2008-01-02(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 2007年のkakutani.comのアサマシランキング
2007年は(『アジャイルレトロスペクティブズ』も出たし)心を入れかえて、オレも1年のふりかえりをするゾ!……と思ったらまとまらないので、プログラムを書いて逃げられる行動に逃避してしまった。
2007年は日本オーム社の会としての活動が実を結び、自分の関わった書籍以外でもオーム社刊行書籍がよく売れているw
参考までに、2006年のkakutani.comのアサマシランキング。
1位
『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』
12月に入ってから告知をしたのに年間ランキング1位てw
なんだかまたAmazonでは入手しづらいステータスになっているようで、ご迷惑をおかけしております。刷数はかなりアグレッシブだと思っているので、この入手しづらさは納得いかないんだけど。
書籍の内容については、じっくり語りたいなあ。宣伝できそうなイベントがあれば教えてくださいw
2位
『JavaからRubyへ —マネージャのための実践移行ガイド』
自分にとって2007年を象徴する1冊。はじめての翻訳書籍にしても増刷もされ、カヤック星人なるマスコットキャラまで誕生したという思い入れの深い一冊。バグを大量に残したまま出荷してしまったことを思い返すと今もお腹が痛くなる。本書の翻訳をきっかけに講演に呼ばれたりもした。ありがとうございます。といってもRubyへの移行はこれからが正念場。まだ本書の賞味期限は切れてない。
3位
『Implementation Patterns』
アジャイルプラクティスその26「コードで伝える」というプログラマの責任についてKentBが語った一冊。
4位
『ソフトウェア見積り—人月の暗黙知を解き明かす』
基本の一冊。今年もこうして売れてくれたのは嬉しい。
5位
『デザインする技術 ~よりよいデザインのための基礎知識』
kdmsnr推薦の一冊。デザイン素人のプログラマが最初に手に取る一冊として悪くないと思う。
6位
『Subversion実践入門:達人プログラマに学ぶバージョン管理(第2版)』
Subversionの日本語情報としては、本書が定番。
7位
『Xunit Test Patterns』
とかく混乱しがちな「ユニットテスト」関連の語彙とプラクティスをパターンとしてまとめた、質・量ともに偉大な一冊。分厚すぎるのでid:t-wadaの指導のもと、みんなでバラバラにした。
7位
『My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド』
"オーム社営業マン"としてタイトルの誤解を解く活動の結果(?)のランクイン。
版元であるPragmatic BookshelfのDave Thomas自ら「仕事をインドに取られちゃった」というタイトルは大失敗だったと認めている("It's a very, very good book"とも言っている)。
プロフェッショナルなソフトウェア開発者であるために「僕らはビジネスマンであらねばならない」。そして、そうなるための「最も大きな壁は、僕ら自信の恐れだ」とChad Fowlerが真摯に問いかける。あとで書くけど:-)、本書の翻訳書としての読みやすさは、『アジャイルプラクティス』監訳の品質目標でもあった。もっと売れろ!!!
7位
『On Lisp』
この日記での紹介。結局、最後まで読めてないけど……。Common Lispには手を出せそうにないけど、Emacs LispやGaucheにはもうちょっと馴染めるようになりたい(と思っている)。
10位
『10+1 No.48 (48)』
江渡さんのインタビュー掲載誌。あわせて読みたい:
2008-01-07(Mon) [長年日記] [Edit]
■1
『JavaからRubyへ』第4刷重版決定!
id:jknaoyaにも愛されるカヤック星人でおなじみの『JavaからRubyへ』の増刷が決定しました。
いまはオンライン書店よりも店舗での動きが良いそうです。逆ロングテール? 面白いね。 おかげさまで、報告されているすべてのバグを修正できそうです! お買い上げいただいた皆さまのおかげです。
Ruby1.9やRails2.0.xがリリースされましたが、2007年を振り返ると本書が対象としている状況はまだ開発の現場では有効だと思っています。(北米はともかく)日本ではまだ賞味期限は切れていないと思っています。今後ともカヤック星人をよろしくお願いします。
(このエントリは2008/02/18に書きました)
2008-01-09(Wed) [長年日記] [Edit]
■1 CodeReposにアカウントを作ってもらった後、最初にやるべき3つのこと
1.コミッタ用のWikiページを作成
Wikiページに何か書く。
http://coderepos.org/share/wiki/Committers/USERNAME
中身は先輩諸氏のページを参考に。
2.アイコンを設定する
最初のコミットになる?
http://svn.coderepos.org/share/websites/coderepos.org/trac/share/js/TracUtils.js
をチェックアウトして、AUTHORS_ICONSに追加。どういったものを追加できるのかは先輩諸氏の記述を参考に。
2008-02-20追記
コミットログの書きかたは、CodeReposのWikiにあるCommit message rulesを参照しよう。(id:ytoによる補足。ありがとうございます)
3.アカウントの名前とメールアドレスの設定
svnリポジトリのRSS Feedにはコミットしたアカウントのメールアドレスが記載されるっぽい。
なので:
http://coderepos.org/share/settings
のページでNameとEmailを設定しておくと良さそう(というかtdiary-contribにコミットする人は設定してください……)。
これで準備完了! あとはモリモリとコードを書いてコミットすればいい。はっぴーはっきんぐ。
2008-01-17(Thu) [長年日記] [Edit]
■1
『アジャイルプラクティス』の緊急増刷が決定!
「アジャイル」というタイトルが……という心配なにするものぞ。ほんとうに、みなさまのおかげです。あまりに早く増刷が決まったので、バグ報告を十分に反映できなかったのは残念。
今回もサポートページを用意しているので、こちらも参考にしていただきつつ、問題があれば報告してやってください。
(このエントリは2008/02/18に書きました)
○ あまのりょー [>書籍の内容については、じっくり語りたいなあ。宣伝できそうなイベントがあれば教えてくださいw 場を作るので話してく..]