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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2006-05-23(Tue) [長年日記]

■1 ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門(青木 峰郎/山下 伸夫) 『ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門』

次なる写経テキストが予約可能になった。近頃はSICPもHaskellもサボりがち。

ちなみに私がDebianに移住したのは『ふつうのLinuxプログラミング』を写経したかったから。

■2 "The Right Thing",あるいは Kent BeckのJavaOne2006のセッション資料

言葉の選びかたが素敵だ。元気づけられる。

(デベロッパーテスティングの)Key factors

  • Belief that developer testing is the right thing to do
  • Assumption that developers want to do the right thing

...

Tools Can Facilitate Change

  • JUnit acted as the seed crystal for developer testing

...

Cultural Change Happens

  • Shift to developer testing harmonizes with social trend toward accountability in business
  • Basic ideas had been around for decades
  • Evolution of programming is not just driven by technology

強調引用者。うえに挙げたなかではharmonizes with ...accountablilityのくだりが特に興味深い。これは「POJOとJUnitで書いたテストコードこそが最大の資産である」とKent Beckも言ったに等しい。

JavaOneのレポートは、MYCOMのしか読んでないけど他にもあるのかなぁ。

MYCOMのレポートでは、私が重要だと感じた資料の内容については一切言及されてないけど。


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