2005-01-13(Thu) [長年日記]
■1 アムリーシュ・プリー、脳出血で逝く
「モガンボは満足じゃ」の一言で我われのハートを鷲掴みにしたインドの怪優が逝ってしまわれました。享年72歳。
画像は『Mr.インディア』でモガンボ様に扮する相対的に若かりし頃のアムリーシュ御大。Hail Mogambo!!
■2 「達人プログラマーの本棚」シリーズが大変なことになっている件について
Andy Huntのウェブロで、『Pragmatic Version Control using Subversion』がもうすぐ発売される旨が告知されている。
おおっ、と思ってコーチとサイトを眺めていたら、鉱脈に行きあたった。「using Subversion」を含めて、近刊4タイトルが予定されている模様。いずれもDave&Andyの手になるものではないところがシリーズの広がりを感じさせる。
日本の出版社でこのシリーズの邦訳をやろうという気概のあるところはないだろうか。
以下、4冊まとめて軽く紹介をば。並びは発売予定順:
『Pragmatic Version Control using Subversion』
「Pragmatic Version Control」シリーズのSubversion版。既刊に『using CVS』がある。2005/02/05発売予定。Amazon.co.jpで予約可能。
『Data Crunching: Solve Everyday Problems using Java, Python, and more.』
あまり内容がわかってないのだけれど、運用系にまつわる問題へのアプローチを扱った書籍なのかな……。データの移行とかログとか。サイトをみると、
- 現実世界のレガシーデータ変換にまつわる問題へのアプローチ
- データの取り回し(data-handling)にはどの言語が向くのか?
- ログファイルの検索、データソースの変換、プログラムの設定などなどを行うプログラムの設計、ビルド、テスト
とある。サブタイトルが「Java, Python and more.」なのが残念。2005/02/15発売予定。Amazon.co.jpで予約可能。
『Ship it!: A Practical Guide to Successful Software Projects』
「出荷しる!!」とはこれまた大胆なメインタイトル。ワーキングタイトルは「The Pragmatic Project Primer」とずいぶんおとなしいものだったみたい*1。
その名残もいまや副題に残されるのみ。「ソフトウェア・プロジェクトを成功に導く実践ガイド」とのことで、記述はすべて「現実世界でテスト済み」だそうな。「胸を張ってソフトウェアをリリースしたい人向け」とのことで、楽しみ。2005/03/31発売予定。Amazon.co.jpで予約可能。
『Practices of an Agile Developer』
タイトルまんまの内容なのでは、と推測。本書では5つの領域をカバーしている:
- 開発プロセス
- コーディングのとき(? While Coding)
- 開発者の心構え(Developer Attitude)
- プロジェクトとチームのマネジメント
- イテレーティブかつインクリメンタルな学習
Developer Attitude重要。2005/04/01発売予定。こちらはまだAmazon.co.jpでは予約できない。
各々手に入れたり読んでりできしだい、再びアサマシく紹介したい。
*1 01/13時点での書影はワーキングタイトルのがベースになっている