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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-03-07(Fri) [Edit]

■1 どこまでを映画と呼ぶのか?(2)

TSUBONOのツッコミに目から鱗。後だしジャンケンかもしれないが、自分じしん以前から「DVDは観るものでなく買うものだ」と言っていたのだった。そうか。DVDを映画と一緒にしてしまうことに対する違和感はここに由来するのか。さすがTSUBONOである。 位置付けをもう一度整理しよう:

映画
スクリーンで観るもの。フィルムであるかどうかは問わない(今のところ)
レンタルビデオ
経済的時間的にプラグマティックになるため、ともあれ観なければ始まらないのだ
TV放映
自分の記憶の確認(観てないものだったらまあ、レンタルビデオ的な位置付け)
DVD
映画を「所有」したい、という欲望を解消するための代替物

結論として、この日記での映画の扱いは:

  • 映画/レンタルビデオ/TV放映とDVDは根本的に別物。
  • 映画〜TV放映には観点や位置付けの違いはあるが、日記カテゴリとしては同一。

と決めよう。あとは、それに見合うように映画を観ていくことが大事。

Tags: 映画

■2 この日記における敬称の扱いについて

原則、呼び捨てで書こうと思います。当方小心者ゆえ、自分では呼び捨てで書いていながらも、実際は恐縮しています。が、つける?つけない?と悩むことも悩ましいので。

Tags: 日記

■3 レストラン七條

またも小学館ビルの地下。なかなか侮れない。ランチはメンチカツ700円〜エビフライ1200円ぐらいまで。私は子羊と赤ピーマンと茄子のタイム煮、850円。ライス/サラダ/スープ付。ベルギービールをたくさん取り扱っているが……ベルギービールは家で飲んだほうが安いんだよね。味は値段分、充分の味。書籍・雑誌にたくさん紹介されている有名店なんですな。リンク先は日テレだし。

Tags:

■5 『ベッカムに恋して』

インド映画なのか。観ないと。

Tags: 映画

2004-03-07(Sun) [Edit]

■1 スモール・ソルジャーズ [DVD] 『スモール・ソルジャーズ』

観るとはなしに観る。公開時以来だが、良い映画であることを再確認。いずれDVDを買っておきたい。なんでまた……と思っていたら『ルーニー・テューンズ: バック・イン・アクション』がもうすぐ公開なのか。観たいなあ。ブレンダン・フレイザーはすっかり人ならぬものとの共演俳優だな。

追記

DVDのジャケはちょっとミスリーディングなわけだが、そこがまた良いね。結果的にジョー・ダンテ節になっている。

Tags: TV

■2 あの頃ペニー・レインと [DVD](キャメロン・クロウ) 『あの頃ペニー・レインと』

ロケンロールつながり、というわけでもないのだが。1973年。既にロックは死んでいた。 原題『Almost Famous』に対して邦題をこうもってきた担当者はイイ仕事をしたな、と思う。

静謐な雰囲気があって悪くない。サントラもあまりロケンロールではない。けれど、私には長く感じられた123分。キャメロン・クロウ君には興味ないしな。ケイト・ハドソンの奇跡とも呼ぶべきおでこと、孤高のフィリップ・シーモア・ホフマン(出番少ない)を眺めて過ごすのみ。と書きつつも、デラックス・ダブル・フィーチャーズなるDVDの特典映像は観てみたかったな、と複雑な気持ち。

それにしても、である。ケイト・ハドソンがすごい。後光すら感じられた。これが全盛期(だよね?)の理力というものか。クイーン・オブ・不思議ちゃん。

Tags: DVD

2008-03-07(Fri) [Edit]

■1 18th Annual Jolt Awards

先にまとめ

毎年恒例のJolt Awardsが発表された。Jolt Awardsって何なのよ、という話はid:t-wadaによる「コンピュータ業界のオスカー賞、Jolt Awardsの今年の決勝に残った本が発表されました」がよくまとまっているのでそちらを。以下、書籍に関してのみ。

昨年のJolt Awardsのリスト(『アジャイルプラクティス』もProductivity Awardを受賞してます!)を見たときに感じた潮流はそのまま続いているっぽい。その潮流とは、21初頭の空前のアジャイル開発ブームにうっかり転んでしまった人たちが現場で実践した成果や経験、知見が表に出てきているということ。2週目というか第2段階というか、とにかく「再評価」とはまたちょっと違った雰囲気。ビジネス的な環境変化への適応や、「新しい何か」を生み出すための手段として真剣に取り組んでいるようにみえる。

この感覚は、最近InfoQの翻訳のお手伝い始めたこともあって、アジャイルカテゴリの記事を少し身を入れて読む機会があるのだけれども、そこでも感じる。海の向こうの彼ら(のごく一部)はアジャイル開発に含まれている「何か」を本気で信じていて、それを掴もうとしてる。

ひとことでまとめると「アジャイルはじまったな」。

General Books

Beautiful Code: Leading Programmers Explain How They Think (Theory in Practice (O'Reilly))(Andy Oram/Greg Wilson) Jolt Winnerは、『Beautiful Code: Leading Programmers Explain How They Think』これはオライリー・ジャパンから翻訳が出るらしい。『ビューティフルコード』。今春刊行予定。

Productivity Winnersは以下の3冊。

Manage It!: Your Guide to Modern, Pragmatic Project Management(Johanna Rothman) 『Manage It!: Your Guide to Modern, Pragmatic Project Management』
イノベーションの神話(Scott Berkun/村上 雅章) 『イノベーションの神話』
Release It!: Design and Deploy Production-ready Software(Michael T. Nygard) 『Release It!: Design and Deploy Production-ready Software』

O'reillyとPragmatic Bookshelfで独占。『Manane It!』『Release It!』は『Ship It!』に続くシリーズと思っていいのかな。買ったけどちゃんと読んでないのでわからないという。『Ship It!』はオーム社から(オーム社から!)翻訳が出てます。『アジャイルプラクティス』とあわせて読みたい。

Technical Books

Continuous Integration: Improving Software Quality and Reducing Risk (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))(Paul Matyas, Steve Glover, Andrew Duvall) Jolt Winnerは 『Continuous Integration: Improving Software Quality And Reducing Risk』。継続的インテグレーションだけで1冊書いた、Martin Fowlerシグネチャシリーズ。

Productivity Awardsは以下の3冊。どれも分厚いなあ。

xUnit Test Patterns: Refactoring Test Code (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))(Gerard Meszaros) 『xUnit Test Patterns: Refactoring Test Code』

833p。

Head First SQL(Lynn Beighley) 『Head First SQL』

607p。

Rails Way, The (Addison-Wesley Professional Ruby Series)(Obie Fernandez) 『The Rails Way』

912p

翻訳としてはO'reillyのものはオライリー・ジャパンが頑張ってくれるでしょう。その他のは、その一部については頑張ります……。

蛇足

ここ数年のJoltでは以前ならよく見かけた、Addison WesleyやPeason Educationから出版されそうなソフトウェアエンジニアリングっぽいものよりは、O'reillyやPragmatic Bookshelfのような「実践的(Pragmatic!)」であったり「動くコードを重視する」タイトルが強い風潮が定着しているように思う。今年でいえば、Addison Weselyの数あるラインナップで気を吐いたのが、Martin FowlerシグネチャシリーズやRails Wayだというのもそれを裏付けている感じ。

Tags: jolt book

■2 第20回XPJUGユーザ会、終了しました

とりいそぎ、当日の資料のPDFを公開します。動画はH.264のエンコーディング方法を勉強してからニコ動に置きたいと思ってます(私はプレミア会員なのだよ)。いまiMovieに取り込み中……。

30MB以上あります。イベントの感想などをブクマするときの公式タグは「XPJUG20th」にしたいと思います。ご協力お願いします。

とりいそぎ。参加いただいた皆さま、ありがとうございました。思いっきりホームな場所での発表は、ものすごく楽しかったです。皆さんも楽しんでいただけたようなら、これ以上の幸せはありません。

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

かくたに [ご指摘ありがとうございます。修正しました!(酔っ払っていて失敗した)]

Yuumi3 [楽しい会でした〜 \(^_^]

あまのりょー [感謝ですm(__)m ニコ動をwktkしてますー またユーザー会にも来て下さいね。]

iwagaki [はじめまして。 偶然本を読んで、偶然ユーザ会を知って、偶然予約できて、参加してみました。 楽しかったです。翻訳と、熱..]

かくたに [ニコ動に公開したので、以後この場でのツッコミを禁止します :-)]


2012-03-07(Wed) [Edit]

■1 信頼貯金を解約すればいいんだな

カンフー・パンダ VS 仮面ライダーディケイドや。だいたいわかった。


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