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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-02-07(Sat) [長年日記]

■1 『ピーター・ジャクソンの指輪物語:王の帰還』@109シネマズ木場

「『王』といったらセオデンだろう?」派としては概ね満足な出来。ただ、その他に自分としては決定的だと思っていたシーンの幾つか存在していなかった。……それについては複雑な気持ち。旗*1は? サウロンの口は? 「いとしいしとおおぉぉ」は*2? ——そして、吟遊詩人は?

前二作からすると「PJはDVDに頼りすぎ」という批判もむべなるかな、といった趣だし、今回も劇場版は明らかにズタズタで忙しすぎる。特別延長版を観るまでは最終的な判断は下せない。今日のところはアモンン・ディンの烽火とミナス・ティリス(七層!!)とペレンノール野の空撮な引き画(妄想していた以上にたくさんのショットが!!)に免じて許す。あとセオデンね。剣の日ぞ、赤き血の日ぞ、日の上る前ぞ!!

Tags: 指輪

*1 アラゴルンのモランノンでの煽りで「我が同胞よ」と言っていたので、どうやら北方から来てはいるようだが……。

*2 これは「画」がPJサイドの「回答」であるならばそれはそれでヨシ


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