2004-06-14(Mon) ヘレナボム撮るのに必死だな [長年日記]
■1 『ビッグ・フィッシュ』@日比谷スカラ座2
『ブラザーフッド』の試写状が来ていたので、定時で逃げるように退社して会場に向かったらば「完全お立ち見です」。歩留まり考えて試写状バラまけよ!
なので急遽、妊娠7ヶ月の妻と一緒に今頃『ビッグフィッシュ』。 『キューティーハニー』も『下妻物語』も『パッション』も『ドーン・オブ・ザ・デッド』も『レディ・キラーズ』 も未だ観ることができていなくて、死んだも同然だが、人生こんな時期もある——と思い始めて幾星霜。いつか、かつてのような日々を取り戻すことができるのだろうか?……などと無闇に自らの来し方を想起せざるを得ない作品なわけだが、そこは措く。
月並みだけれど、ティム・バートンが「人生に、こんなに びっくりできるんだ」となっていることにびっくりした。「映画を観てはいけない。映画になるんだ!」派としては、墓地のエピローグは蛇足と言うしかない。サーカスの巨人の双子のブシェミの虚実皮膜なんかどうでもいいのだ。問題はそこじゃない。親父が映画になった瞬間の私の涙と鼻水を返せ。
ときに、ジェダイのネクタイは『ナイトメア以下略』風の柄ではあったけど、そのものズバリではなかったような。お遊びで時代考証的を破綻させることはないかな、と思ったり。