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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-06-05(Thu) [Edit]

■1 不思議の国のエルヴィスとグルミット:Reloaded

市川からのAmazon定期便が到着したのは昨晩なんだけど:

んでは、軽く順番に。

『不思議の国のアリス』

山形浩生訳。ま、お布施みたいなもんです。

『ウォレスとグルミットのおすすめ生活』

英国職人アニメーション特集で上映されていた6本に4本を加えた全10本。ちなみにどれも2分程度なので、本編のラインニングタイムは約20分。それに15分のプロモーションと、その素材のメイキング映像(音声なし(!))10分ぐらい?。これで映像は全部。片面1層。2,800円。ソニーはグルミット関連は商売のやり方が非道。旧三作も海外だと1枚に全部入って売っていた。で、価格は3,000円ぐらい(4,5年前。邦盤は1話ずつバラ売り。3,300円。欽ちゃんのギャラはそんなに高いのか?

さて。今回はニック・パークは製作総指揮へと引っ込んだみたいだけど、仕上がりはいつものテイスト。これは第4作へのウォーミングアップ、だそうな。期待したいが、いつできあがるんだろう。少しテンポ早め(短編だから急いでいるのか?)の、オープニングの件のマーチを10発連続で聞くとちょっと頭がどうにかなりそうではある。

『MEGAエルヴィス〜エルヴィス・プレスリー・エッセンシャル・コレクション』

妻が『リロ&スティッチ』に大フィーバー。その影響で、「キングっつったらスティーブンじゃなくてエルヴィスだろ!!」とか言い出す始末である。

『Matrix Reloaded: the Album』

輸入版二枚組。1枚目はおうた篇。「クレジットロール。実際にサウンドトラックに収録されている曲の全部は、いま流れている」ってネタが「MATRIX, THE: THE ABRIDGED SCRIPT *1」にあったけれど、当たらずとも遠からず。

2枚目はスコア篇。高速道路のBGMが「モナリザ・オーヴァドライヴ」だったとは!! 昨晩、通しで1回聞いただけなのだが、翌日になった今もまだ頭のなかで鳴り響いる。ぱーっぱかぱっぱっぱー。でーんででーん。

2枚目はCD-EXTRAになっているらしいのだが、中身はまだみてない。

追記:なんで一日経った今も鳴り響くのかわかった。職場の喫煙所の窓から首都高が見えるからだ。

*1 『The Matrix』の公開時、自らの熱狂のイキオイに任せて超訳した。

■2 実体参照

私はtDiaryをWikiスタイルで記述しているのだが、&は問答無用に&に置換されちゃうのかな。で「ABRIDGED SCRIPT(TM)」と書こうと™って入れたら&が&に置換されちゃったい。仕方ないのかなあ。

追記:

神降臨で解決しました♥*1

なるほどー。Wikiスタイルでの'{{ 〜 }}'はすなわち'<%= 〜 %>'なのを忘却していた。eRubyに直接解釈させる、ってことかな。'<'とか'>'もエスケープされないし*2。このワザはtDiaryユーザにとっては常識なのだろうか。tDiary-usersのWikiを検索しても出てこない。

HTML文字実体参照一覧。色いろあるんだなー。

Tags: tDiary

*1 あまりの素早いツッコミに、うっかり職場のアカウント名名前欄に記入しちゃったよ。

*2 つまり、タグを書いて開きっぱなしにすると危険な諸刃の剣。

■3 『マイ・ビッグ・ファット(・ギリシャ流)・ウェディング』@よみうりホール

余計な小細工/迂回路/脱線一切ナシ。お話は、ギリシャ系のヒロインが何系かよくわからない核家族の独り息子であるジョン・トラヴォルタみたいなツラした彼との結婚式までリニアかつシンプルに展開。ギャグのネタはあくまでわかりやすく。エンドクレジットも『:Reloaded』なんかに比べたら一瞬で終わる。こういったフツウの映画が、(メインストリームではないにせよ)存在できるハリウッドは何だかんだいっても裾野が広いというか層が厚いというか。

終映後、妻が『ベッカムに恋して』みたいだね」と言っていた。まあ、似てなくもないかも。ただ、ギリシャ流結婚式にはバングラ・ビートのダンサー達は来ません。

今回の試写会、東京建物がスポンサーだったのか? 上映前に延々と(ってたぶん15分もなかったのだとは思うが)、企業PRビデオやら抽選会やら……。これをやりたいがための18:00開場/18:30開映か? 多くの人は「無料で映画が観れる」と思って来てるんだから逆効果でしかないだろう。

Tags: 映画
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

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skakutan [神キター]

たらこせる [購入決定。こりゃAmazonかな。]


2006-06-05(Mon) Rubyの話をすると癒されるね [Edit]

■1 終わる世界

かくして「あちら側」でひとつの世界が死んだ。

しょうこおねえさんは悪魔と取引して画力と引き換えに歌唱力を手に入れたのだろう。ロバート・ジョンソンみたいに。

■2 ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門(青木 峰郎/山下 伸夫) 『ふつうのHaskellプログラミング』

「ふつうのプログラマのための関数型言語入門」。待望の足利ラムダが私のところにも届いた。私はまだまだ「ふつう」じゃないけど、なんだかHaskellが書けるような気がしてくる。読み進めるうちに自分で試してみたくなってモゾモゾしてきちゃうのは、私にとって本書が良書であることのサインだ。

関数型言語を触っている時間は、普段じぶんが使っているのとは異なる脳の部位を使ってる感覚がするので面白い。この感覚を一緒に体験したい方は、明日6/6(火)から開催される一連のふつケル写経会に参加してみるのも一興かと オンラインコミュニティとしてははてなのHaskellグループの盛り上がりに期待。

■3 The Debian System―その概念と技法 (MYCOM UNIX Books)(マーチン・F. クラフト/Martin F. Krafft/上川 純一/武藤 健志/トップスタジオ) 「俺はDebianをやめるぞ! ジョジョーッ!!」

さようなら僕の自由。その程度の自由。でも『The Debian SystemMycom』は気になる。サーバは依然Debianだし。


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