«前の日記(2008-03-25(Tue)) 最新 次の日記(2008-03-27(Thu))» 編集
RSS feed
Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2008-03-26(Wed) [長年日記]

■1 アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎) 『アジャイルプラクティス』の第3刷の見本誌がきた

3刷では、バグを10箇所修正しました。修正内容はサポートページにまとめています。バグ報告をいただいた皆さまありがとうございます。

Webに書かれている感想を読んだり、お会いした方がたから「読みました」「買いました」と言ってもらえるが嬉しいのはもちろんなのだけれども、本書の場合は特に、プラクティスの名前を口に出されるのが嬉しい。「あー、ほんとうにこの本を読んでくれている人が目の前にいるのだなあ」という感慨にひたってしまう。

45のプラクティスの翻訳名は、fkinoと一緒に考えに考えたので、ひとつひとつに思い入れがある。自分たちのつけた名前が、赤の他人の口から肉声として発せられるという体験は得難い。なので、会場中をプラクティス名が飛びかっていた第20回XPJUGユーザ会の光景は、私にとっては今でも鮮烈な印象として記憶されている。

そういえば、この日記では手書きPOPを晒してなかったので、この機会に晒しておこう。コンセプトは「Tumblrっぽく」。というわけで猪股さん、正解!

ジュンク堂書店池袋店

自分が育った場所に自分が監訳した書籍が並んで、そこにPOPを置かせてもらえるというのは光栄の極み。

2236004217_6d171a2233.jpg

(撮影 id:thata)

くまざわ書店錦糸町店

現在私がもっとも頻繁に利用しているリアル書店にもid:emeitchルートでPOPを置かせてもらえた。

2267466398_872aba400d.jpg

(撮影 fkino)

勝手に引用させていただいた皆さま、ありがとうございます(御礼が遅くなりました) > id:masanobuimaiid:snoozer-05hsbt

あ、そうだ。hsbtといえば、素敵な提案がされているのでコピペしておかないと:

せっかく良いレビューがそろっているんだから、(『アジャイルプラクティス』の)レビュー書いた人は Amazon にレビューをそのまま投稿した方がいいように思う。

feed reader で追っかけたり、角谷さんのブックマークを追っかけたりしないような層向け。

ナイス提案。


«前の日記(2008-03-25(Tue)) 最新 次の日記(2008-03-27(Thu))» 編集
RSS feed