2004-12-04(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 心身ともに疲労が困憊る
この週末はPCに触らないことにした。ネタのプレゼン資料を用意しないといけないのだが、無理。
2004-12-05(Sun) 家で寝マクロ [長年日記] [Edit]
■1
『完全版 水木しげる伝(上)戦前編』
オモチロすぎ。12月に中巻、来1月下巻とリリースされるらしい。
■2
『神秘家列伝(其ノ壱)』
これまたオモチロイが、熊楠に比べるとやはりインパクトが。
■3
『神秘家列伝(其ノ弐)』
水木サン熊楠キター!!!!(相当好きらしい)
2004-12-06(Mon) [長年日記] [Edit]
■1
『「Subversion」解説書』
約束どおり、購入いたしました。
■2
『プログラマの「本懐」〜アーキテクトという選択』
本書とは直接関係ないれど、XP白本を読み直したときの衝撃は「フレームワーク?なにそれ?」みたいな記述だった。記述の内容はもちろんだが、この記述を初読時に読んだことを忘れていた自分に衝撃を受けた。第2版ではどうなっているのだろう。って、白本のことを書くエントリじゃないのだった。これから読みます。
あわせて読みたい、november(int day, int year):Date氏へのインタビュー
[DP/ML:0002755]って、誰でも読めるのかな? 我らがWard"november"Canninghamへのインタビューを杉本さんが要約してくれている。勝手に一部を引用:
私が本当に言いたいのは、全てのプログラマがアーキテクトでなくてはだめだと思う、ということなんだ。アーキテクチャは極めて大事なので、誰もがいつでも気にかけていなければならないし、アーキテクチャを良くする責任を自分も負っていると考えなくちゃいけない。そうした責任を特定の個人に集中させるのは大間違いだ。もうひとつ、アーキテクチャの練習、という点がある。本当に重要なことが起きるのは前もって予測できないことが多い。だから、開発中そうしたことが起きたときに、自分が直面しているのはアーキテクチャに関わる問題なんだと認識できること、そして、アーキテクチャに関わる問題に対処する心積もりをしておくということが、パターンムーブメントの核心にあると私は強く思っているんだ。(強調引用者)
「覚悟」したものは幸いであるッ!!
2004-12-07(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 minidns.netがあぼーん
したようで、このドメインもその影響下に。ns(1|2).3domain.hkとかいうのが新しいネームサーバの模様。御迷惑をおかけします。
この日記は別にどうでもいいんだけど、翻訳記事が見えないと困る方もいらっしゃるかなあ、と。これがいわゆる社会的責任ってやつですか。
って、ここに書いてどうする。
はてなアンテナには捕捉されるようになったのかな。Bloglinesからはまだっぽい。も捕捉されたっぽい。
2004-12-09(Thu) druby.orgの方から来た人カコイイ [長年日記] [Edit]
■1 オブジェクト倶楽部クリスマスイベント
当日スタッフ兼ライトニングトークス発表者、の予定。
ライトニングトークスは「見える化」がお題ということで、ちょっとハッスルして昨日から資料をつくりだしたら、60%ぐらいの仕上りでスライド30枚超えちゃった。持ち時間5分しかないのに……。また銅鑼を鳴らされてしまいそうな悪寒。
ライトニングトークス資料: 「見える化」の実践を「見える化」(PDF)
けっきょく、48枚スライドを用意して、45枚めくったところで時間切れ。最後のひとネタを披露できず、少し心残りを感じた。けれど、例によって一部には好評だったようで、そこだけが救い。本日の献立は以下2篇:
- バーンダウン・チャートの紹介 シーズン2 〜The Burndowns: eXperienced〜
- eXtreme Feedback Devicesの導入 〜XFDs: Installed〜
Mr.フライパンの基調講演の内容から飛び道具系のネタを掘り下げた感じ。
まあ、私のあとに真・飛び道具リーサル・ウェポンなあのお方が登場したわけだが……。
「orzロボ」じゃないよ「がっくし」だよ
元Strutsの偉い人であり我らが「X F D ネ 申」であらせられる芦沢さんによる最新XFD。
CVSリポジトリの最新コードツリーをチェックアウト&ビルド、テスト実行した結果、ひとつでもテストが失敗すると頭がグリーンに発光する直立状態からorzになる。頭の発色はもちろんレッドに。すばらしい。
(2004/12/22追記) X F D ネ 申 による資料が入手できるようになってます
- 発表資料(完全版)(PDF)
- 次回作の予告がっ!!
- がっくしムービー(WMV:15.4MB)
- がっくしの動くところがムービーで御覧になれます。当日会場にいらっしゃらなかった方は是非。
- アンダーグラウンド版にはBGMがあって、本編はmaster cardのCMが、エンドクレジットはサンダーバードが鳴り響いていたのだが、オフィシャル版はBGMが無くてちょっと寂しい。
「日本Rubyの会」
発足以来「日本Rubyの会のほうから来ました」と言いたいがためだけに各所で使ってきたのだけれど、懇親会で「『日本Rubyの会』の方なんですか?」と声をかけられてびっくり。
なんでも、それなりの規模の開発をRubyでやる予定だそうで(う、うらやましい!!)、Rubyとアジャイルプロセスとの相性について問われたような気がするので「基本的に相性は良いけれど、リファクタリングに関しては、Eclipse以後のJava界に比べると若干弱いと思います」と伝えた(ように記憶している)。
Eclipse + RDT だと0.5.0以降はTest::Unitによる単体テストをグリーンバー/レッドバーな単体テストビューに統合できる。これは良い方向だと思う。あとはリファクタリング機能がなー。Ripperの構文木型インターフェイスが実装されれば、この分野も多少は進展がみられるようになるのかなあ。各種Ruby系IDEはデバッガよりもリファクタリングブラウザを充実させたほうがよいと思んだけど、あまり盛り上がってないような。Rubyハカーの皆さんはどーやってリファクタリングしているのだろう。
なお、所属「日本Rubyの会」の利用にあたっては、会長から「日本Rubyの会」の肩書で発表等するときは事前あるいは事後にMLで報告することとのお達しが出た。今後はあまりやりたい放題できないな。身の引き締まる思い。
(2004/12/21追記) mixiにコミュニティがございます
いずれもまったり進行中。
(2004/12/22追記) そういえば『日経コンピュータ』12/13号に
XFD誕生秘話(?)が掲載されています。歴史はこうして(勝手に)つくられるのですなあ。
■2 しばらくは http://kakutani.com/ でアクセスしてもらったほうがよいかも
wwwだけ、DNSを引くとなぜかminidns.netなデータが返ってくる場合がある。あれれ?
落ち着くまでは http://kakutani.com/ でアクセスしていただいたほうが確実だと思われます。御迷惑をおかけします。
2004-12-11(Sat) [長年日記] [Edit]
2004-12-13(Mon) [長年日記] [Edit]
■1 www.kakutani.com で引けるようになったっぽい
御迷惑をおかけしました。
$dig www.kakutani.com ; <<>> DiG 9.2.4 <<>> www.kakutani.com ;; global options: printcmd ;; Got answer: ;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 65482 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 0 ;; QUESTION SECTION: ;www.kakutani.com. IN A ;; ANSWER SECTION: www.kakutani.com. 524 IN A 221.116.74.90 ;; Query time: 9 msec ;; SERVER: 172.16.128.19#53(172.16.128.19) ;; WHEN: Mon Dec 13 09:20:16 2004 ;; MSG SIZE rcvd: 50
もうしばらくは、www.kakutani.com → kakutani.com へリダイレクトさせて様子をみたいと思います。
2004-12-19(Sun) しまった。行ったのは18日だった [長年日記] [Edit]
■1 SMT
「すみた!! ス、ス、ス!!」とゴクリ化してしまいそうなぐらい久びさびさ。息子を義母に預けて、妻と開店直後の第1トランザクションに初参戦。私はかしわざる++、きのこ天ぶっかけ++(冷)。妻はきのこ天ぶっかけ++(温)。なじむ! 実に! なじむぞ!! フハハハハハハ!!!



最後のきのこ天を妻と奪い合い。悪いかみさんわしらの舞茸天とったのよ!! そうよ、泥棒よ!!
2004-12-21(Tue) KentB祭 [長年日記] [Edit]
■1
『Eclipseプラグイン開発』
E.GammaとKentBによる『Eclipseにできること』こと『Contributing To Eclipse』が『Eclipseプラグイン開発』と身も蓋もない邦題と、ソフトバンクな装丁で登場。さはいえ、副題は「デザインパターン×テスト駆動開発」と良い。とても良い。本書は、Eclipseプラグイン開発の庇を借りて母屋を乗っ取るパターンとTDDについての書籍なのだから。ワカル?
2004/12/22追記: 邦訳はEclipse3.0.x対応
です。書籍の帯にも書いてあるけど。
3.1のリリース計画も出ている今となっては、賞味期限が切れる前に味わっておいたほうが良いと思う。
ただ、賞味期限とはいっても『Contributing To Eclipse』(CtE)の価値(Values)、原則(Principles)、実践(Practices)の3要素のうち、その価値と原則はバージョンが上がったとしても色褪せることはない。とはいえ、せっかく対価を払うならば、実践も味わいたいのが人の道。
原著の実習修了挫折までの記録
PDEのテスト用フレームワークがステートベースで、当時使っていたマシンが非力すぎてフィードバックループが長くなってしまい、挫折してしまった:
- 『Contributing To Eclipse』のPreface(2003/11/19)
- 『Contributing To Eclipse』:「Circle Zero」(2003/11/20)
- 『Contributing To Eclipse』:"Contribution"の訳語(2003/11/28)
- 『Eclipseにできること』:エリック・ガンマ/ケント・ベック著(2003/11/28)
- 『Contributing To Eclipse』:「Circle I」まで実習修了(2003/12/03)
こんかいは最後まで実習をこなしたい。
■2
『Extreme Programming Explained: Embrace Change(2nd Ed.)』
少し前に到着したので、少しずつ読み進めている。ForewordでE.Gammaが「ほとんど書き直しじゃねーか!!」とツッコミを入れているのだが、その通り。XP 5 years after な世界が展開されている。
ビジョンのある本というものは1行目からして気合いが違う、というか2行目以降最終ページまですべて、1行目の補足である。壮大。引用しておこう:
Extreme Programming(XP) is about social change.
XPとはプログラミングの手法でもなければ方法論でもない。XPとはsocial change——社会的変化、すなわち自分じしんと、自分と他人との関係性、さらに組織じしんと、人と組織、組織と組織の関係性についての「変化」について扱ったものなのだ。ワカル?
こんかいはコーチの読書法をパクって、黄色い蛍光ペンと青色ボールペンでぐりぐりやりながら読み進めている。ぐりぐり。
なお、小耳に挟んだところでは、邦訳は例によって例のごとくだそうなので、頑張って原著で読むことをオススメしておく。
■3 「Kent B, Developer Testing」
児玉サヌールさんのところ経由(403Forbiddrnなので元ネタエントリ確認できず)。
2004-12-22(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 2004/12/09の記述に追記
Bloglinesでお読みの方はお気付きかとは思いますが、いちおう。今後も追記するかもしれませんし、しないかもしれません。
オブジェクト倶楽部のサイトでがっくしのムービーが配布されてます。WMV形式15MB。Priceless。
2004-12-24(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 『大(OH!)水木しげる展』@江戸東京博物館:Revisited
クリスマス・イブなので、家族総出で妖怪に会いに再び大江戸博物館へ。平日なので空いてる。なぜかカップルの姿もちらほら。君たちの前途に幸あれかし。
赤子連れなので2時間の滞留が限界。妻が「田舎の河童」の絵をいたく気に入っていた。ポストカードとかが無くて残念。
■2
『のんのんばあとオレ』
不勉強にも純愛ラブストーリーだとは知らなんだ。妻に「確かそうだったよ」と一蹴される。もっと早く言えよ!
妄想系のゲゲ少年に激しく感情移入してしまった私は号泣、ただ号泣なのであった。
■3 クリスマスディナーには
人魂の天ぷらだよな。ガブリ。
2004-12-28(Tue) [長年日記] [Edit]
■1 リリース作業&呑み会
リリース作業のまま、お客様の納会になぜか紛れ込んで、そのまま一緒に二次会へ。リリースしたからプロジェクト作業は今日で終わりなのだが、明日も会社には出勤。会社行くのを忘れないようにしないと。
■2 「企業システムにおけるPHP5の可能性」
ツッコミ欄での日本Rubyの会会長によるツッコミもお見逃しなく。
私は、Rubyはアジャイル開発を強烈にサポートすることのできる言語だと思っている。けれど、現状ではリファクタリング機能がJava + Eclipseに比べると弱いのがキビシイ。そういう観点から、RDTには頑張ってもらいたいし、私も何かできないかなー、と素振り中。翻訳は我らが児玉さんがやってくれた。すごい。
Rubyを「何か」に特化させるなら、「アジャイル開発に特化した言語、Ruby」。これでどうだろう。
情報システム部|会社が顧客の場合に浮上する、いつもの「誰がメンテするのよ問題」はとりあえず措いときます、ってSIギョーカイ的にはこれが一大事か。個人的にはAIXにデフォルトでインストールされるようになって欲しい。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










○ ななし [週末は家で寝マクロ]