2005-09-11(Sun) [長年日記]
■1 PofEAA読書会: 第6回
取りまとめの人の感想
- 12時過ぎにオージスさんに到着。いつもの集合場所がフリマになってる……。まあいいや。id:aufhebenさんの助けを借りて、会議室のレイアウトを大幅に変更。ファシリティ重要。懇親会で配置が良いと褒められた。うれしい。
- 今日のTシャツは「KING OF BUGS」。atronさんのTシャツはバックプリントがGPL2(!)のGNU Tシャツだった。かっこいい。
- 参加者が35名を越えて、ポジションペーパーはもはや何か別ものに変質。次回から配布方法をpushからpullに変更しよう。時間が勿体なさすぎる。35人 x 20分だと、11.6人時間の損失!!
- 単語を使ったプレゼンで聴衆をひきつける高橋さんのポジションペーパー(?)の発表を制限時間の2分が来たので終了させた。規律重要。
- 今回はウロが出てタイムキープ失敗。WRさんのはともかく(w、ひがさんが充分に話すことができなかったのはいかん。
- 頑張って(?)発言してくれている(ようにみえた)人が何名かいた。うれしい。
- 今回の資料は公開されてもよさそうだけど。
- オージスな皆さんが後片づけを引き受けてくださった。ありがとうございます。
- きしださんが独自に座席表を作成していた。名札シール程度は導入すべきか。
Transaction ScriptとDomain Model
「ドメイン」に接する設計態度が「askなのかtellなのか」が基準かなあ、と思っていることを今思い出した。「ドメインモデル」と呼んでいても、それがask,ask,askであればたぶんそのドメインモデルは貧血症。
Table Module
福井さんによるMS製品の宣伝(w 書籍だけでは漠然としたイメージしか掴めていなかったTable Moduleの動くデモを見ることができてよかった。
Service Layer
久々に自分のPofEAA原著のService Layerの章を開いたら、なんかすごく一杯線とか丸囲みとかしてある。id:ogijunさんがサマリで指摘しているポイントはほぼ全部、チェックがしてあった。2年ぐらい前の私はどうやらService Layerにご執心だったらしい。
おそらく、
- published APIであることを明示している
- ドメインモデルを利用する「アプリケーションロジック」の配置場所である
- トランザクション境界である
というあたりが気に入っているんだと思う。「みんな、ふつうこう作るよね」とid:ogijunさんが言っていたが「ふつう」重要。
本文中にもあるけれど、Service Layerというのは、Service Layerという名前が重要。J2EEパターンのSession Facadeはパターンの動機がリモートコールの回数を減らすことであるのに対し、Service Layerでは「ドメインのAPIを明示すること」が動機になっている。ここ重要。
WRサーガ
「補償トランザクション」という語彙を得ることができたのは大きい。そろそろネタ元の書籍も買わないとな……。
懇親会
- いつも途中で帰っていたのだけれど、今日は会計まで居た。もうわけわかりません。高橋さんに「来週Rubyのコード持ってこい」と言われたり、きしださん(九州から!)から計算不可能で自由意志な話を聞いたり、artonさんとDSLの話をしたり。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










(w
遅ればせながらおつかれさまでした。<br>時間オーバしちゃってスミマセン。<br>僕の担当分の資料は公開しておきました。<br>http://d.hatena.ne.jp/aufheben/20050911