2003-10-24(Fri) [Edit]
■1 退職金(の一部)キター
退職手当支給明細書の会社支給分53,850円という記述に物悲しさを覚える。
■2 『Struts・イン・アクション』 予約受付中
「Thread.sleep()」経由。すごい邦題だな……。まるで20世紀フォックス配給の洋画のようだ。アマゾンブックカバー(3つ目)ともどもショッピングカート行き。
私の保守/改善することになっているサブシステムのひとつもStrutsを(クラクラするような設計で)使ってるし。ちなみにそのサブシステムでは、DBアクセスにTorque3.1α1を利用しています。客先納品物にアルファ版を使うとは、これを構築したベンダさんもなかなかいい度胸してますな。
■3 市川定期便+α
感想などなどは、どうせ書けないだろうからリストアップまで。
他、システム開発系雑誌では、『JavaWorld』2003年12月号と 『Web+DB Press Vol.17』のいずれもイイ感じ。DbUnitやJFreeChart、サーバーサイドのテスティング・フレームワークについて日本語でまとまった記事が読めるなんて、素晴らしい。1年近く前にこれらに取り組んだときは英語の情報しか無かったもんなあ。Hibernateもそろそろブレイクしそうだし。色いろ助かります。
で。月刊『JavaWorld』のアナリシス・パターンの連載や浅海氏のRelaxerプロセスの連載のいずれもで取り上げられていた、『ストリームラインオブジェクトモデリング』って、「Foreword by ピーター・コードなんだー」と思って目次をながめると、内容も「カラーUML本」の例のPostIt5色モデリングを下敷きに議論が展開されているっぽい。これは迂闊だった。「後で買う」リスト行き。
また、書泉ブックタワーでは『実践UML 第2版』が平積み。ユースケースについての考え方をコーバーンの『ユースケース実践ガイド』準拠に改めた(らしい)と前書きにあった。これは要チェック──なのだが、厚さと価格に躊躇している。
2006-10-24(Tue) [Edit]
■1 『WEB+DB PRESS Vol.35』:実演! テスト駆動開発
祖母の一周忌でIP unreachableな沖縄に数日引っこんでいる間に様々なイベントに乗り遅れた、だがしかし。以下はカッとなって書いた:
あらゆるアルファギークなお歴々による連載記事の読みごたえはここ最近の本誌の常だが、こと今号については、我らがid:t-wadaさんによるTDD記事の第1特集「実演!テスト駆動開発」、である。読め。編集者2.0、グレイトジョブ!!!!!!!
ハッカーが「見てるとやっぱめんどそうだなあ。Eclipseの中で生活できる人はあれでもいいのかも知れないけど。」とコメントしている。だがしかし。その「あれ」とはどれだ?
TDDはハッカーのための技術ではない。ハッカーにTDDは要らない。ただただハックすればよい。偉大なプログラマは偉大なプログラミングをすればよい。だが、ハッカーならぬ凡百たる私のような"普通の"プログラマはそうはいかない。TDDは我々が日々の仕事に自信を持ち、誇りを持って定時に帰るための思想だ。
TDDの真ん中のDは何か。私の日々の仕事をドライブしているものは何か。ハッカーはテストがなくともDirveされる(Drivenな)存在である。たぶん。彼らは怠惰だ。短気だ。傲慢だ。だが、少なくとも私には怠惰が足りない。怠惰が足りないプログラマの仕事をドライブするものこそテストだ。私は毎日が不安だ。自分のコードは「正しい」のか。私の書いたコードに「意味」はあるのか。「価値」はあるのか。ならば、そうだ。テストだ。「不安」をテストにするのだ。吉良吉影は静かに暮らしたい。
我々は偉大なプログラマにはなれないかもしれない。だが、偉大な習慣を身につけたプログラマにはなれる。確実に。TDDとは、そういうことだ。
この項「あとで書く」……ので、id:t-wadaさんの「実演! テスト駆動開発」を読め。特設サイトも必見。この号はプレゼントとして『テスト駆動開発入門』が2冊あることもお見逃しなきよう。読め!! 而して写経せよ!! D is for Driven。クは駆動のク。
2009-10-24(Sat) [Edit]
■1 とちぎRuby会議02に参加してきた
身体的にあんまり調子が良くなかったのが残念だったのだけれども、たどりつけて良かった。 裏番組が楽天テクノロジーカンファレンス2009だったことが象徴するように「儲かるRuby」というタイトルは釣りだった。まあこれは予定調和なのでいいのだ。
前回のとちぎRuby会議01で体験したのは「20世紀Ruby」というキャッチが包み込んでいた牧歌的風景だった。 今回は前回とは対照的に、決定的に変わりつつある世界をどう生き抜くかという21世紀Rubyのお話だった。 しかし、状況は殺伐としていたとしてもtoRubyの集まりはやっぱり牧歌的な空気に満ちているのだった。
生き抜きたい。たのしいRubyと一緒に。チートすることなく。道具があっても安易なショートカットを選んではならない。「俺の仕事は何だ?」...All You Need Is Love.
LTのスライドは名古屋の使い回しなのでリンクだけ:
次は、関西Ruby会議02だ。プログラムが豪華なので楽しみ。私は「Rubyでソフトウェアづくりをアジャイルにするということについて」というタイトルで話します。内容は以下のような感じ:
アジャイル開発を実践するならRuby。Rubyを使うならアジャイル開発。アジャイル開発にすれば生産性は上がる。これらはすべて誤りです。ソフトウェアづくりの本性(Nature)と「アジャイル開発」、Rubyについてのお話。
○ nra [ハッカーはJavaのTDDはPerlとかRubyのTDDより面倒そうだと言ってるだけでTDDそのものを面倒とは言って..]
○ Jack [TDDやってました。 あれって、凡人のプログラマには使えないっすよぉ>< テストを思いつかないっすもん>< ソース..]
○ baka [それでいいんじゃないですか。TDDも1つの技法でいきなり上手にできるわけではないし、はじめのうちはテストを後回しに書..]