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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-02-15(Sat) [Edit]

■1 『ピーター・ジャクソンの指輪物語:二つの塔』@錦糸町楽天地シネマ8

オープニングで監督名を出さないのは、あくまでこの作品はトールキンのものであって、自分は映画化するにあたって監督等などしたにすぎない、というピーター・ジャクソンの意思表明。だから、私がここで『ロード・オブ・ザ・リング』を、上記のように記述するのは本人の意思に反するのかもしれない。「ゴクリ」ではなくゴラム、「じゅう」ではなくオリファント、つらぬき丸ではなくスティング*1という点で、やっぱり『指輪物語』ではなく『The Lord of The Rings』なのかも。

しばが『旅の仲間』の初見の帰りに「私の好きなシーンがいっぱい削られていた……」と不満気で、当時私は「3時間でやれる範囲ではあれが限界。大健闘でしょ」みたいなことを言ったのだが、今回は「私の好きなシーンがいっぱい削られていた……」と私が不満気。で、しばが対照的に「これでいいんだよ!」と大満足。いや、わかる。わかるんだけども、だがしかし。

——と、ウダウダ書いているけれども、来週末はもう少し音響の良さそうな小屋を狙って行く予定。

*1 今回の字幕では「つらぬき丸」って出てたか? 字幕改善の結果かも


2004-02-15(Sun) [Edit]

■1 『ゼブラーマン』@丸の内東映

哀川翔主演100本目記念……なのにビデオ撮り。「anything goes」って——なんでもアリってこと? 私のあらすじへの勝手な思い入れが強すぎたか。

続編も!!というのはリップサービスかな?:

東映によれば興収10億円をクリアできそうで、3週間の興行もロングランとなる公算が大きい。岡田裕介社長は「哀川くんの執念が伝わった結果。育てて大きくしていくのが夢。こうなったらパート2に向かっていきましょう」と明言。哀川は「三池さんが飽きなければね」と苦笑いだが、宮藤は「また、はがきを送ってもらえれば、すぐに返事します」と心強いあいさつで応じた。

やるのであれば、ゼブラナースを現実のものに、是非。

2004年東映ラインナップ特報祭

今年は東映から目が離せませんなあ:

『キューティーハニー』
行けばいいんでしょ、行けば。
『デビルマン』
特報を見る限りでは大丈夫そうだけど、この特報には出てこなかった脇役たちがコワイよな……。
『恋人はスナイパー 劇場版』
水野美紀の使い方を心得ているのは東映だけ!!
Tags: 映画

■2 『極道恐怖大劇場 牛頭』

極道恐怖大劇場 牛頭 [DVD](佐藤佐吉) 魔境、名古屋。

 

Tags: DVD

2005-02-15(Tue) [Edit]

■1アジャイルプロセス協議会 - 第4回定例セミナーのご案内」(2005/02/18)

場所が職場から徒歩圏内なのと、ワークグループ勉強会が「今だから話せるアジャイルの実践 〜実践者と語ろう!〜」で、テーマが『グッズ系』、『もえつき』、『ドキュメント』など、とのことなので参加する方向で考えてます。

XFDみたいな大ネタは出せない(神が不在のため)ので、グッズ系の小ネタを職場から持参していこうかな。

■2 Take the R train.

Ruby On Rails について知る日なの?」。2005/03/19(土) 13:00〜。行きたいな……。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

太田@会社 [「萌え付き」じゃなかった「燃え尽き」に激しく興味があるので出席します。]

あしざー [申し込もうと思ったら、締め切られていた・・・ ●rz]

あまぴょん [直接来て、関係者を呼んでいただければ何とかなると思います>あしざーさん]


2007-02-15(Thu) [Edit]

■1 『JavaからRubyへ』デブサミ2007:実践『From Java to Ruby以下略』、終わりました

つかれた……。とりいそぎ。あとでちゃんと書く、というか書きなおす:

聞きにきてくださった皆さまありがとうございました。

■2 デブサミ2007: あとで書いた (2007/02/16)

デブサミ運営事務局サイドから、デブサミで、私が、Rubyについて、話してもよい、との許可が下りた。この話題には、いわゆるホームもアウェイもない。「私じしんとRubyとの関係」について、ホームなのは私じしんだけだ。スーツなビジネスパーソンはもちろんのこと、様ざまな技術系イベントを通じて交流がある人、同じ会社に勤務する同僚、そしてかつて一緒に働いた元チームメンバでさえも、彼ら全員、本日このときばかりは完全にアウェイだ。

さて50分、丸ごと全部オレの時間。ホームが存在するのは壇上だけ。観念しろ! ここが世界の中心だ。おれは世界中のみんなを愛してる。ほんとうだ、神様に誓ってもいい。おれはみんなを愛してる、おまえたちみんなを!

以下、ふりかえり。

KEEP

  • 事前配布資料を準備できたこと。
  • 一歩前へ出ること。腕を下げないこと。会場を見て話すこと。
  • ベジェ曲線。初挑戦だったけど、それっぽく図を書けた。モノクロームエフェクト。
  • id:brazil様ご来場。「Podcastle Night。でのid:brazilシーケンス図」がカッコ良かったのでベジェ曲線でパクったところ、御本人が聞きにきてくれていた!!!! 感激だ。
  • id:ma2さん。プレゼン中の引用のコンテキストが、少なくともこの人にだけは全部届いているはずだという安心感。ボンクラ魂。
  • 前回の講演での聴衆からのKEEPやTRYを活かした。具体的には:
    • 最初にまとめ
    • 魂の叫び
  • 最前列にホビット族がいてくれた。気の置けない人たちが、演台のすぐ側にいることがこんなに力強いとは。
  • 竹迫さんがコンテンツ委員なので会場をウロウロしている
    • 「私ごときが何をやろうとも、もっと上がいるからなー」と開き直れる。安心感あっぷ!
  • 思いも寄らないところにメッセージがリーチした:
    • 「じきにリタイアなので、技術書を買うのはあと1冊だけにしようと思ってる。この『JavaからRubyへ』は私の職業人生最後の技術書としてふさわしいかな?」と訊かれた。職業人生最後の技術書!!! 私が職業人生の最後に買う技術書は何になるのだろうか?
    • アテンドしてくれた会場スタッフの方に「楽しい講演でした」と褒められた。デベロッパーじゃない人(たぶん)にも届いた!
  • 昨年に引き続き、(勝手に)オーム社の宣伝。これはね、すごく大事なことなのだよ(これは次セクションに書く)
    • 『On Lisp』のAmazonでの予約マダー?
  • XPEは第2版のほうがeXtremeなんだということに気づくことができた。
    • 私も第2版は抽象的だとか観念的だと思っていたけど、違うよ。XPEは第2版のほうがeXtremeだし、Programmingだよ!

PROBLEM

  • 書籍の宣伝をするためのプレゼンの準備のせいで、書籍の原稿が遅れている
  • 自分がほんとうに大事に思っていることに、プレゼンは不向きだ
    • ちょっとした実存不安
    • Keynoteで求婚しないもんね
  • 50分の持ち時間で52分しゃべっちゃった。ジョブズごっこは危険。もっと練習が必要。
  • あこがれの「質疑応答」をやれなかった
  • Ask the Speakerにもっと居座るべきだった
  • 練習でのフィードバックは重要だが、それを絶対視していはいけない
    • 自分のスタイルを曲げちゃったのは失敗だった。もちろん、その責任はフィードバックを採用して構成を変えた自分じしんにある

TRY

  • 重要なことを最初に
  • 質疑応答
  • もっと練習

……今回は、準備している間にちょっとした実存不安に陥ってしまって、一時はもうダメかとも思った。だが、リー師父とモーフィアスとキング牧師とマスター・ヨーダに導かれて帰還できた。その結果、「芝浦のBruce Tate」(芝浦運河でカヤックしろと?)、「すごいRuby厨っぷり」(もし撮影されていたら画像データください)、「角谷氏のセッションは私の今年のデブサミを台無しにしてくれました」(テロルに成功!)と、最大限の賛辞をいただけた。

こんな評価をいただけたのも、デブサミ運営事務局の皆さまが機会を提供してくださったおかげです。ありがとうございます。それから、励ましてくれた妻と息子にも謝意を。ほんとうにありがとう!

5
貰った一万語は
ぜんぶ「さよなら」に使い果たしたい
どうかわるく思わないでくれ!
速く走るためには負担重量ハンデを
 捨てねばならぬ たとえ文法の撃鉄で
おっ母さんの二人や三人殺したとしても
ともかく急げ! 汽笛がなりひびくからには時は今なのだ!
 ポーは遥かなる同志への連帯の合図 血と麦! そそり立つ
 肩ごしにふりむけば 見えるのだ一望のポーの車庫!
 そうだ! いまこそ約束の時と場所にむかって 血があつい鉄道と
 なる朝だ!
さあ A列車で行こう
それがだめなら走って行こう
一にぎりの灰の地平
かがやける世界の滅亡にむかって!

(寺山修司「ロング・グッドバイ」)

So long, and thank you for all the fish!

■3 オーム社同時代ソフトウェア開発者叢書

……と名付けたのはartonさん。プレゼン中にオーム社!オーム社!と連呼していて、「オーム社の回し者」と思われたかもしれないが、それは仕方ないことなのだ。現実に、今回のプレゼンの約80%はオーム社の書籍で構成されているから。その証拠に、今回のプレゼンを構成している7冊をAmazonインスタントストアにまとめておこう。オーム社がんがれ。超がんがれ。

ちなみに、今回のプレゼンの構成要素であってオーム社から発行されてないのは、XPE2ndと宣伝対象の『JavaからRubyへ』(発行がオライリーだから販売はオーム社だ!!!)

■4 あこがれの「質疑応答」について

(あとで書く?)

本日のツッコミ(全7件) [ツッコミを入れる]

Before...

かくたに [咳さんの講演のことを考えていて、講演の時間は、聴衆への長い「質問」なのではないかと思うようになりました。 そして、..]

arton [開発叢書じゃなくて、開発者叢書だね。パーソナリティ重要(表紙からバベル本とか呼ばれたり、テクノロジからLisp本と呼..]

かくたに [わ。ありがとうございます。資料のほうは正しくコピペしてました(よかった)]

ma2 [ボンクラ万歳!]

AMEMIYA [本当にお疲れ様でした! 正直・・・・自分も角谷さんのセッションが見たかったです。 来年も、どうぞよろしくお願いいたし..]


2008-02-15(Fri) [Edit]

■1 スはスペックのス 告知:「日本PostgreSQLユーザ会北海道支部 / Ruby札幌 合同セミナー」は中継・録画予定

会場がネット接続を提供していないそうですが、イーモバイルでやっちまう予定だそうです。異様な結束力。全セッションを中継・録画するんじゃないかな。

URLは、

http://ruby-sapporo.org/live

とのこと(お正月の高橋さんのプレゼン中継とおなじURL)。

私の出番は09:00から。なのでtakesakoメソッド的な何かは使えません。泣きそう。でも、id:ma2さんに楽しんでもらえるようなセッションにすべくがんばります(録画でいいからいつか観てやってください)。

id:moroの発表もRails使いの皆さんにはかなり興味深い内容のはず(ざっと聞いただけだけど、構成は完璧だな)。こちらもよろしく。

スライドがまだ出来てないので、とりいそぎお知らせまで。

Tags: Ruby

■2 ガメラ2 レギオン襲来 [DVD] 『ガメラ2』のロケ地をいくつか回ってきた。

札幌を観光した。まあ、あれですよ。我々にとっての札幌はおまいらにとっての鷺宮神社なわけよ。

ロビンソン!!(草体レギオン!) タイムズスクエア(樋口チャンGJ!!) 地下鉄!!(群体レギオン!!) 狸小路(アーケードが!!!)

でも、カメラをホテルの部屋に忘れたよ……。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

ただただし [その勢いのまま福岡と京都にも行くべし。]

かくたに [仙台を消滅させにいきたいです。]

ただただし [「避難する仙台市民」のシーンは関東で撮影されたんだけどね。と、そのシーンにエキストラ出演していたおれが証言しておく(..]

TrackBack [http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/e/e498c081e67900433a3338d..]

ガメラ医師 [「小さき勇者たち」名古屋ロケにエキストラ参加しました「ガメラ医師」が、お邪魔致します。  ガメラ関連情報の収集Blo..]


2011-02-15(Tue) [Edit]

■1 tDiary開発者会議20110215でご相談させていただいた

testableがmasterにマージされたけど、今後の作業方針についてtdiary-develへのメールとか日記でうまく説明できる自信がなかったので、いわゆるtDiary開発者チーム殿御中(tdtds,kitaj,hsbt)とお打ち合わせを設定させていただきたく。で、tDiary開発者会議20110215が開催されたので出席してきた。会場提供はエンジニアを積極的に採用しているクックパッドさんでした。お世話になりました。

当日決めたこととかは、togetterにまとめるだけじゃなくて、文書にしておいたほうがよいと思ったのでgithubにWiki Pageは作成しておきました。忘れないうちに更新しておいたほうがよいと思います。誰となく。

testable tDiaryの作業経緯と現状、今後の展望についてのご相談

私のお打ち合わせの資料はslideshareに置いときました。

当日は、Plain Old tDiary を、

Failed Open URL.. http://instagr.am/p/Bn16W/
A JSON text must at least contain two octets!

testable にしてみて、

Failed Open URL.. http://instagr.am/p/Bn1z8/
A JSON text must at least contain two octets!

思ったこととか今後どうしていくのがよさそうか、ということについて40分ぐらいとりとめなく話をしたのを聞いてもらった。うまくまとめきれてない話を聞いてもらえた皆さんに感謝してます。そのあとのやりとりで出た話なんかを踏まえて、もういっぺんやることとその順番を整理するのがいいな、と思った。

今晩のところは大方針と、直近の作業について合意をとりつけられたのでよしとする。次は、もうちょっと手伝ってもらえる人を増やせるように段取りしていかないとなあと思っているところ。

テストの実行の仕方や書き方を整理したらtDiaryのテスティング環境のハンズオンというかチュートリアルというか、そういうのもやりたいなあと思った。

あ、そうだ。おっと大事なことを書き忘れた。

現時点では、みなさんの大事な日記データを運用するわけですからtDiaryはCGI環境で動かすのが安全です!!!

Passengerで動くのはtestableの副産物でしかありません。本番運用にあたっては細ごました問題がたくさん残ってます。

あわせて読みたい

日記だから記録しておこうっと

(すっかり評判が実力を追い越してしまっている今だからこそ現実逃避を兼ねて記録しておく)

  • 前提: どこかでtDiaryのことを話すときはつい感極まってしまう(札幌01, 札幌03)
  • tDiary開発者チーム殿や、PassionateなtDiary使いの面々の前で話すのはすごく緊張してたし、ナーバスになっていたことにひと晩たってから気づいた。そういえば変な汗をかきどおしだった。
  • いまならチャド先輩がRubyKaigi2010のキーノートの冒頭で「ぼくはこの場で話すのが怖かったんだ」みたいなことを言っていた気持ちが心で『理解』できるなあ。スケールはともかくとして(話を聞いてる人の数は数十倍違うわけだけど、私にとっての絶対的な感覚としては同じだ)。
  • そういう意味では東京Ruby会議05で絡み力という話をしたんだけれども、10年近い年月をかけて少しずつ少しずつ育まれたオレの絡み力がこれなのであった。みんなはもっと早くさらに遠くにまで絡んでいけると思う。健闘を祈る。
  • 自分なりに気がむいたときに少しずつやってて、hsbtが前へ進めていてくれていってたなかで「これどうなんかなー」というぼんやりとしたもやもやみたいなのを、ちょっと勇気をだして(hsbtの支援を仰ぎつつ)思っているところを晒してみたら聞いてもらえた。ほんとうにありがたいことです。
  • セコンさんもただ会場番として座ってるだけじゃなくてparallel_specsで実行してみて「これどうなんスか」とか絡んでくれてとてもありがたかった。プロレス的なフリでのブログトップに戻るリンクがついてるWeb日記サービスの話題にオトナな感じで答えてくれたり。そういえばセコンさんは絡み力がかなり高い。
  • tDiaryにまつわる会合でtdtdsが前に出るときに空気が変わる感じがするのが好きだ。あの感覚はどこだで感じたことがあるなあ、と思ったら何回か参加してるRubyConfでのMatzのkeynoteが始まる直前の空気が変わる感じにちょっと似てるんだな(あの空気はみんなも一度体験しにいくといいと思う。"やります: RubyConf2011旅費出しますから行ってきて"もあるよ!*1
  • 同じ場所で同じ時間を過ごして同じ空気を吸うということをやらないと生きていけないようなので、インターネッツだけで暮らしていくことは無理っぽい。たとえば #asakusarb もそうなんだけど。言うまでもなくインターネッツが無かったら無かったで暮らしていけなさそうだけど。
  • ありがとうございました
Tags: tdiary

*1 日本Rubyの会理事ですキリッ、みたいな立場的には呑気に俺たちのshyouheiがやるらしいからお前ら応募するといいぞ、とか言ってる場合じゃないんだけど


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