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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)


2004-02-08(Sun) [Edit]

■1 日曜出勤する妻にあわせて一旦起床したものの、昨晩入手した『王の帰還』のパンフを読みながら(案の定)昼すぎまで再び眠ってしまって鬱。あらゆる予定が狂う。パンフには我らが柳下毅一郎が寄稿しており、そこには「ジージャンを着たままだって世界の頂点に立つことができるのだ」と書かれていた。溜飲の下がる思い。

ごそごそ起きて、御茶ノ水のレプタイルショップでバートホールドの照明器具を補充。今年に入ってバスキングライトが2つもイカれる非常事態発生。ついでに紫外線灯もそろそろ紫外線効果がなくなっているだろうから交換。熱帯動物ではないだろうから、紫外線はやや控えめでフルスペクトルライトにしてみた。が、バートホールドは総じて日光浴が足りてないので、多少紫外線は強めでもよかったのかも。

久びさに丸香で釜玉を食べようと、行ってみたがシャッターは下りていた。残念。

しばし御茶ノ水界隈をうろうろして、『UNIX USER』2004年3月号げっと(「yet another自分用メモ」経由)。妻とアキバで待ち合わせて帰宅。帰宅後、お茶して日暮れまで眠ってしまう。鬱。

晩飯を食べながら、ゴールデングローブ賞の授賞式を見る。結果は既報の通り、受賞内訳は作品(ドラマ)、監督、音楽、主題歌、と。役者置いてけぼり。ピーター・ジャクソンのスピーチは相変わらず礼儀正しい。

サントラ&主題歌がダブル受賞。観たあとにサントラを聴いてみると(というか映像付きで聴けば)、どちらも封印するほどは悪くないな、と印象を改める。

特別延長版DVDではエンドクレジットにもクリストファー・リーは登場するのだろうか。


2006-02-08(Wed) 2005年12月70日 [Edit]

■1 OSM 2006/03『オープンソースマガジン』2006年03月号

現物はまだ見てないんだけど:

第2特集:Ruby on Rails 1.0の世界

  • Part 1 Instant Railsで始めるWindows環境のRails 
  • Part 2 Locomotiveで始めるMac OS X環境のRails 
  • Part 3 Rails vs. Catalyst 
  • Part 4 言語内DSLの概念とRake 
    • 角谷信太郎

ひとりだけRails1.0の世界と関係ないことを書いてる人がいるけど気にしないでください。はてな率75%。

■2 シカゴシカゴシカゴシカゴ……シカゴ 書けば書くほど恋しくなる

煽られてるのは百も承知なのだけれど、YAPC::Asia 2006 Tokyoの4,000円の金策にも困る今日この頃。私もガスコンロでハンガーを折り曲げて白パンを焼きたいッ!!

■3 『クレージーキャッツ 作戦ボックス』 DVD:『クレージーキャッツ 作戦ボックス』

これはAmazonギフト券にて。黄金作戦。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ma2 [さっきと立ち読みしてきました > OSM 買えって話ですよね。さて今週はデブサミだー。]

babie [はっはっは、金策はあと2年耐えるべし。]


2007-02-08(Thu) [Edit]

■1 From Java to Ruby: Things Every Manager Should Know (Pragmatic Programmers)(Bruce Tate) デブサミ2007の発表練習をした

同僚たちに付き合ってもらって、現時点で完成しているところまでのスライドを見てもらいつつ、ひと通り話を聞いてもらった。完成度は60%ぐらい。昨年のデブサミ2006での発表は、当日の朝まで話す内容を決められず、スライドが完成したのは講演開始30分前。昨年よりは確実に進歩した。今年は「事前配布資料」も準備できたし。

練習ではたくさんのフィードバックをもらえてすごく助かった。自分ではイマイチかもなあ、と思っていたネタがウケたり、といった意外な発見は、やってみてこそなのだなあ。

私の事前配布資料はA4一枚のポジションペーパーなのだけれども、セッションそのものを、ライトニングトーク10回分に相当する長大なポジションペーパー(トーク?)にすればいいんだな、ということがわかったのが一番の収穫。

セッションについては、おかげさまで「残席僅か」ですが、裏がGoogleというかtaiyaki.orgな感じなので、私のセッションはまだ申し込み可能です。以下、またまた宣伝しておきます:

デブサミ2007:「実践『From Java to Ruby』 〜 血があつい鉄道ならば/走りぬけてゆく汽車はいつかは心臓を通るだろう 〜」

日時

2007/02/15(木)[会期2日目], 10:00〜10:50

概要

微妙な規模のSIベンダである弊社では、現在進行形でRubyの導入に取り組んでいます。SIベンダにとって、昨今ますます注目を集めるRuby、そして Ruby on Railsの意味とは何でしょうか。業界恒例のうたかたなるバズワード? 破壊的イノベーション? それともアジャイル開発者の聖杯? SIベンダはRubyを導入して成功できるのか?本セッションではRubyという「新興」テクノロジをSI組織に導入するための作戦と注意点について、話者の実践経験を元にお話しします。キーファクタは、愛です。本セッションが皆さんの参考になるかどうか、話者にはわかりません。


本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

nkjm [去年の全編ライトニングトークのような勢いのプレゼン、楽しかったです。今年も期待してます!]


2009-02-08(Sun) [Edit]

■1 RubyKaigi2009のサイトをオープンしました

(この日記は2/11に書いてます)

海外からの問い合わせもいくつかやってくるようになったので、とり急ぎ、現在確定していることを全部書いてオープンしました。デザインは今年ものりおさんです。英語版ページはレオががんばってくれました。

なお、サイトで使っているRubyが1.8系なので、日本語サイトには右上に「アナログ」と表記しています。この日記でも重ねてお知らせしておきたいことは以下3点:

サイトの情報として足りてないところがまだまだ多いですが、デブサミ2009が終わったらもう少し手を入れていくつもりです。よろしくお願いします。

ちなみにCFPについては、今年は3トラックパラレルでやれるぐらいの数の部屋を押さえちゃってます。応募はお気軽に。プレゼンテーションの内容も、昨年までの「RubyKaigiっぽさ」にこだわる必要はありません。過去3年間のRubyKaigiはどれもセッションの持ち時間が短かかったので、今年は40分とか50分とか、ゆったりと時間を使えるようなセッションも増やしたいです。

ただ、会場の規模に反して動いている実行委員の数が例年並かそれよりちょっと少ない感じ。3トラック平行で回せるだけの現場オペレーションのチームをつくれるのかな……。このままだとKaigiFreaksも人数足りないと思う(去年は2トラック並行してストリーミングするのが精一杯だった)。RubyKaigi手伝いたい!!!と感極まっている方は、実行委員のメンバーと連絡を取ってみてください(あ。公式サイトにチームのページが無い……)。

それから、一部報道で「非公式ながらはてなブックマークのコメントでは『Dave Thomas級の世界的Rubyist』によるキーノートも示唆されている」とありますが、既に公式サイトで発表してますよ?:

  • 基調講演: まつもとゆきひろ, 高橋征義

一昨年のRubyKaigi2007のDave Thomasを超えるような基調講演をお願いできるRubyistがいなくて(おっと、ほんとは居るんだけど、断わられてたり、呼ぶべきでないと思ってる)、去年は基調講演はまつもとさんだけになっていたのだけれど、ついに今年は、Dave Thomas級の世界的Rubyist、Masayoshi Takahashiに基調講演をお願いできることになりました(去年はやんわりと断られた)。

どこらへんがWorld-Classかは比較的最近なら、たとえば「Coming From Ruby」(写真の書籍をシアトルまで持参したのが高橋さん)とかFIBURE Bとか「Japanese Rubyists you have not met yet」とか。そういえば「Coming From Ruby」はいつか翻訳をし直したものをInfoQ編集部に送りたいなあ。貴重なdblackの記事なのになあ。


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