2008-04-09(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 RetrospectivaのWikiページ一覧と個別チェンジセットをAutoPageraizeに対応させるパッチ
id:darashiのAutopageraizeパッチ(/changesets用、/tickets用)が便利だったので、Wikiページ一覧(/wiki)と個別チェンジセット(/changeset)にもやってみた。べんり。
Wikiページ一覧
これは素直に対応できた。
Index: extensions/retro_wiki/views/wiki/pages.rhtml =================================================================== --- extensions/retro_wiki/views/wiki/pages.rhtml (revision 495) +++ extensions/retro_wiki/views/wiki/pages.rhtml (working copy) @@ -16,13 +16,13 @@ <%= link_to(_('Home page'), :action => 'index') %> </div> - <ul class="wiki-page-index"> + <ul class="wiki-page-index autopagerize_page_element"> <% @records.each do |page| -%> <li><%= link_to(page.title, show_opts(page)) %> (<%= 'updated' -%> <%= time_interval_in_words(page.updated_at) %>)</li> <% end -%> </ul> <% if @pages.page_count > 1 -%> - <div class="content-footer"><%= nice_pagination_links(@pages) -%></div> + <div class="content-footer autopagerize_insert_before"><%= nice_pagination_links(@pages) -%></div> <% end -%> </div>
個別チェンジセット
動いて便利なんだけど、changeset.rhtmlのイジり方がひどい感じ。とりあえず前のリビジョンへとたどってる。
Index: app/helpers/changesets_helper.rb =================================================================== --- app/helpers/changesets_helper.rb (revision 829) +++ app/helpers/changesets_helper.rb (revision 831) @@ -63,7 +63,7 @@ html = [] html << link_to(_('Changeset index'), :action => 'changesets') if prev_cs - html << link_to(_('Previous changeset'), :revision => prev_cs.revision) + html << link_to(_('Previous changeset'), {:revision => prev_cs.revision}, {:rel => 'next'}) end if next_cs html << link_to(_('Next changeset'), :revision => next_cs.revision) Index: app/views/changesets/changeset.rhtml =================================================================== --- app/views/changesets/changeset.rhtml (revision 829) +++ app/views/changesets/changeset.rhtml (revision 831) @@ -1,3 +1,4 @@ +<div class="autopagerize_page_element"> <% @page_title = _('Changeset') + ' ' + @changeset.revision.to_s -%> <%= page_title %> @@ -36,4 +37,5 @@ <% end -%> </div> - +</div><!-- end autopagerize_page_element --> +<div class="autopagerize_insert_before"></div>
2008-04-10(Thu) [長年日記] [Edit]
■2
4/12(土)の第25回 Ruby/Rails勉強会@関西でしゃべります
内容は「スはスペックのス〜RSpecによるTDDの実演」。
なので札幌でやったのと基本的には同じ。このネタは札幌のあと、福井で社内向けに一度やっているのでこれで3回目。内容に目新しさは無い(といっても資料はフィードバックを受けて若干改訂している)ので、関西弁でやるかなあ。私の関西弁は20世紀の関西弁だけど。
ああそうだ。関西弁でやろうかと思ったかというと、元ネタであるところのボウリングのスコア算出をTDDでペアプロする「エクストリームプログラミング エピソード」の翻訳に、ふつうの日本語と関西弁版の2バージョンあるという故事をふまえております。
2008-04-12(Sat) [長年日記] [Edit]
■1 第25回 Ruby/Rails勉強会@関西
以前にアナウンスした通り、Ruby@関西の勉強会で発表してきた。予告通りに関西弁で。Ruby@関西の運営の皆様はもちろん、参加者の皆さまにも非常にあたたかく迎えていただき、楽しい時間を過ごすことができました。okkezさんがつくった「その場で書けるアンケートWebアプリ」を読む限りでは好評だったのでひと安心。
それからそれから特筆すべきは池上さんに会えたこと。ほんとうに光栄でした。感想については、はてブのruby-kansaiタグで目についたものはブクマしてます。当日受けた質問などについての補足は別エントリで書きます。
- ikegami: ついに会えましたね。ようこそ、かくたにさん。お察しの通り、私が池上です。
- わたし: お会いできて光栄です。
- ikegami: いや。光栄なのは私のほうです。こちらへ。お座りください。
以下はスライド。ニコ動に置いた動画については別エントリで。
当日のスライド
ほとんど札幌と同じ。
PDFダウンロードは以下から:
■2 スはスペックのス〜RSpec(関西弁)の動画
第25回 Ruby/Rails勉強会@関西での発表の動画です。ちょっと特殊な形式(大学コンピュータ実習室)での発表だったのでスクリーンがなく、画面だけ撮影してます。音声は会場のものを拾ってます(お聞き苦しくてすみません)。画面だけだと、あまりビットレートを落とすと字が読めなくなってしまったので、分割してアップロードしました。質疑応答は、やっぱり音声が良くなかったので残念ながら割愛です。
忙しい人は4,5,6の3つだけ見れば十分かと。ニコ動のアカウントが無い向けに、はてなにも貼っておきます。
導入(自己紹介と今回のまとめ)[1/7]
忙しい人は見なくていいと思う。
テスト駆動開発の説明[2/7]
TDDそのものの話に興味がない人は飛ばしてよいです。
RSpecの簡単な説明と実演するボウリングスコア算出の仕様[3/7]
実演で使うツールであるRSpecと、実装するボウリングスコア算出の仕様。飛ばしても問題ないかも。
実演その1[4/7]
お待ちかねのライブコーディング部分。
実演その2[5/7]
続き。
実演その3[6/7]
ひと通り最後まで。
まとめと参考文献[7/7]
これも忙しい人は見なくていいと思う。
2008-04-13(Sun) [長年日記] [Edit]
■1 Robert C. Martinの新刊
『Clean Code』
UncleBob御大によるアナウンスにある目次をみると、Bob Martin版『Implementation Patterns』みたいな感じなのかなあ。全部彼ひとりで書いたわけじゃないみたい。Michael Feathers他の名前もみえる。2008/09/28予定。336ぺーじ。6,728円か……ちょっと高いね。
"Clean Code"はたぶん『ビューティフルコード』じゃない。TDDのゴールである「動作するきれいなコード(Clean code that works)」のclean。だから翻訳するなら『きれいなコード』がいいな。
2008-04-24(Thu) [長年日記] [Edit]
■1 5/1(木)に
『受託開発の極意』刊行記念トークセッションをジュンク堂書店池袋店で開催・登壇します
『 プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」』に続く、id:HappymanOkajimaの最新刊に:
自分の仕事を憎むにはあまりにも人生は短い――私たちの仕事は,受託開発です。本書は,私たちが自分自身の仕事に誇りと希望を持てるようにするための一冊です。私は本書に書かれていることを確かに岡島さんから学びました。きっとあなたの役にも立つはずです。あなたの仕事に誇りを持てるようにできるのは他でもない,あなただけです。
と、推薦の言葉を送らせてもらいました。本書はビミョウな規模(200数十名)で受託開発をビジネスにしているすべての人に読んでもらいたいと思っています。
で。本書の刊行を記念して、ジュンク堂書店池袋店で開催し、私も登壇します。ソフトウェア技術系でジュンク堂の喫茶店でトークショーなんてあんまり無いんじゃない?と思ってプロモータ業にいそしんでいたら、見事にえんどうやすゆきさんに先を越されてた(新宿店だけど)。格の違いを思いしらされた。ちなみに、池袋店でのコンピュータ技術系のトークセッションは、Tim O'reillyとLarry Wallのトークセッション以来の数年ぶりだそう。大物すぐるww
以下、イベントのスペックです。申し込みは、来店または電話にて予約、または当日の先着順だそうです。おかげさまで定員間近だそうなので、ご予約はお早めに。
あ、そうそう。このトークセッションはオブジェクト倶楽部の2008春イベントでもあります。終了後、別のお店で懇親会もあります。よろしければこちらにもご参加ください。ちょー助にて参加表明してください。
店内のカフェということで、そんなに規模も大きくないので、お茶を飲みながら参加者の皆さんとまったり過ごせたらいいなあ、と思っています。どんなイベントになるか自分でも楽しみ。
「受託開発とエンジニアの幸せ」
岡島幸男著『受託開発の極意』(技術評論社)刊行記念トークセッション
- 2008年5月1日(木)19時より
- 入場料: 1000円(ドリンク付)
- 会場: ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェにて
- しゃべる人: 岡島 幸男 、角谷 信太郎、天野 勝
- 定員: 40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
- 受付: お電話又はご来店(1Fサービスカウンター)にて先着順に受付。
- ※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
- ※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。
- お問い合わせ 池袋本店 TEL: 03-5956-6111
趣意
日本のソフトウェアエンジニアのうち、40万人は受託開発者だと言われています。そして昨今、受託に限らずソフトウェア業界全体に対する不満が新3Kなどといったキーワードで語られており、将来を担う学生からの似にも下がっている現実があります。
しかし一方、アジャイルやプロジェクトファシリテーションといった活動に代表される、状況を現場から改善していこうという動きがるのも事実です。自分たちの現場を楽しく変え、そして仕事にやりがいを取り戻す鍵はどこにあるのか?顧客満足と、エンジニアとしての幸せの両立可能なのか?
受託開発の最前線に立つプログラマとマネージャ、それぞれの視点から掘り下げます。
しゃべる人プロフィール
岡島 幸男(おかじま ゆきお) http://d.hatena.ne.jp/HappymanOkajima/ 1971年福井県生まれ。同志社大学経済学部卒業後、(株)永和システムマネジメントに入社。2003年よりサービスプロバイディング事業部にてシステムインテグレーション業務を担当。複数のチームをマネジメントする立場から、プロジェクトファシリテーションの実践に取り組んでいる。 趣味はクワガタの採集とブリード。著書に『プロジェクトを成功させる現場リーダーと技術』(ソフトバンククリエイティブ)。
角谷 信太郎(かくたに しんたろう)http://kakutani.com/ 1975年大阪府生まれ。立命館大学法学部卒業後、独立系SIベンダにてSEとしての勤務を経て2003年、(株)永和システムマネジメント入社。サービスプロバイディング事業部チーフプログラマアジャイル開発とRubyのもたらす「楽しさ」にビジネス価値があると信じて現場で試行錯誤を続ける日々。。共著書に「『Life Hacks PRESS〜デジタル世代の「カイゼン」術〜』(2006年、技術評論社)。翻訳書に『JavaからRubyへ—マネージャのための実践移行ガイド』(2007年、オライリー・ジャパン)。その他雑誌への寄稿多数。
天野 勝(あまの まさる) http://d.hatena.ne.jp/amapyon/ 1970年東京生まれ。東京電機大学工学研究科修了後、電機メーカーに入社。情報システム部門で、社内システムの企画、開発、運用を担当。XPとの出会いにより、(株)永和システムマネジメントへの転職を決意。現在、ソフトウェア開発カイゼコンサルタントとして活躍中。 訳書に『リーン開発の本質』(日経BP)、『アジャイルソフトウェア開発スクラム』(ピアソンエデュケーション)。
2008-04-25(Fri) [長年日記] [Edit]
■1 Quick JUnit Pluginプロジェクトにid:kompiroを管理者として迎えました
masarlさんの訃報から今日で3年。私がプロジェクトを引き継いで以来、何らかのかたちで毎年リリースを続けていたのですが、今年はリリースできませんでした。masarlさん、ごめんなさい。
でも、今年は嬉しい報告があります。id:kompiroをQuick JUnit Pluginプロジェクトの管理者として迎えました。プラグインの保守と開発は今後も続けていけそうです。プロジェクトのハネムーンナンバーも2になりました。
私は昨年のリリース時に次のように書きました:
Quick JUnitプロジェクトとしての問題点は主に2つ。まず、メインのメンテナである私じしんが現在、日常的にEclipseでJavaを使ってないこと。 Quick JUnitを日常的に使われている方で、機能拡張などの開発に関与したい方はいつでも連絡をお待ちしています。...
今回、日常的に情熱をもってEclipse Pluginを触っているid:kompiroがプロジェクトに参加してくれました。なんか、一人じゃないっていいよね(ペアワーク!)。私じしんの励みにもなります。なので:
もう1点は、リリース手順がかなりグダグダで私だけが把握している状態だということ。... 手順の明確化と自動化を進めていくつもりです。
これも未着手だったのだけれど、id:kompiroがリリースできるように手順を明確化していくことに決めた。やるぞ。これ以外にもプロジェクトのインフラやプロダクトのバックログなど、解決すべき課題はたくさんあって、すでにメーリングリストで議論は始めています。id:kompiroも動きやすいような枠組みを準備して、プロジェクトが活性化していくといいな。
体制が強化されたQuick JUnit Pluginの今後にご期待ください。ようこそid:kompiro。心からありがとうと言いたい。そして、よろしくお願いします。
■2 Mac OS X用 JUDE Pro/Com 5.2.1の非公式リリース
ノボル・ムラタから嬉しいアナウンス。Mac OS X向けのJUDEの非公式ビルドが登場したそうです。私はまだ試してないけど、遂にアイコンの哀しいギザギザが解消される?
詳細は非公式アナウンスに目を通してもらったうえで自己責任でお願いします。いちおうここでも簡単にまとめときます:
ビルドの入手先
OSX版非公式ビルドについて
- もちろん双方共にサポート対象外。
- JUDE/Professionalは、Windows版のユーザーライセンスをお持ちの方のみ、ライセンスファイルを設定して利用すること。
- 対応OSはTigerとLeopard。
- メニューバーがMac OSスタイルに。
- .judeファイルのアイコンを設定。
制限事項
- EMF出力やEMFコピーは使えない
- 一部のダイアログのボタン配置がMac OS風ではない部分があるかも
- ワンボタンマウスなど、ポインティングデバイスのボタンが一つしかない場合に、使えない機能があるかも
どうぞご利用ください。
○ TrackBack [http://d.hatena.ne.jp/e-kuroda/20080425/1209150268 ekuroda..]