネタは私が薄すぎて話を振ること能わず——イーガンのこととかイーガンのこととか。次の機会にはゆっくりお話をうかがいたいです。
  • 追記: 戸松さんが「君ならどう書く?」の質疑応答で「チームが大事」という旨の回答をされていた。調べ物にとどまらずチーム重要。だが、たぶんこの2日間でチームという言葉を発したのは戸松さんだけでは? チームという概念もアウェイなのかなあ。
  • やたらmixiを開いている人が目に付いた。そんなに面白いのか?ということで興味がわいてきた。
  • smbdさん(ですよね?)にサインさせられた……。新手の褒め殺しだろうか。
  • 懇親会でmakiさんに直接御礼を言えた。魂の美しそうな方でした
  • 追記: makiさんは「Giving Lightning Talks」を踏まえたプレゼンも素晴らしかった。これもいつかマネしたい。ただ、Windows版のOOo1.1.2だとDFほげほげなDynaFontが巧く表示されないので、綺麗なフォントが使えない。StarOfficeなら大丈夫なのかなあ。
  • makiさんに「『日本Rubyの会』主催のイベントでDave Thomasを呼んでください」と5回ぐらい言った。
  • 懇親会では戸松さんともお話できました。「RubyレシピブックのPnuts版を作成している。Groovyでもやってみては?」とサジェスチョンを受けた。PnutsとGroovyの立場と方向性の違いを整理しながら、適材適所で両者を使い分けられるようになるといいね、といった話などなどなどなど。——書いていて思ったのだが、PnutsからGroovy使えばいいのかしら。

文体とか語調がグダグダですが、クタクタなのでご勘弁を。

「その場でどう書く」課題発表

自分用のメモ:

  • Web予定表
    • カレンダーを表示すること
    • その月だけでなく、前後の月にも移動できること
    • カレンダーの日にちを指定して予定を入力/表示できること
    • あとの拡張は自由

全体を通じて

「継続」って何……?

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本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]

Before...

かくたに [初日発表時にお隣だったのにロクに挨拶もせず失礼しました。来年……犯罪者でも出番はあるんですかね?]

kou [わかった気になってもらえませんでしたか... > 継続 やはり,きちんと説明すればよかったのかしら.ぶっとばしたスラ..]

かくたに [いえいえ。関数型の世界は憧れなので。単に私の勉強不足です。来年までの課題ですねー]

 [継続までいかなくてもコルーチンみたいに書けたら楽なときがないかなあ。 と、思ってRindaとDivでちょっと書いてみ..]

G7 [継続の理解は、やっぱり http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/docs/con..]


2004-08-09(Mon) [長年日記] [Edit]

■1 LL Weekend 2004: 一日後

トラックバックページ反応リンク集を読んでいるとなかなかハレからケに戻れないな……。褒められてたりスルーされてたり、勉強になる。Groovyのプレゼンについて、インパクトだけで勝負してしまったので、幾らか補足したいとは思っているのだが、なかなかまとめらない。

それは「リファクタリング」ではない

会場での発言(とくに2日目)やウェブ上の記述で思ったのだが、どうやらLL界でもリファクタリングという言葉だけが一人歩きしちゃってるようだ。単体テストを書かずに行っている「その行為」をリファクタリングと呼ぶのはやめてほしい。「コード整理」とか「再設計」とか、とにかく「リファクタリング」以外の言い回しをお願いしたい。

追記:全ファ連からの援護射撃

bliki_jaの小人(最近サボり気味)としてこの記事にリンクを張ってなかったのは、残念。よって、切腹!!!

ちなみに全ファ連は「全日本ファウらー連絡協議会」の略で、私の脳内にだけ存在する組織。

我々が見たあのプレゼンは、ツールではなく、Objectだったんだよね。Objectを見たわけよ。

抽象クラスとインタフェースが、とかクラスとインスタンスが、とかメソッドのスコープが、とかそんな概念を弄んで「オブジェクト指向」とか言っていた自分を恥じる。心より恥じる。こういう時の気分を表すときの記号こそ、orz なんだろうな。

——もう一度探し出したぞ。何を? オブジェクトを。

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本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

Before...

amapyon [Pythonな方が「リファクタリングしたものを公開する」とかおっしゃってました。きっと、テストコードがつくのでしょう..]

Saisse [リファクタリングをするためにはUnitテストは必須なのですか?リンク先でもファウラーはそういうことは言ってないようで..]

amapyon [リファクタリングにはユニットテストは必須です。 ちょっと強引な考えかもしれませんが、テストコード=仕様、ですので、テ..]

 [コードを進化させる際の一つの局面としてリファクタリングが あるように思います。 リファクタリングはたいてい数分間ので..]

 [言及どもですぅ。調子に乗って更にウダってみました。 http://hpcgi2.nifty.com/guion3/t..]


2004-08-10(Tue) 翌々日に疲れが出るなあ [長年日記] [Edit]

■1 『シュレック2』@錦糸町楽天地シネマ8

前作もそうだが、このシリーズは見た目は歪んでいるようで、根っこは真っ直ぐなところが良い。今回はレイアウトが個人的には気持ちよかった。微妙なサントラも、色いろ疎くなっている私には心地よい。

バンデラスは猫だから別にいいんだけど、ジョン・クリースが似顔絵系CGじゃなかった(そのつもりだったとしたら似てない)のは残念。

エディ・マーフィは今後の映画出演はすべてCGのドンキーとして出たほうが良いと思う。ブレンダン・フレイザーと共演する日が楽しみだ。

Tags: 映画

■2 LL Weekend 2004: 二日後

プレゼン戦略は、少し前にはぶさんの日記で読んだやりかたで乱暴に整理。かなり我流なので使い方間違っているかも。軸は「Javaへの関心がある/ない」「ジョジョへの関心がある/ない」の2つ。これで象限が4つができる。それぞれに対する態度を決める: ターゲット分類

  • 第1象限: Groovyという言語を認知してもらう (興味を持てば詳細はググってもらえるか)
  • 第2象限: エイジャの赤石 == Ruby! (メインターゲット)
  • 第3象限:「捺印ナビリティ」というキーワードの宣伝 (自分ではキャッチーだと思っていた)
  • 第4象限: 誰からも好かれるとは思うな (今回はご縁がなかったということで……)

あと、すべての参加者に対して「ライトウェイトじゃないよ。アジャイルだよ」というメッセージも声に出したつもりだったのだが、飛び道具の所為で誰も覚えてない罠。諸刃。

加えて、最初に自己紹介した甲斐もむなしく:

私の名前はおぼえてもらってなかったり。あくまで目的は「Groovyの認知」なので致し方ない。

そして回顧(retrospective):

回顧

さて。これで憑き物が落ちた。明日から平常運転。

おまけ:「Lightweight Language WeekendだとJavaはアウェイなのね.

で。コーチと一緒に、上でやったように2軸で「アウェイとは何か?」をもう少し突っ込んで定義してみようとしたら、案の定、収拾がつかなくなった:

アウェイとはどういうことか?

難しい。

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2004-08-11(Wed) 名前重要 [長年日記] [Edit]

■1リファクタリングをするためにはUnitテストは必須なのですか?」: ファイナルアンサー

必須です。以上。以下、枝葉末節のことながら——『リファクタリング』の91頁からの引用:

リファクタリングにはテストが必須です。リファクタリングしようとするなら、テストを書かなければなりません。

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2004-08-12(Thu) [長年日記] [Edit]

■1 オースティン・パワーズ:デラックス<DTS EDITION> [DVD] MOJO (Maven Java Objects)

POJOの向こうを張って、ということなのだろうか? ネーミングに乾杯、である。Oなんて飾りです。読み方はもちろん「モゥジョゥ」で決まり(POJOの読み方に同じ)。

■2 大仏はアオリだよね、フツウ横浜行って鎌倉行って横浜に戻ってから家に帰ってきた

面白かったけど、くたくた。20円払って入った大仏の胎内*1がカッコよかった。

*1 観音だけでなく大仏も胎内なのか

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2004-08-15(Sun) C66欠席 [長年日記] [Edit]

■1 モツァレラマッシュルームバーガーFIRE HOUSE@本郷三丁目

モツァレラマッシュルームバーガー。店の雰囲気が気取りすぎていなくて過ごしやすい。妻はアボガドバーガーを食べていた。

■2 狛犬も子連れ水天宮

今日は涼しかったので、今更ながら安産祈願。家族・身内用お守り一式1500円。人の不安につけこむ商売は好きじゃない。

けれど、狛犬が子連れなのはいいな、と思う。

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2004-08-17(Tue) [長年日記] [Edit]

■1 サボっているわけではないのだが

会社バレどころか業界バレ*1して色いろ書きづらい。ウェブロな人とはお互い様だし、時折リファラ/TrackBackを通して微温的な交流はできる(メリット)。他方で、業界的なヲチに晒されるというの点もある(デメリット)。

また、LLWeekend2004からこっち微妙にアクセス数が増えているし、ついに夏厨までやって来てしまった

こうなってくるとスタンスは「日記」から稍「ブログ」寄りにならざるをえない(結果、mixiに引きこもる、とか?)。基本的にチキン野郎だし。C66欠席だし。

追記:とか書いたそばから

フルネームでググられてるしよォーッ!!!(現在JoJo読み返し中につき、ちょっと荒木文体)

*1 バレて困る業界でもないけどさ

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本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

高嶋@ゲルマン [面白がって、会社名+部署名+フルネームでググったろうかどうか思索中。ググりもとのISPって分かるのでつか?]

かくたに [8月から部署かわりました :-)]


2004-08-18(Wed) namazu検索復活 [長年日記] [Edit]

■1 斯界では一体なにが起こっているのか?

Eclipseシリーズが続ぞくと登場している:

Eclipse: Building Commercial-Quality Plug-Ins (Eclipse Series)(Eric Rubel, Dan Clayberg) 『Eclipse: Building Commercial-Quality Plug-Ins』

タイトルも大きく出たが、内容もデカイ。821頁?!——って、以下のプリントアウトなの?


Official Eclipse 3.0 FAQs (Eclipse Series)(John Laffra, Chris Arthorne) 『Official Eclipse 3.0 Faq』

3.1M1が出てしまって、えらく賞味期限の短い本じゃのう、と思っていたら:

Safariとでも呼べばよいのか。あー、そういや今月はSafariにログインしていない。

■2 本棚.org

ちょっとイジってみた。面白い。ぼちぼちダラダラと続けていきたい。

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2004-08-19(Thu) [長年日記] [Edit]

■1 暑さがぶり返したからだろうか?

220.24.56.20(YahooBB220024056020.bbtec.net)の人が、なんだか2003/02/15の記述が気に食わなかったらしい。ツッコミ欄が爆撃された。以下、爆撃の記録:

  • お前監督じゃないくせにそんな生意気な事言ってるなよ!そんなに文句があるなら、ピーター・ジャクソン監督に直接言えよ!ここで書かれていると「ロード・オブ・ザ・リング」ファンにとっては、マジでウザいから!
  • お前100%「ロード・オブ・ザ・リング」ファンじゃないだろ!
  • お前のせいで「ロード・オブ・ザ・リング」を見る気が少し無くなってしたし!
  • お前死ね!文句しか言わないお前死ね!
  • さっさとここを閉鎖しろ!
  • お前のせいで3番目に書いた所間違ったし!
  • さっさとここを閉鎖しろ!本当にウザいから!

夏だなあ。私は『指輪物語』とピーター・ジャクソンのファンではあっても、「ロード・オブ・ザ・リング」ファンではないのだなあ。

釣られてうっかり言及してしまった。反省反省。

追記

さっそくひがさんにテンプレとして使われた模様。光栄です。

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本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

kdmsnr [テンプレ化の予感。 「お前100%○○ファンじゃないだろ!」]

たらこせる [結局、〜20の人、観てないんでは?しかも「二つの塔」のほうかよ...。]

かくたに [アクセスログを解析したら、私んとこには「オリファント」で検索してやってきていた模様。なぜオリファント……]


2004-08-20(Fri) [長年日記] [Edit]

■1 「標準化進む新スクリプト言語“Groovy”(J2EE Watch [3])

一部で話題沸騰の記事。LL Weekendの中で、マイナーさでは一、二を争う言語」だった(過去形。まつもとさんにもキーワード「ぐRuby」刷り込みに成功)我らがGroovyだが、業務系IT情報のアオリでは抜群の@ITに登場、である。これでまた捺印ナビリティ++、か?

J2EEとは直接関係ないのに取り上げてしまう心意気に感服。JSR方面はMLもWikiもヲチしていない私としては、J2EE云々よりも今回の記事タイトルにある標準化の進捗について言及されていないのが寂しい。

ちなみに日経ITProには既に「Java開発者の手で作られた新スクリプト言語『Groovy』に高い関心」としてJavaOne2004関連で記事になっている。

また、近ぢか捺印ナビリティ系Java雑誌にもGroovyの記事が掲載されるとの噂もある。いよいよホームでの戦闘開始、である。 うちの会社(というか俺とKKDさんだが)でも勝手に推していくことにウェブロ上で決定(捺印してもらってない!!)。

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2004-08-24(Tue) [長年日記] [Edit]

■1 Refactoring to Patterns (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))(Joshua Kerievsky) 『Refactoring to Patterns』

キター!!だけでは申し訳ないので、読んでないけど軽く紹介をば。PDF立ち読み(第2章)もできる。名著の予感、というか名著決定。今後は、本書に目を通さずに「アジャイル開発におけるシンプルな設計とは何か?」について発言しないほうがよさそう。

Ward Cunningham 推薦のことば

書籍の最初に、ギョーカイ著名人による推薦のことばがズラズラとならんでいる。なかでも、Ward Cunninghamのことばは書籍裏表紙にも引用されていて、コーチが「これぞパズルの最後のパーツだ!!」と激しく反応していたのでここでも引いておく:

Now the connection between software patterns and agile development is finally told.

「ついに今やソフトウェアパターンとアジャイル開発との繋がりが示された」といった雰囲気だろうか。私の英語力はアレなので、正確にはどうなのかわからないけれど。

といっても、これだけではどんな本だかわからないので(って書籍タイトルがすべてを言い表しているのだが)、以下でPreface最初の2節を超訳してみる:

この本は何?

本書はリファクタリングとパターンとの融合(marriage)についての本だ。リファクタリングとは既存コードの設計改善プロセスであり、パターンとは繰り返し発生する設計上の問題に対する古典的な解決策である。『Refactoring to Patterns』が提示するのは、新規設計の早い段階でパターンを使うよりも、既存コードの設計を改善するためにパターンを使うほうがよい、という考えだ。この考えが適用できるコードは、書かれたのが何年前であるとか何分前であるとかを問わない。パターンを利用した設計の改善を可能にするために適用するのが、一連の低レベルの設計変換手順(sequences of low-level design transformations)であり、それはリファクタリングとして知られているものだ。

この本のゴールは?

本書は、読者が以下のことをできるように支援する:

  • リファクタリングとパターンを組み合わせる方法を理解する
  • 既存コードの設計をパターン指向リファクタリング(pattern-directed refactoring)で改善する
  • パターン指向リファクタリングを必要とする箇所を認識する
  • なぜ、新規設計の早い段階でパターンを使うよりも、既存コードを改善するためにパターンを使うほうがよいのかを学習する

これらのゴールを達成するために、本書では以下のフィーチャを用意した:

  • 27のリファクタリングカタログ
  • 現実世界(real-world)のコードに基づいたサンプル(おもちゃのコードではない)。
  • パターンの記述(現実世界でのパターンのサンプルを含む)。
  • 臭い(smells。つまり、問題)のコレクション。臭いのするところパターン指向リファクタリングの必要あり、である。
  • 同じパターンを実装する複数のやり方のサンプル
  • いつパターンへリファクタするのか、いつパターンへのリファクタを意識するのか、あるいは、いつパターンから離れるべくリファクタするのかのアドバイス

以上、超訳終わり。

赤と黒の栞

このセクションは私のダベり。『PofEAA』と違って初版から栞が埋め込まれている。MFシグネチャーシリーズのテーマカラーに合わせた赤と黒の2本1セット。小粋で強気だな。このシリーズは売れてるのかなぁ。

追記:RtP Wiki

kdさんにお願いして、Wikiを用意してもらった。URLの'「RtP」はarton師父がゴッドファーザーである。お買い上げありがとうございます(1冊目は何だったのだろう)。

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Before...

太田@会社 [次々と読むべき名著がまた一つ・・・キューイングされすぎです。]

高嶋@ゲルマン [お前、100%「パターン指向リファクタリング」ファ(以下割愛)。 誰が訳すんだろう。知ってる〜?]

TrackBack [http://d.hatena.ne.jp/kennak/20040825#p7 WeBLoG [メモ] コピペ -..]

かくたに@100%ファンです!本当のことですから! [↑ちうか、そもそも訳す予定あるんですかね? PofEAAは翔泳社から出るそうですが。]

arton [http://www.kakutani.com/20040803.html#p01 です。でも読んでないので何も言え..]


2004-08-27(Fri) [長年日記] [Edit]

■1 私の居るプロジェクトで活用しているTDDノウハウが絶賛流出中

名付けてTDDer養成ギブスコーチとペアプロを始めた初日の作業はこれだったナァ(遠い目)。

このギブスをつけて1ヶ月もペアプロすればTDDerの入り口に立てる。TDDerの星への道程は遠い。

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2004-08-29(Sun) [長年日記] [Edit]

■1 東京ファンタ2004:スケジュール

例年より2週ほど早い開催、ということは東京国際映画祭のプログラムとの兼ね合いを考えなくてよいのか。もはや走っていける距離ではなくなっているし、これでいいのかも。

映画秘宝ジャッカスまつり、タイ映画オールナイト、樋口チャンpresentsに参戦希望だが、タイ映画はオールナイトなのか……。

■2 『Programming Ruby 2nd Ed.』『Programming Ruby (2nd. Ed.)』

達人がRubyの本を出されるようです/どんな本になるんだろう!」って、 まつもとさんが「10月にPickaxe本こと『Programming Ruby』の第二版が出ることが決定した」と書いてましたよ、とかそういうことではなく?

表紙に一目瞭然なように、第2版は達人プログラマーブランドの模様。コード=カタを載せるとか載せないとか言ってるように私には思えたのだが、どうなんだろう(是非載せて欲しい)。

「新規コンテンツ200頁以上」、「Rubyのwebツール、ユニットテスティングプログラミングの哲学についてより詳しく学ぶ」というのが気になる。

全864頁。2004/10/03発売予定。(Amazon).comによれば$44.95で予約可。\1.co.jpではまだ犬ッコロのエラー画面。 第2版もapt-get installできるようになるといいな。

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kdmsnr [うむむ、時間を超えて話題を結びつける能力が衰えております。]

まつもと [第3版が出たら第2版は公開すると言ってました。]


2004-08-31(Tue) 『ジョゥジョゥ』全80巻+2、読み直し完了 [長年日記] [Edit]

■1 アジャイルと規律 ~ソフトウエア開発を成功させる2つの鍵のバランス~(バリー・ベーム/リチャード・ターナー/ウルシステムズ株式会社/河野 正幸/原 幹/越智 典子) 『アジャイルと規律』の奇妙な冒険

著者まえがき

 はっきり言うと、この作品のテーマはありふれたテーマ——「生きること」です。
 対照的なふたつのプロジェクトを通して、ふたつの生き方を見つめたいと思います。
 「アジャイル」と「アジャイル以外のもの」とのバランスを通して、人間賛歌をうたっていきたいと思います。
 この作品がみなさんに喜びを与え、気に入ってもらえますように。
——それでは、どうぞ。

人間賛歌

 PST/TSPとXPのいずれにおいても、おそらく最も重要である人的な要因は、エンリコ・プッチ神父が言うところの「覚悟」、ウィル・A・ツェペリ男爵が言うところの「勇気」であろう。(p.104)

「猿(モンキー)に大規模プロジェクトが回せるか——ッ!!」「おまえはメタファの国のモンキーなんだよ、ジョジョォォォォ————ッ!!」

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たらこせる [名付けのための努力か?>80巻読破。俺も先月独身生活時代にJガイルのとこまで読んだ。]


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