2004-06-03(Thu) 生存報告 [長年日記] [Edit]
■1 Unix / JVM
- C言語 / Javaクラス
- make / Ant,Maven
- シェルスクリプト / Groovy
■3 Lightweight Language Weekend 2004
万難を排して行く!! Pコード:983-377
2004-06-04(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 Seasar.orgリニューアル
洗練された雰囲気。英語版が用意され始めたのが嬉しい。
Sessar2な仕事がありそうだったんだけど、惜しいことに無くなっちゃった。といっても、この流れは必然なので、いずれ機会はあるだろう。
■2 「「蹴」「撫」「苺」など、新たに人名漢字580字加わる」@/.jp
いちおう他人事ではないのだが、我が家はネオ万葉仮名的感性から隔たること幾光年なので大勢に影響はないだろうなあ。
いままでの長くは無い人生の中で、少なからぬ回数の名前をつけてきて、今は仕事で日々様ざまなデータ構造や振る舞いに名前をつけ続けているわけだが、今回ほど難しくかつ責任を伴う「名づけ」もない。身の引き締まる思い。
2004-06-08(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 クローラが来てtDiaryのcacheが生成されるや否や、サーバ容量上限に到達する。ロクに更新できない。
■2 「Lightweight Language Weekend 2004」チケット調達
ファミリーマートにて。Pコード:983-377
2004-06-09(Wed) [長年日記] [Edit]
■2 ノーキャッシュ
自分の財布の中身ではなくて。
青木さんやきたさんところで話題になっていた頃は「自分には関係ねーなー」と思っていたので、すっかり忘れていた。
tdiary.conf直書だと設定画面の設定をイジると消えちゃうので、もうちょっと調べて導入しようと思います。久しくtDiary本体/プラグインは追いかけてないから勘所がつかめない……。
2004-06-10(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 「ダイコン時代の設計手法 - ロジックをどこに置くのか」
酔っ払ったときに私がtakaiさんといつも話していたのはこの話題。
そうはいっても「Tell, Don't Ask」的な手法を取り入れる余地はあると思う。が、私にはサービスに置くべきロジックと、エンティティに置くべきロジックの判断基準も示せなければ、各々のロジックを示す名前もつけられないので、言葉が続かない。時間ができたら少し他人の褌で独り相撲をとろうかな、とは思っているけれど。
私のことはどうでもよくて、ひがさんによるこれら「実践ダイコンシステムデザイン」、というか「Expert One-to-One DICon Design and Development」(まさにOne-to-One!)のシリーズは必読。
■2 Safariに入ったらmanningが充実する罠。
MEAP*1なんてのも始められてしまった。Amazonでの購入すらためらわれる。Safariで書籍費削減の野望は潰えてしまうのか……。
Manningのサイトでのラインナップをみると、イキオイがあるなー、と思う。
Safariトークンの謎を解く
わーい。貧乏性なので、ビビってまだひとつも使ってなかったので、助かりました。規約ちゃんと読め、って感じだが。
*1 Manning's Early Access Program。出版前に読めたり色いろあるようだ。
■3 「ダイコン時代の設計手法 - 例外処理」
otsukaさんのところに寝ぼけたコメントをなすりつけたりしているので、以下も寝言のようなものだが:
折りしもIBM dwにも「Java theory and practice: The exceptions debate」が出ていたところ(「Javaの理論と実践」シリーズなのでいずれ翻訳されるでしょう)。検査例外派、実行時例外派、中庸派と整理されている。
私は「catch禁止。間違いない」とまでは踏み切れない、中庸派という名の日和見主義者なので、catchしたうえで機能としてやることがある(再実行とか、プレゼンテーションに特殊な表示をさせたいとか。項目40*1参照)のなら、検査例外を使いたい。といっても、この場合は注意深く設計する必要があって、うっかりすると項目39*2違反になってしまう。状況によっては設計者間での意思疎通のコストもバカにならない(これは分岐か?例外か?)。つまり、「よほど例外の設計に自信のない限り」のケースなわけだ。道理で。火傷したこと一度ならず。
ちなみに上記の「項目:nn」は『Effective Java』。イマドキはこのあたりに関しても、もっと良い(というのは日本語が読みやすい)書籍はあるのかな?
■4 higaさんによるダイコン時代の設計方法 - tpircs
tpircsさん作成(偉い!!)。
2004-06-11(Fri) ヘタレは死なず。ただうなづくのみ。 [長年日記] [Edit]
■1 「日本にはひがさんがいるので、ロッドジョンソンはいらないな」
メモラブル・クォート。加えて、私の気持ちを代弁してくれている(と思いこんでいる)のが:
「同意。したがってある意味においては相当口惜しいような感じ」。
口惜しい感じ。そうそう。
で。名前が欲しくなっちゃう部分が:
- MVCでいうとMとCの微妙な境目、BCEなら文句なくCの部分
そしてそして、だ。
ビジネスルール(集)というのは、ビジターのようなもの(パターンではなくオブジェクトの分割手法として)を想像すれば良くて、(この場合エンティティの)外部のオブジェクト(1対多である)なのだが、ある特定の(この場合エンティティの)オブジェクトに対する操作の権限を持っていて、それを組み合わせてエンティティ自身に実行させる(のはコントローラの役割)
あうあう。誰かパラフレーズしてくれまいか。
■2 「Web時代の構造化技法をやるためのインフラをOOPで作りますた! それがダイコンでつ!!」
ドーーーーーーーーーーン!!!
だからさ〜、ERD書いて正規化さえすれば業務アプリはOKなんだよなんてうそぶいてる似非DOA屋さんは、ぼちぼちすっこんでろってこった。
ドーーーーーーーーーーン!!!
2004-06-14(Mon) ヘレナボム撮るのに必死だな [長年日記] [Edit]
■1 『ビッグ・フィッシュ』@日比谷スカラ座2
『ブラザーフッド』の試写状が来ていたので、定時で逃げるように退社して会場に向かったらば「完全お立ち見です」。歩留まり考えて試写状バラまけよ!
なので急遽、妊娠7ヶ月の妻と一緒に今頃『ビッグフィッシュ』。 『キューティーハニー』も『下妻物語』も『パッション』も『ドーン・オブ・ザ・デッド』も『レディ・キラーズ』 も未だ観ることができていなくて、死んだも同然だが、人生こんな時期もある——と思い始めて幾星霜。いつか、かつてのような日々を取り戻すことができるのだろうか?……などと無闇に自らの来し方を想起せざるを得ない作品なわけだが、そこは措く。
月並みだけれど、ティム・バートンが「人生に、こんなに びっくりできるんだ」となっていることにびっくりした。「映画を観てはいけない。映画になるんだ!」派としては、墓地のエピローグは蛇足と言うしかない。サーカスの巨人の双子のブシェミの虚実皮膜なんかどうでもいいのだ。問題はそこじゃない。親父が映画になった瞬間の私の涙と鼻水を返せ。
ときに、ジェダイのネクタイは『ナイトメア以下略』風の柄ではあったけど、そのものズバリではなかったような。お遊びで時代考証的を破綻させることはないかな、と思ったり。
2004-06-18(Fri) [長年日記] [Edit]
■1
アナリシスパターンWiki
一周遅れの、と書くと語弊があるな——再評価の季節到来? このWikiにはどうやって絡んでいけばいいのかな……。
画像は私の保有する、無駄にボロボロなアナパタ本。カラー画像。内容はあまり身についてない……。
あまりに翻訳が(私には)難しくて、うっかり原著も買ってしまったのだが、御守*1と化していることをここに告白しておこう。
*1 持っていることでご利益があると勘違いしている状態
■2
ソフトウェアパターン勉強会 第6回:「ホスト系技術者をOO技術者に変身させるためのパターン
ホモ・サピエンスはパターン認識生物だ、とパーカーボーイはいう。それは才能でもあり、罠でもある。(『パターン・レコグニション』/ウィリアム・ギブスン)
自分がイッパイイッパイで、参加する余裕がなかったことを激しく後悔。上手さんの発表資料がすごい。プリントアウトをトイレに貼って全文暗記したい。
2004-06-19(Sat) [長年日記] [Edit]
■1
『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』
もうね、香港の正月映画かと。
■2
『大阪ことば学』
妻に読んでもらうべくジャケ買いだったのだが、ディアスポラの大阪人である私にとっても面白かった。『ライト、ついてますか』ならぬ「かみます」。アジャイルな大阪人と大阪弁の魅力を情緒に傾きすぎることなく綴る語り口に好感。
ふるさとは遠きにありて想うもの、とはいえ中の人は出てきた暁には定義により関西人ではないのだなあ、と思うと感慨深い。私もずいぶんと遠くへ来てしまった。
2004-06-21(Mon) [長年日記] [Edit]
■1
『リーンソフトウエア開発』
『Lean Software Development: An Agile Toolkit』の翻訳。2004/07/21発売予定。原著がAmazon価格4,000円オーバーなのに対して、2,520円とお値頃でございます。(後でもうちょっと補足するかも)
2004-06-23(Wed) 「わたしが知っている歴史の唯一の定数は、変化です。—— [長年日記] [Edit]
■1 と、ギブスンを我田引水。
■2
『XPエクストリーム・プログラミング入門—ソフトウェア開発の究極の手法』
仕事で必要になった(!!)ので、改めて原点に立ち返るべく読み直し。ここ数年の間に学ぼう、身につけようとしてきたことのすべてがここに書いてあるという罠。自分はアジャイル守破離の「守」にも達してないのだなあ、と再確認。
また、この書籍は薄いことと薄いことと薄いことが素晴らしい。一方、この書籍(というよりは翻訳書)の悪いところは以下略。
ゴールへ向かうには自動車で行こう。チョロQではなく。
「バカが征く」の少し前のエントリをコピペ:
あれ? XPって誤解されてる? XPほど顧客が有利でプログラマが身勝手できないのはないんですけど。 プロジェクトが自動車なら、顧客は運転手っていうたとえがあります。プログ ラマはプロジェクトの進捗具合を運転手に伝えるハンドル。ハンドルが自らの 意思で方向を決めることはありません。 硬直した計画ドリブンのヤツっていうのはチョロQみたいなもんですよ。最初 は顧客が車を引っぱりますけど、手を放したら勝手にどっかに行っちゃう。 もちろん、XPだと顧客の負担は増えますけど。でも、それはもともと顧客が決 めるべきことを開発側に任せちゃってるのがおかしいわけで。 -- で、チョロQを真っ直ぐ走らせるためにアレやコレや縛りを入れるっというの もあるんですけど、そういうコストがバカにならないし、気分も悪いし、止め ようぜ、という話もあります。
2004-06-30(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 日記復活&URL変更&屋号変更
サーバ移行ToDoはまだまだ残っているけれど、日記と翻訳記事をどうにか復旧。ついでに日記のURLも変更。
tDiary 2.0リリース&サーバ移行を機に、念願であったtDiaryをトップにした。
屋号も実態にあわせて、いちばん最初に使っていた「角谷XHTML化計画」に戻しました。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










○ arton [それはおめでとうございます。で良いのかな?]
○ かくたに [ありがとうございます!!]