2005-12-18(Sun) こっちを先に書く [長年日記]
■1 プログラミングのサピア=ウォーフ仮説: ペアプログラミングという呼び方をやめよう
オブジェクト倶楽部2005クリスマスイベントの二次会や、Rails勉強会@東京第1回の雑談で話したことが意外に好評なのでエントリを起こしておこう。ちなみに、サピア=ウォーフ仮説はWikipedia(ja)では「サピア・ウォーフの仮説」となっている。
さて。アジャイル開発ではよく「ペアプログラミング(ペアプロ)」をプラクティスとして実践するという。アジャイル開発のコンテキストではこの言い方を止めたい。というのもアジャイル開発でのプログラミングは普通ペアプロだからだ。むしろ、独りでプログラミングをすることを特例として「ソロプログラミング(ソロプロ)」と呼ぼう。
アジャイルプログラミング宣言(Agile Programming Manifesto)
私たちはソフトウエア開発を自ら行うこと、また他者へ支援することを通じて、 より優れた方法を求めてきました。 そして私たちはこの作業を通じて、以下のような価値を認めるに至りました。 (以下、4点のthe rightとthe leftをあとで書く)
「hogehogeよりも、fugafugaを」形式のアイテムを4つ考えないとなあ。それが決まったらツッコミで署名してもらおうっと。
XP2.0のchap23にもあるように、Agileの基本は「顧客
あ、すべった(_o_)<br>Agileの基本は「顧客」なんだと思います。ので、顧客のいないところでAgileを規定していく動きは、ちょっとミスリーディングにならないかと心配です(別にお客さんとペアプロするわけじゃないですよね?)
開発者サイドからのコンセプトアウトのつもりです。発注サイドからのフィードバックを無視するつもりはもちろんありません。Agile manifestoの署名の場に顧客が居た、ということわけでもないと思ってるんですが……。
う、すみません、「顧客のいないところ」というのはそういう意味ではなくて、顧客と直接関係ない場面(ペアかソロでコーディングしている場面)、という意味でした。<br>これについては長くなりそうなので、自分のところに後で書きます(や、ほんとに書きます)。
たのしみにしてます!