2005-04-26(Tue) [長年日記]
■1 masarlさんの訃報
私が「達人プログラマー」だと思い、目標にし、尊敬するmasarlこと石井勝さんが、2005/04/25に起きた尼崎の脱線事故で逝去された。
もっと色んなことを教えてもらいたかった。一度でよいから直接会ってお話したかった。けれど、それらはもう、絶対に叶わぬ思いとなってしまった。哀しい。そして悔しい。いくら惜しんでも惜しみきれない。
JUnitを使ったテストファーストの実践を学んだのも、Bob Martinの『Agile Software Development』(いまは『アジャイルソフトウェア開発の奥義と』として翻訳されている)の存在を知ったのもmasarlさんのページからだった。いまの私のいくらかはmasarlさんのミームでできている。
今年に入って少し経った頃、とある計画のためにmasarlさんのプロダクトであるEclipseのQuick JUnitプラグインのオープンソース化について相談させてもらった。私的な計画であるにも拘わらず、masarlさんは趣旨を汲んで快諾してくれた。
masarlさんはもう居ないが、私(たち)にはmasarlさんの遺してくれたソースコードがある。私(たち)はQuick JUnitプラグインをきちんとメンテしていこう。それこそが私(たち)にできる、プログラマだったmasarlさんへの何よりの弔いだ。
遺志を継ぐ者のひとりとして前を向いていこう。少しずつでも進んでいこう。そしていつかは私も、masarlさんのように、他人へミームを伝えられるプログラマになりたい。
しかし今はなによりも、心からご冥福を祈りたい。masarlさんの魂の安らかならんことを。
2005/05/17 追記: Quick Junit Plugin 0.1.0 リリース
masarlさん、結果的に取り返すことのできぬ遅れとなってしまいましたが、ひとまずリリースまでこぎつけました。私(たち)にとってはようやくスタートラインです。
■2 LLDN(Lightweight Language Day and Night)
昨年はGroovyをネタにLanguage Updateで発表させてもらったLLWが今年は1日開催。昼の部と夜の部。夜の部はロフトプラスワンなのか……狭いなあ。2005/08/27(Sat.)開催。万難を排して昼夜とも参加予定。
サイトの画像が爽やかだ。どういうイメージ戦略なのだろう。夜の部はロフトプラスワンなのに。
blogコンテンツの挙動
PloneでCOREBlogなコンテンツを見つけたのだけれど、RSSのURLが:
であるべきところ、
になってます、と指摘しようとしたら「コメント」機能がきちんと動いてないっぽい。ので、TrackBackを打ってみたけど……TrackBackを打つためのURLがわからない。
「生きてま」の動きを観察して勝手に送信してみた。巧くいくかな?……巧くいったっぽい。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)









