2005-04-04(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 失くしたケータイが出てきた
先日実家に帰ったときに失くしたケータイが出てきたらしい。なんで空港警察(?)から連絡が来るのか。JALの忘れ物センターみたいなところに、見つかったら連絡するように伝えたはずだが。というか、当日および翌日および翌々日と再三問い合わせしたはずなんだけどなあ。
とまれ、妻が引き取りに行ってくれたので、これでカナブンみたいな色の使いづらいケータイからサヨナラできる。もう一回機種変更しにいかないとなあ。
2005-04-06(Wed) [長年日記] [Edit]
■2 2005年さくらバザー@インド大使館情報
4/3(日)の予定でしたが、天候不順により(?) 4/10(日)になるらしいとのウワサ。今週末なら千鳥ヶ淵の桜も見頃かな。
■3
PofEAA読書会再開について
我らがPofEAA Wikiに読書会3回目のことを書いてみた。QuickMLでメーリングリストも用意してみたので、興味ある方はどうぞ。
ちなみに、邦訳の副題とオビ文は、だいたい私の作品。一矢報いてみたよ(何にとか誰にとかいった物騒なツッコミは御遠慮ください)。
■4 去年の今ごろも、
2005-04-07(Thu) 本日も抜刀予定 [長年日記] [Edit]
■1
'「初めてのプロジェクトリーダー(2):なにはともあれ、まずはチームビルディング」
我らが岡島組組長、岡島さんによる「初めてのプロジェクトリーダー」シリーズ第2回。6回シリーズらしい。以前いっしょに仕事をしたときは「アタックタイプ」として遊撃手な働きをしたなあ。
このエントリの画像は連載第1回で言及された「伝家の宝刀」をプロジェクト・リーダーが抜刀中であることの「見える化」するためのグッズ。MFシグネチャーシリーズを支えに立つクワイ=ガン・ジンモデル。電池装填済。
連載では「伝家の宝刀はひっそりと抜く」のがプロジェクト・リーダーの原則、とされていることを急いで付け加えておく。今日も私は抜刀しちゃんだけど。Ruby、イイ仕事、早く簡単にデキル。
補足
「初めてのプロジェクト管理」は「初めてのプロジェクトリーダー」シリーズとは別モノですので……。 > greenteaさん
ちなみに私は「アジャイル進捗追跡マニフェスト(PDF,34頁目参照)」というのを独りで勝手に標榜している。進捗は'管理するものではなく追跡するもの。タスクはアサインするものではなくサインアップするもの。などなど。
■2 kakutani.com調子悪いな
うまく問題判別できない……。
■3 Debian(sid)のruby1.8-elisp (1.8.2-3)で後置if/unlessを使うとインデントがおかしくなる
「Debian GNU/Linux スレッド Ver. 31」の634:
ruby1.8-elisp (1.8.2-3) に ruby-core:04415 http://blade.nagaokaut.ac.jp/cgi-bin/scat.rb/ruby/ruby-core/4415 のパッチが取り込まれましたが、 if 修飾子を使うと次の行でインデントが狂うようになりました。 puts "hoge" if foo bar 使っている emacs は 21.3+1-9 です。 再現する人いますか?
ここにいまーす。私の環境は
$ emacs --version GNU Emacs 21.4.1 ...
なのだけれど、同じ現象。Debianスレではスルーされてるっぽい。みんなはどうしてるんだろう。
問題解決
634さんのツッコミを参考に、Rubyのanon cvsからチェックアウトしたruby-mode.el(rev.1.88)と、それをバイトコンパイルしたruby-mode.elcをそれぞれ:
/usr/share/emacs/site-lisp/ruby1.8-elisp/ruby-mode.el /usr/share/emacs21/site-lisp/ruby1.8-elisp/ruby-mode.elc
に置いて差し替えたら、後置ifのインデントが期待通りに動作するようになった。ありがとうございます。
問題消滅(2005-04-09)
やまだあきらさんがRubyのdebパッケージの新しいバージョン(ruby1.8_1.8.2-4)をリリースしてくれた。おかげでelispの問題が消滅。
$ dpkg -l ruby1.8-elisp ... +++-==============-==============-============================================ ii ruby1.8-elisp 1.8.2-4 ruby-mode for Emacsen
わーい。
2005-04-16(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 すみた
ひさびさびさ。かしわざる++。一家総出で行ったら、すみた・マスターの先輩一家と遭遇。息子が歩いたり喋ったりして日本語でコミュニケートできるってすごい。我が息子も喋ったりするんだよなあ、いつか。
近いうちにまた行ける機会がありそうなので、生醤油うどんを試さないと。
2005-04-18(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 SKK → Anthy → PRIME → SKK
Debianに移住してすぐに、SKKを試したものの、送り仮名で撃沈、しばらくAnthyで暮していたのだが、 コーチから「PRIMEヤヴァイ」との報告を受けた。で、試してみるとなかなかPRIMEも面白い。
そこでPRIMEをしばらく使っていたのだけれど、なんだか自分にはちょっと合わないような気がしてきた。けれども、さりとて、Anthyに戻るのも面白くないなあ、というわけで再び憧れのSKKに挑戦ちゅう。
……やっぱり送り仮名が苦手だが、指と頭の体操になる。慣れてないのでもどかしく感じるところはあるが、イラつくという感じではない。こういう「体操」をしばらく続けていると、ある日ブレイクスルーがやってくる。最近は身体感覚系のブレイクスルーはあまり感じていないので、「来たるべき日」が楽しみ。
2005-04-21(Thu) [長年日記] [Edit]
■1
『エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン』
献本いただきました。ありがとうございます。カバーに刷られているタイトルが3D(?)になっている。エンボス加工ってやつ? ちなみにオビはtypoバージョン。一般発売分は、typoが修正されているらしいので、レアものだ(って、バグなわけだが。バグにプレミアはつかないよな)。
さて。本日到着したところで、中身はまだ少ししか読めていないのと、ちょっと時間が足りないので、軽めに。
パターン名は基本的に原著パターン名をそのままカタカナで、区切り文字無しで並べたもの。ユニットオブワーク、マネー、ツーステップビューなどなど。なんか競走馬の名前みたいだが、一貫性があれば、それはそれでひとつの見識だし、原著のパターン名との対応もわかるのだが……残念。一貫性はないし、本文中に原著パターン名との対応もない。顕著なのは、
- 「軽オフラインロック(Optimistic Offline Lock)」
- 「重オフラインロック(Pessimistic Offline Lock)」
- 「緩ロック(Coarse Grained Lock)」(!!)
の3つ。ここから原著パターン名は思いつかない。ちなみにというか「緩ロック」って何て読むのだろうか。「かんろっく?」
また、Data Transfer Objectを「データ変換オブジェクト」としちゃったのは、ちょっとやりすぎな印象——と書いていて気づいたのだが、p.428では「データ転送オブジェクト」と表記が揺れている。「データ転送オブジェクト」のほうが誤解が少ないだろうし、無難だと思う。
共通のボキャブラリを構築するのもパターンの重要な部分だ。
——マーチン・ファウラー『エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン』(xiii)
名前重要。
PofEAAのパターンカタログ(邦訳版)
これだけで終ってしまうとただの愚痴なので、邦訳パターン名と原著パターン名との対応をkdさんとこのWikiにまとめてみた。
PofEAA読書会メーリングリスト
ついでに告知。準備はあまり進んでないけれど、5月の連休明け以降に、再開させたい。興味のある方はメーリングリストへの参加をお願いします。
2005-04-26(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 masarlさんの訃報
私が「達人プログラマー」だと思い、目標にし、尊敬するmasarlこと石井勝さんが、2005/04/25に起きた尼崎の脱線事故で逝去された。
もっと色んなことを教えてもらいたかった。一度でよいから直接会ってお話したかった。けれど、それらはもう、絶対に叶わぬ思いとなってしまった。哀しい。そして悔しい。いくら惜しんでも惜しみきれない。
JUnitを使ったテストファーストの実践を学んだのも、Bob Martinの『Agile Software Development』(いまは『アジャイルソフトウェア開発の奥義と』として翻訳されている)の存在を知ったのもmasarlさんのページからだった。いまの私のいくらかはmasarlさんのミームでできている。
今年に入って少し経った頃、とある計画のためにmasarlさんのプロダクトであるEclipseのQuick JUnitプラグインのオープンソース化について相談させてもらった。私的な計画であるにも拘わらず、masarlさんは趣旨を汲んで快諾してくれた。
masarlさんはもう居ないが、私(たち)にはmasarlさんの遺してくれたソースコードがある。私(たち)はQuick JUnitプラグインをきちんとメンテしていこう。それこそが私(たち)にできる、プログラマだったmasarlさんへの何よりの弔いだ。
遺志を継ぐ者のひとりとして前を向いていこう。少しずつでも進んでいこう。そしていつかは私も、masarlさんのように、他人へミームを伝えられるプログラマになりたい。
しかし今はなによりも、心からご冥福を祈りたい。masarlさんの魂の安らかならんことを。
2005/05/17 追記: Quick Junit Plugin 0.1.0 リリース
masarlさん、結果的に取り返すことのできぬ遅れとなってしまいましたが、ひとまずリリースまでこぎつけました。私(たち)にとってはようやくスタートラインです。
■2 LLDN(Lightweight Language Day and Night)
昨年はGroovyをネタにLanguage Updateで発表させてもらったLLWが今年は1日開催。昼の部と夜の部。夜の部はロフトプラスワンなのか……狭いなあ。2005/08/27(Sat.)開催。万難を排して昼夜とも参加予定。
サイトの画像が爽やかだ。どういうイメージ戦略なのだろう。夜の部はロフトプラスワンなのに。
blogコンテンツの挙動
PloneでCOREBlogなコンテンツを見つけたのだけれど、RSSのURLが:
であるべきところ、
になってます、と指摘しようとしたら「コメント」機能がきちんと動いてないっぽい。ので、TrackBackを打ってみたけど……TrackBackを打つためのURLがわからない。
「生きてま」の動きを観察して勝手に送信してみた。巧くいくかな?……巧くいったっぽい。
2005-04-30(Sat) [長年日記] [Edit]
■1
『恋するプログラム—Rubyでつくる人工無脳』
カバーが「Ruby♥」となっていてステキだ。プログラムにさほど親しんでいない人向けに、人工無脳をつくる「手段」としてRubyを紹介。あくまでRubyも手段でしかないので、記述は簡潔だけれど、本文だけでなくコラムでのフォローもポイントが押さえてあってわかりやすい。本文にもさりげなく遊びゴコロがまぶしてあって、バランス感覚を感じる。
単純なテキストベースのものからGUI、応答のバリエーションと続き、最後はSOAPでググる、という展開も自然で興味深く、オブジェクト設計についても、専門用語は一切でてこないけれど、SRP(単一責任原則)やOCP(開放/閉鎖原則)を満たすような誘導がしてある。素晴らしい。
書籍の概要に:
手法を羅列しただけのものにならないよう、とくに「なぜそう作るのか?」ということを詳しく解説します。「やりたいこと」から実装への道筋を理解できれば自分なりに改良し、アイディアを試してみることも容易になるでしょう。
とある通りの内容だと思う。
職業プログラマには食い足りないところもあると思うけれど、私のようなヘタレには楽しめた。
著者の秋山さんは亡くなられているそうだ。Ruby界にとって貴重な人がまた一人いなくなってしまった。残念だ。
○ kdmsnr [「エンタープライズアプリケーション設計■ための」あれ?]
○ かくたに [お。typoだ。それは知らない(w]
○ たかはし [MB101Bです。イチハラヒロコを狙ってみました。]