「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。 J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)
ちょっとRubyConfいってくる
機内上映の字幕って劇場のとは違うんだな。2時間半あるのがずるいけれども、よくできている。制約が自由をもたらすのだなあ。
期待しないで観てたら、途中から非常に素晴しい展開。
ほんとよくできてる。
Takahashi-sanが「すごすぎる」と書いていたので、機中で読もうと思って持ってきた。確かにこの本はヤバい。ジュンク堂池袋本店で90分のトークセッションの司会ができるレベル。書評エントリを書く根性が欲しい。