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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2009-10-24(Sat) [長年日記]

■1 とちぎRuby会議02に参加してきた

DSC_8888 身体的にあんまり調子が良くなかったのが残念だったのだけれども、たどりつけて良かった。 裏番組が楽天テクノロジーカンファレンス2009だったことが象徴するように「儲かるRuby」というタイトルは釣りだった。まあこれは予定調和なのでいいのだ。

前回のとちぎRuby会議01で体験したのは「20世紀Ruby」というキャッチが包み込んでいた牧歌的風景だった。 今回は前回とは対照的に、決定的に変わりつつある世界をどう生き抜くかという21世紀Rubyのお話だった。 しかし、状況は殺伐としていたとしてもtoRubyの集まりはやっぱり牧歌的な空気に満ちているのだった。

生き抜きたい。たのしいRubyと一緒に。チートすることなく。道具があっても安易なショートカットを選んではならない。「俺の仕事は何だ?」...All You Need Is Love.

LTのスライドは名古屋の使い回しなのでリンクだけ:

次は、関西Ruby会議02だ。プログラムが豪華なので楽しみ。私は「Rubyでソフトウェアづくりをアジャイルにするということについて」というタイトルで話します。内容は以下のような感じ:

アジャイル開発を実践するならRuby。Rubyを使うならアジャイル開発。アジャイル開発にすれば生産性は上がる。これらはすべて誤りです。ソフトウェアづくりの本性(Nature)と「アジャイル開発」、Rubyについてのお話。


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