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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-12-05(Fri) 呑み会。泥酔。 [Edit]

■1 X31コンサルテーション

X31のモデルの多さに混乱している私に、きったんからメールが送られてきた。簡にして要を得たX31のモデル群の解説。職場でじっくり読もうと思ったら自宅のサーバに繋がらねー。

無線LANはオプションの802.11a/b/gにすればいいのかな、と。IBMダイレクトで9.800円だし。っつーか、無線LANのベースステーション(で、いいの?)もどれにすればよいのやら。無線LANは妻が激しく希望していたものの、私は有線でいいじゃん派だったのだ。当時は規格が色いろあって混乱していたし(で、混乱して追いかけるのを止めた)。

普段から追っかけてないと、いざというときに困るなあ。AirMacの「Windowsでも無問題」の言葉を信じてよいのか。見た目なら断然Appleの勝ちだし。たらこせる家はフツウのAirMacなんだっけ、落雷でブッ壊れて別のにしたんだっけ。あとで2ちゃんねるの該当スレを探そう……。

今日の午後からは箱崎だけじゃなくビックカメラとかヨドバシカメラにも展示される模様。どこに行くにせよ、今日中に実機を見てこようと思ってるのでX40について見ておくべきことがあればツッコミでよろしく。

見てきた

X40とX31を並べてみると、個人的な印象としては、大きさは余白を削って小さくなってるかな、ぐらいの印象。しかし薄さ、そして重さは違う。明らかにX40に軍配が上がる。カタログをもらって、X30の仕様一覧を紙で眺めることができ、やっとモデルごとの違いを認識できた。こういう仕様表は画面でみるとすんなり頭に入ってこない気がする。

Tags: 電脳
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

たらこせる [うちはPCiのやつにDVSE+AirMacだけど、54M出してないなあ。AirMacって全部g対応カードなんだっけ?..]

かくたに [g対応はExtremeですな。]

konfu/ykume [おお、すばやいですね>実機チェック。早く気付いてれば突っ込みできたのに、気付きませんでした……。レポート期待してます..]

きったん [ぐわ。まったく間に合わず。。。]


2004-12-05(Sun) 家で寝マクロ [Edit]

■1 『完全版 水木しげる伝(上)戦前編』 『完全版 水木しげる伝(上)戦前編』

オモチロすぎ。12月に中巻、来1月下巻とリリースされるらしい。

■2 『神秘家列伝(其ノ壱)』 『神秘家列伝(其ノ壱)』

これまたオモチロイが、熊楠に比べるとやはりインパクトが。

■3 『神秘家列伝(其ノ弐)』 『神秘家列伝(其ノ弐)』

水木サン熊楠キター!!!!(相当好きらしい)


2007-12-05(Wed) [Edit]

■1 アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎) Practices Of An Agile Developer: Working In The Real World (Pragmatic Programmers)(Venkat Subramaniam/Andy Hunt) 『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』

同僚のfkinoと一緒に監訳した『Practices of an Agile Developer』の翻訳がオーム社(オーム社!)から出ますよオーム社から。12/22発売予定。価格も2,520円(税込)と原書よりもかなりお安くなっております。

原書は今年の Jolt AwardのBooks General(一般書籍)部門でのProductivity Winnerなので、良書であることは文字通りお墨付き。『JavaからRubyへ』に続いて、今回もPragmatic Bookshelfの書籍の翻訳に関わることができて光栄だ。しかも、原書は共著者がAndy Hunt。達人プログラマ降臨。

肝心の内容はというと、原題と邦副題どおり(つまり、素晴しいタイトルだということですな)。「ひとりのアジャイル開発者として実践すべきことがら(Practices of an Agile Developer)」を「達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣」として45の項目にまとめたもの(オーム社のサイトにものすごい勢いで掲載されている目次)。

ちなみに、45のプラクティスにはアジャイルな開発に欠かせない「ふりかえり(レトロスペクティブ)」が含まれていないけれども、そこはそれ。私たちには同じPragmatic Bookshelf刊の『アジャイルレトロスペクティブズ』がある(オーム社から! 児玉サヌールで!)。

私たちは本書を自信をもってオススメします。(第2版になっていささか抽象的になってしまった)『エクストリーム・プログラミング入門』を補完する、日々の現場での実践に「使える」一冊である、と。

本書が伝えたいことは、私が『WEB+DB PRESS』に連載している「アジャイル開発者の習慣〜acts_as_agile」とだいたい同じ(と、不遜にも言い切ってみる)。「Andy Huntなら1冊かかるところも、俺なら6ページだから」。

まだ作業が終わってないので(!)、とりいそぎアサマシまで。


2008-12-05(Fri) [Edit]

■1 アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き(Esther Derby/Diana Larsen/角 征典) [oblove2008winter] オブラブ忘年会 ~ふりかえり2008~

某書籍の初校の〆切だったので当初は参加する予定じゃなかったんだけど、ゲラを戻せたのと、札幌からsnoozer05が紆余曲折あって参加してくれることになったのでフラッと行くことにしたら、いつのまにかLTを録画していた。これ、エンコも私がやるんですかね? 内容は本編がライトニングトークス(LT)、ふりかえり大会(ここまで無料)。本編の後に懇親会。

前半のLTではやたらと自分のことや『アジャイルプラクティス』に言及されて面映かった。これは、こないだid:papanda0806のところでの『アジャイルプラクティス』読書会のゲストに呼ばれたときや(ああ。この日の日記書いてないな……ごめん)、その前の3月にXPJUGでfkinoと本書についてしゃべったときにも感じたのだけれども、私たち以外の誰かにプラクティスの名前を日本語で声に出されると沸き起る深い感慨があって、これは私たちだけにしか抱きえない特別な感情だ。

ちなみに『アジャイルプラクティス』読書会のようなものを開催されている方は、お声かけいただければ都合のつく限りうかがいますのでお気軽にご連絡ください。

ええと。ビデオを回していたこともあって、全部きちんと聞いていたので簡単な感想を:

  • 渋川さん: 遠近法じゃなくて、手前に何を置くかが重要なわけで……。
  • 柴田さん: 私はシグネチャにはほとんど何も書いてないなあ。
  • id:nawoto: トバしすぎだと思った
  • id:cactusman: cactusmanのためにLT枠をつくってもらったのに1分30秒ぐらいプロジェクタトラブルとか残念すぎるw 凝りずにまた来てください
  • 須藤社長: もっとコードを書けと言われました。クリアコードの会社紹介がかっこよかった。会社紹介は最後なんですね、社長!
  • 尾関さん: オブラブのイベントやいろんな勉強会によく会う尾関さんがついにLTデビュー。ベストトーカー賞おめでとうございます
  • fkino: fkinoはこれまで私の持ちネタをいくつかパクってると思うので、今度はパクろうと思った
  • id:k3c: 純粋なソフトウェア開発者ではない方が『アジャイルプラクティス』を語るというシチュエーションに弱い私が来ましたよ。本書のメッセージをしっかりと受け止めてくださっていて、とても嬉しかった。ちなみに、k3cも初トークスだったと思う。日記にヒドいことばっかり書いてる人じゃないんだなあ、と思いました。まる。

後半のふりかえり大会ではオーム社の『アジャイルレトロスペクティブズ』に載ってるふりかえりネタが幾つか使われていた。カタカナが多いとか少ないとかそういう問題じゃないんだよ。

今回はオブジェクト倶楽部の常連さん以外の方も多数みえていて、いっときは「オブラブもう止めちゃおうか」と悩んでいたのがウソのような盛り上がりで、やっぱり参加してよかったなと思った。懇親会(本編より立派なステージがある)もとても盛り上っていた。次は確か、年明けに合宿をやりたいと言っていたはず。

2008年はid:objectclubが色んな意味でブレイクしてしまったのが認知度への貢献としては大きい――まさかオブジェクト倶楽部のことが「オラの村」に載る日が来るなんて思いもしなかったわけで(しかも「除夜のドラ」とか書いてあるwww)――が、そこに甘んじることなく、自分たちがいきいきと仕事をするために考え・実践していることを周囲の人たちに伝えていけばいいと思う。ドラ娘だってそもそもはささやかな「自分たちの楽しみ」の一環だったわけで。

■2 『EM ZERO Vol.2』が充実しすぎている件

充実一途。配布先情報は公式サイトからどうぞ。誌面と同じPDFをオンラインで読むこともできます。気がつくと「企業・団体広告」「個人広告」の申し込みフォームができている。

em_zero_vol_2_s.png

http://www.manaslink.com/em_zero_vol2

Tags: emzero
本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

kitaj [クリアコードの会社紹介! 見たかったなぁ]


2009-12-05(Sat) [Edit]

■1 札幌Ruby会議02でお話しました:"Welcome to The Desert of The Real"

とりいそぎ、自分のトークと背景画像集関連のおしらせまで。Ruby札幌プレゼンツな地域Ruby会議は、前回よりも一層素敵なRubyKaigiになっていました。Ruby札幌 is awesome!

当日のustは録画もあります:

(公式動画はこれとは別に用意するらしい)

少し補足しておくと「ただただしフォロワーとして、Rubyistは励ましのお便りは書かなくていい」という話のソース:

わざわざ腹の足しにもならないメールなんて書いてる暇があったら、もっと世の中を豊かにするために有意義なことをしてくれ、と本気で思ってたね。というか今でも思ってるし、その手のメールが来たら実際そんな返事を書いてた。最近はさすがにないけど。

特にメールでの感謝なんて、本人と作者の間でしかやりとりされないから、作者の自尊心をほんのちょっと持ち上げるだけで何の役にも立ちゃしない。そんなにそのソフトが気に入ったなら、バグレポートを送ったり、活用法を集めたWebサイトでも作ったほうが何倍もいいよ。

あと、トークのなかで言及したRubyWorld Conferenceの各講演の録画は、以下で公開されてます:


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