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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-06-10(Tue) [Edit]

■1 Struts 1.1RC2リリース

Validatorはちゃんと動くようになったかしら。って、リリースノートが出てるのか。

Tags: Struts

■2 Lightweight Language Saturdayに申し込んでみる

プログラム概要を見ただけでお腹いっぱいだ。

Tags: Ruby

■3 「著者インタビュー:北野勇作先生」

カテはこれでいいのかなあ。

怪獣のほうが好きですね。怪獣っぽい動物は好きです。

——果たせるかな!!

Tags: 書籍 電網

■4 Amazonからオススメされた洋書

『:Reloaded』のサントラ買ったからかなあ:

いずれもタイトルは面白そうではある。が、前者は『隣のサインフェルドと哲学』とか『ザ・シンプソンズと哲学』といった「ポップカルチャーと哲学」シリーズの第3弾なのか(編集者も同じ)。アメリカ版「謎本」? 翻訳されてるレビューを読むと:

……興味深い部分もあるにはあるが、あまりに無味乾燥でアカデミックなところが多く、映画のファンの多くにとってはアクビをもよおすものでしかないかもしれない。

と。出版年月をみると(当然だが)『:Reloaded』以前だし、見送りだな。

Tags: Matrix

2004-06-10(Thu) [Edit]

■1ダイコン時代の設計手法 - ロジックをどこに置くのか

酔っ払ったときに私がtakaiさんといつも話していたのはこの話題。

そうはいっても「Tell, Don't Ask」的な手法を取り入れる余地はあると思う。が、私にはサービスに置くべきロジックと、エンティティに置くべきロジックの判断基準も示せなければ、各々のロジックを示す名前もつけられないので、言葉が続かない。時間ができたら少し他人の褌で独り相撲をとろうかな、とは思っているけれど。

私のことはどうでもよくて、ひがさんによるこれら「実践ダイコンシステムデザイン」、というか「Expert One-to-One DICon Design and Development」(まさにOne-to-One!)のシリーズは必読。

■2 Safariに入ったらmanningが充実する罠。

MEAP*1なんてのも始められてしまった。Amazonでの購入すらためらわれる。Safariで書籍費削減の野望は潰えてしまうのか……。

Manningのサイトでのラインナップをみると、イキオイがあるなー、と思う。

Safariトークンの謎を解く

わーい。貧乏性なので、ビビってまだひとつも使ってなかったので、助かりました。規約ちゃんと読め、って感じだが。

*1 Manning's Early Access Program。出版前に読めたり色いろあるようだ。

■3ダイコン時代の設計手法 - 例外処理

otsukaさんのところに寝ぼけたコメントをなすりつけたりしているので、以下も寝言のようなものだが:

折りしもIBM dwにも「Java theory and practice: The exceptions debate」が出ていたところ(「Javaの理論と実践」シリーズなのでいずれ翻訳されるでしょう)。検査例外派、実行時例外派、中庸派と整理されている。

私は「catch禁止。間違いない」とまでは踏み切れない、中庸派という名の日和見主義者なので、catchしたうえで機能としてやることがある(再実行とか、プレゼンテーションに特殊な表示をさせたいとか。項目40*1参照)のなら、検査例外を使いたい。といっても、この場合は注意深く設計する必要があって、うっかりすると項目39*2違反になってしまう。状況によっては設計者間での意思疎通のコストもバカにならない(これは分岐か?例外か?)。つまり、「よほど例外の設計に自信のない限り」のケースなわけだ。道理で。火傷したこと一度ならず。

ちなみに上記の「項目:nn」は『Effective Java』。イマドキはこのあたりに関しても、もっと良い(というのは日本語が読みやすい)書籍はあるのかな?

*1 項目40: 回復可能な状態にはチェックされる例外を、プログラミングエラーには実行時例外を使用する

*2 項目39: 例外的状態にだけ例外を使用する


2006-06-10(Sat) [Edit]

■1 RubyKaigi2006: 1日目

(本日のエントリはインクリメンタルかつイテレーティブに更新されます。また、予告なくリストラクチャリングされることがあります:)

06:00

ついにこの日が来てしまった。始まる前から反省点多数。昨日はRubyistの密度が猛烈に高い時空平面を体験した。

10:00

会場。段取りがグダグダ。泣きそう。トランシーバの使い方がまだわからない。

12:20

昼ごはんを食べることができた。すばらしい。

18:29

Matz

19:02

DHH

20:30

初日終了。明日も頑張るぞ、と。途中経過については「あとで書く」。

■2 世界に一台しかないMacBook

MacBook

MacBookPanel


"Write Less Software"!!

はじめて「人力検索はてな」を使ってみた

「必死だな(プ」なので、なりふりかまってられません。はてなポイント買えばいいんでしょ、買えば:

http://q.hatena.ne.jp/1150093790

RubyKaigi2006の懇親会で買ったばかりのMacBookにMatzとDHHに油性サインペンでサインをしてもらいました。Ruby信者としてこのサイン達を可能な限り長く残したいと思っています。そのためのサインの保護手段としてはどのようなものが考えられるでしょうか?
軽く周囲に聞いたところフィルムを貼るとか、クリアラッカーなるものを使えば良いとか、Appleの営業の人にはファイバーなんとかがいいんだよとか教えられました。
私自身はこうした方面の知識はゼロなので、皆さまのお知恵を拝借したいと思っています。なお、MacBookのパネルにはあと2箇所、サインしてもらえそうな余白が残っています。ここにはいつかDave Thomasと_whyにサインしてもらおうと思っていますので、そうした拡張を制約としたうえでの最適解を求めています。よろしくお願いします。

Appleの営業のひと回答は、一般のApple製品ユーザにとっても役に立つと思います。

「仕事の報酬とはそういうもので、本当の価値はやったことの中にある。」

あのid:essaさんに、自分のとった行動の意義を語ってもらうのみならず、ねぎらいの言葉をいただけなんて夢のようだ

角谷さんは、(少なくともMacBookの寿命が尽きるまでは)毎朝仕事道具を手にするたびに、この呪文を読んでこの発表を想起できるわけで、それ一つとってもこれは凄い財産かもしれないですね。

流れよ我が涙……。

本日のツッコミ(全47件) [ツッコミを入れる]

Before...

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2007-06-10(Sun) 日記を更新する日付を間違えた w/ damaged brain [Edit]

■1 RubyKaigi2007 1st day

大きなトラブルなく、懇親会まで終わらせることができてよかった。懇親会の最後で挨拶させられたような気がするが、何をしゃべったのかまったく覚えてない。

今日は、Tim BrayにMac BookとWiiリモコンを貸してあげた。スライドの日本語化は、mputさんやささださんのツッコミを踏まえてレオさんが作業したものを、最終的に私がKeyNoteとして体裁を整える作業をした。時間の制約上、ベストと呼べる仕事ではなかったけれど、聞いていた方の理解の一助になっていれば嬉しいです。

明日は、皆さんの目に見える私の仕事は、John Mettrauxの"OpenWFEる"のスライド日本語化作業の仕上げと、Dave Thomasの基調講演のスライド日本語化。緊張するなあ。スライド翻訳の詳細なクレジットは、また後日。

RubyKaigi2007 セッション伍 LT2 平鍋 健児(速報版)

Akiyah特派員が撮影したものが公開された。早い。銅鑼はid:amapyonので、タイマーがAkiyah作。壇上は上司の上司の上司。

個人的には、企業とコミュニティとの関わり方を考えたくなった5分間だった。

LT時のIRCログ

きっちりRubyistの心をつかんでた模様です:

17:55:09 <unak> 平鍋健児さん
17:55:16 <otsune> LT2. 平鍋 健児
17:55:16 <ujihisa> 画期的だ
17:55:18 <unak> 角谷さんかな
17:55:22 <dara> AWAY感
17:55:29 <ujihisa> away感重要
17:55:30 <ymitsui> 手書きスライド
17:55:35 <unak> 角谷さんの上司の上司の上司
17:55:45 <dara> ソフトウェア=アイディア+コミュニケーション
17:55:49 <ujihisa> おお、ライブだ
17:55:51 <znz_r> 紙ベースなのか
17:55:52 <unak> その場で書く
17:55:58 <muscovyduck> マインドマップ
17:55:59 <unak> Ruby + Agile
17:56:13 <ujihisa> はやいっ!
17:56:14 <ujihisa> うまいっ!
17:56:14 <tommy__> すげぇ
17:56:15 <unak> 絵がうまい
17:56:30 <ujihisa> 平鍋メソッド
17:56:31 <tommy__> うまい
17:56:36 <unak> なんかクレイアニメみたい
17:56:39 <ko1__> これはログ取れないか
17:56:44 <muscovyduck> 絵を描いていくプレゼン
17:56:46 <ujihisa> 音がリアル
17:56:49 <diff__> はえー
17:56:56 <ko1__> ほんと絵がうまいね
17:57:06 <unak> マジで文字で説明不能
17:57:18 <unak> ソフトウェアはアイデアとコミュニケーションからできている
17:57:30 <muscovyduck> プランニングゲーム
17:57:31 <unak> 開発現場の紹介
17:57:35 <unak> スタンダップミーティング
17:57:37 <otsune> 水森亜土メソッド?
17:57:45 <tommy__> 「マインドマップ」
17:57:45 <unak> 著書 : マインドマップ
17:58:09 <unak> 大規模開発を工学+管理と考えがち
17:58:10 <tommy__> 工学+管理 ではない
17:58:10 <ujihisa> 上から貼るメソッド
17:58:15 <znz_r> 証明落とさないの?
17:58:17 <tommy__> アイディア + コミュニケーション
17:58:21 <znz_r> 見えにくい
17:58:24 <kaoru> http://amazon.co.jp/o/ASIN/4822283143/443-22/
17:58:30 <unak> 昔のビジネスは
17:58:33 <znz_r> 照明
17:58:37 <unak> 市場調査、発注、リリース
17:58:47 <ujihisa> inner loop
17:59:03 <muscovyduck> プレゼンうまいなあ
17:59:05 <unak> 開発サイクル短くなった
17:59:18 <unak> オープンクラスな言語
17:59:19 <ymitsui> Bussiness, Process, Framework, Language
17:59:22 <unak> オープンなフレームワーク
17:59:26 <unak> オープンな開発プロセス
17:59:28 <unak> オープンなビジネス
17:59:39 <unak> Web2.0、Agile、RoR、Ruby
17:59:48 <ujihisa> 手を使うプレゼン
17:59:59 <tommy__> なんで紙くしゃくしゃ?
18:00:00 <unak> 余った時間でショートコント
18:00:22 <unak> おわり
18:00:27 <kaoru> 手に握っていたから < くしゃくしゃ
18:00:29 <ujihisa> puts 'ひざ'
18:00:31 <unak> 芸だなあ
18:00:39 <diff__> ショートコント:Java君とRubyさん
18:00:40 <otsune> イッテレータコント?
18:00:45 <ikegami--> かっこいい(crapcrap

動画とIRCログを使ってニコニコ動画にしてくれる人ぼしゅう。

■2 RubyKaigi2007 2nd day

おれは世界中のみんなを愛してる。 ほんとうだ、神様に誓ってもいい。 おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを!

■3 RejectKaigi2007

ささださんの心配りで、発表させてもらえた(泣)。でも心身ともにボロボロで、ほんとうに言いたいことは何も伝えられなかった(泣)。悔しい(泣泣)。

2007/06/12追記:

発表の順番を最後にしてくれたのはささださんからの私への慰労だったんだと思う。「みんな、かくたにさんの話を聞きたいはずですよ」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。ありがとうございます。

RejectKaigiの場で「ほんとうに言いたかったこと」は本編最後のスライド(あと2枚、日本Rubyの会のURLと「ご清聴ありがとうございました」があるけれど、これはテンプレですわな)。私の勝手な思いは、RubyKaigi2007の会場で最後に発信されるメッセージは、このスライドであるべきだと思っていた:

君のターンナウ

このスライドを中心にきちんと2:30のスピーチを練りたかったのだけれども、心身ともにボロボロだった。 このスライドに至るまでの「俺のターン」についてはこのtDiaryによるWeb日記で追々書いていくつもり。

発表資料

RejectKaigi2007の発表は、これまで公の場で発表したなかで、自分自身としては最もクオリティの低い発表だった。なので、ほんとは資料も公開したくない。だが、モヒカンの品格に感銘を受けたので、公開する。

同時開催:RubyKaigi2007撤収

ありえない生産性で撤収が進む。2時間と見積っていたら1時間で終わってしまった。すごすぐる。

■4 打ち上げ

重富さん(日本Ruby会議2007実行委員MVP)にきちんと謝意を表明することができて、ほんとうによかった。

■5 RubyKaigi会議2007@和民

メンバーは、kitajさん、須藤さん、しまださん、オレ。takahashim-ko1-私、みたいなコアからではなく、ちょっとマージナルな視点からRubyKaigiとRubyのことを考えるコーナー。うっかり考えすぎてしまって、家族とのフォースの調和を乱してしまった。けれども、それがそのときの私の選択だったんだ。Because I choose to.

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

かくたに [RejectKaigi2007のスライドの1枚目、自分の名前をtypoしている……]

みわ [「ちょっと私の話を聞いてください」(PDF) のリンク先が kakutani.com/kakutani.com/ar..]

かくたに [直しました。ありがとうございます。]

平鍋 [こっちからもトラバ張りました。Daveスライドの訳が角谷さんであることも、追記しました。]

斎藤ただし [「熱い」角谷さんとご一緒できてお逢いできて、ほんとよかった、うれしかった。 ありがとうございました。今度はもっと負荷..]


2008-06-10(Tue) [Edit]

■1 RubyKaigi2008まであと10日

かあ。来週じゃないですか。RubyKaigi2008に限らず、いろいろ滞っていてすみません。


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