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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-03-07(Sun) [長年日記]

■1 スモール・ソルジャーズ [DVD] 『スモール・ソルジャーズ』

観るとはなしに観る。公開時以来だが、良い映画であることを再確認。いずれDVDを買っておきたい。なんでまた……と思っていたら『ルーニー・テューンズ: バック・イン・アクション』がもうすぐ公開なのか。観たいなあ。ブレンダン・フレイザーはすっかり人ならぬものとの共演俳優だな。

追記

DVDのジャケはちょっとミスリーディングなわけだが、そこがまた良いね。結果的にジョー・ダンテ節になっている。

Tags: TV

■2 あの頃ペニー・レインと [DVD](キャメロン・クロウ) 『あの頃ペニー・レインと』

ロケンロールつながり、というわけでもないのだが。1973年。既にロックは死んでいた。 原題『Almost Famous』に対して邦題をこうもってきた担当者はイイ仕事をしたな、と思う。

静謐な雰囲気があって悪くない。サントラもあまりロケンロールではない。けれど、私には長く感じられた123分。キャメロン・クロウ君には興味ないしな。ケイト・ハドソンの奇跡とも呼ぶべきおでこと、孤高のフィリップ・シーモア・ホフマン(出番少ない)を眺めて過ごすのみ。と書きつつも、デラックス・ダブル・フィーチャーズなるDVDの特典映像は観てみたかったな、と複雑な気持ち。

それにしても、である。ケイト・ハドソンがすごい。後光すら感じられた。これが全盛期(だよね?)の理力というものか。クイーン・オブ・不思議ちゃん。

Tags: DVD

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