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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2002-03-18(Mon) [Edit]

■1 『ドラゴンランス戦記』完全版

柳の下にはドジョウがわらわら。とはいえ、底本を改めて訳者も安田均、というのは期待しちゃうなあ。しかし、ハードカバーだけ、ちうのは商売っ気出しすぎでは?

『伝説』とか『神話』とかそのへんの、富士見文庫で出ていた他のラインナップもフォローしてくれるのだろうか。そこらへんはこいつの売れ行き次第なのかなあ。

Tags: 書籍

■2 tDiary 1.4.0 リリース

1.3.4を入れたそばからバージョンアップ。と、いうわけでこのコンテンツにも新バージョンを導入。

Tags: 電網

2003-03-18(Tue) [Edit]

■1 アンテナ補足

Hiki利用サイト一覧の関連か、たけうちさん*1のアンテナに補足され始めた模様。death:Hiki利用者の末席を汚させていただいております。

*1 やっぱり全然知らない人は呼び捨てにできないな……。小市民な私。

■2 ティーヌン@神保町

本日はカオパット。味付は控え目なので、テーブルのスパイスの魚醤とか酢で補足。730円。ぶっかけ系の一皿料理で目玉焼きがデフォルトで付いてくるのはガパオだけなのが寂しいが、他のも試していこう。メナムのほとりのほうが近いんだけど、店内ランチはちょっと高めなのと、トムヤム系ラーメンはどうも邪道っぽい印象が拭えないんだよな。

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2004-03-18(Thu) [Edit]

■1 Dependency Injection 要約: 「キスを卒業したら……

うえやんの日記でのまとめ。記事本体は長くて読んでらんない、という多忙な方は、翻訳記事冒頭の概要(とできれば「まとめ」も)を読んで、さらに「キスを卒業したら……」を読めば、本文は読んだも同然。記事の概要とまとめでは言及されていないが、見逃せない重要なポイントがフォローされている。

ちなみに「キス」とは PicoContainer 開発チームによる IoC Dependency Injection 説明資料の groovy なメタファ。 この資料はma2さんによる日本語訳(pdf, ppt)が存在する。こちらも IoC Dependency Injection についての簡にして要を得た説明で、オススメ。

この「GirlはBoyにキスしたい」ネタは『Web+DB Press Vol.19』で縣さん("No, the respect is mine.")が「軽量IoCコンテナでスマートにいこう! PicoContainer 」で、IoC Dependency Injection コンテナとして PicoContainer を紹介するにあたっても参照されている。

■2 毎日かあさん カニ母編(西原 理恵子) 『毎日かあさん カニ母編』

さいばらりえこの毎日かあさん」の単行本。遠からず親になる予定の者としてはマストだよね、普通。というわけで妻に買わせる。

Tags: 書籍

■3 アツイのにどっちも追えてない

サーバの引越(自宅引取り)を考えているので、そのときに——と思っているのだが、いつになるやら……。

Tags: tDiary Hiki

2005-03-18(Fri) [Edit]

■1 Refactoring to Patterns (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))(Joshua Kerievsky) 『RtP』がJolt AwardsでProductivity Winnerに

第15回のJolt Awardsの結果(PDF)が発表された。我らが『RtP』こと『Refactoring to Patterns』がGeneral部門でProductivity Winnersになった。めでたい。翻訳はどーなってるんでしょうか。『PofEAA』はいよいよ(いよいよ!)出版間近っぽいですが。他シリーズの翻訳もお忘れなきよう。

ちなみにGeneral部門のJolt Winnerは『Head First Design Patterns』。パターンよりリファクタリングのほうが大事なのに……。『Head First Refactoring』は出ないのかなあ。シリーズの趣旨に適うと思うのだけれど。

他のProductivity Winnerは、副題がえらく長い『Joel on Software』(翻訳を激しく希望)と『Software Factories』(ふーん)。

いっぽうのTechnical部門は、JoltがDIへのイントロダクションな『軽快なJava』。Productivity Winnersは『Hibernate 開発者ノートシリーズ』、あとはC++の本とかEclipseガイド第2版とか。HibernateやEclipseはプロダクト部門でもJolt Awardsだったりと引き続き元気いっぱい。ギョーカイの潮流を順当に反映している。

あと、Python2.4が言語環境のProductivity Winnerになっているのが個人的に興味深い。RiteはJoltを奪れるかな?

■2 kakutani.com 障害

14:15〜20:05ぐらいまでの間、宅内ルータの障害で止まってました。その間アクセスできなかった方、ご不便をおかけしました。

■3 達人プログラマー―ソフトウェア開発に不可欠な基礎知識 バージョン管理/ユニットテスト/自動化 (Ascii software engineering series)(デビッド トーマス/マイク クラーク/アンドリュー ハント/David Thomas/Mike Clark/Andrew Hunt/長瀬 嘉秀/テクノロジックアート) 『達人プログラマー—ソフトウェア開発に不可欠な基礎知識』

読了。私は本シリーズに対して、余人からすれば異様な思い入れがあるように見えると思うで、割り引いていただきたいところではあるが——定性的な感想としては、風情がない。

それが顕著なのは達人スターターキットシリーズの名物コラム「Joe Asks...」。我らがジョーの質問コーナーなのだけれど、第1部(バージョン管理)の一発目の質問なんて、ジョーの質問と達人の回答がいずれも地の文になっちゃって何がなんだか。哀しい。

達人スターターキットとして客観的に致命的なのは「ソースコードの中で故意に省略した重要でない部分」が"XXX XX XX;"と表記される部分。原書では、この"XXX"の箇所は印刷の色が薄くなっており、重要な箇所が手前に浮き出るような感じになっている——のだが、翻訳では全部同じ濃さ。おーい。

第2部「9.4 テスト駆動設計」(p.268)のサンプルコードなんて、目も当てられない。せっかく良い紙を使って全体の薄さを抑えていると思われるのに、台無し。

他にもいくつか細かいバグや、「確かに原書にはそう書いてあるけどさ」的なところが見受けられるのだけれど、バグレポートを書く余裕がない。

色いろ苦言を呈してはいるが(まだまだ書き足りない)、それでも、私は日本語で読めるようになった本書を推薦せざるを得ない。「達人スターターキットとは、現代のソフトウェア開発に不可欠な基礎を扱う全3部のセット」であることは確かなので、イマドキのソフトウェア開発に携わる方がたは是非、御一読を。

この書籍の売行が今後、大変なことになっている達人プログラマーの本棚を日本語で読めるかどうかを左右したりするんですよね?

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

udagawa [http://japanese.joelonsoftware.com/ ここで翻訳している人たちにだしてもらいたいで..]

まつもと [別の出版社からPragmatic Bookshelf出たりするかも。Pickaxe2も検討中かも(このツッコミはフィ..]

きったん [僕、この前Niftyのとあるサービスを提供しているサーバが落ちてるんじゃないの?問い合わせしたらそのとおりだって、お..]


2008-03-18(Tue) [Edit]

■1 大漁

フムフムヌクヌアプアアたち
きょうはフムフムヌクヌクアプアアがたくさん釣れました。

プログラミングGauche(Kahuaプロジェクト/川合 史朗) 計算機プログラムの構造と解釈(ジェラルド・ジェイ サスマン/ジュリー サスマン/ハロルド エイブルソン/Gerald Jay Sussman/Julie Sussman/Harold Abelson/和田 英一)


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