2003-09-07(Sun) [長年日記]
■1 『テスト駆動開発入門』読了
デスクトップ環境の復旧に手間取りつつ、最後の方は少し駆け足になってしまったが、ともあれ読了。
Memorable Quote:
「……TDDはコードに思い入れのある変わり者にも適している。筆者が若いエンジニア時代に最も欲求不満を感じたことの1つは、大きな興奮とともにプロジェクトを開始するが、やがてコードベースが朽ちていく姿を見ることだった。1年後には、悪臭が漂うコードを捨てて、次のプロジェクトへ移ることだけを期待するようになった。これに対し、TDDは次第にコードへの自身を獲得することができる。……」
ここだけ引いてしまうと、またぞろ「ビジネス」面からは無用な誤解を招くかもしれないが。
言っていることはさほど難しいわけではない。難しいのは、これを習慣とすることだ。習慣とするためには日常的に取り組むしかない。がんばろう……。
■2 Meadow2, Wanderlust, Subversion
秀丸(キーバインドだけEmacs風)、Datula、CVSに最適化された身体をカスタマイズすべく、指先の体操。XKeymacsも導入してみた。完全移行への道のりはなかなか遠い。
メールが一番最初に挫けてしまいそうな予感。普段からクライアントマシンにUnix系OSを使っているわけでもないからなあ。キーバインドが覚えられなくてBecky!2に乗り換えちゃったりしそうな気も。焦らずゆっくり取り組んでいこう。
svnのクライアントとしてTortoise SVNはよくできていると思う。Eclipseのプラグインであるsubclipseを試すのはもう少し後だな。
■3 Cerise
ついにサイトにドキュメントが登場。J2EEっぽい流儀にしたがってRuby実装されたWebアプリケーション・サーバ。フレキシブルでエレガントでライトウェイトで開発者フレンドリーなWebアプリケーション構築環境を提供してくれる──らしい。まだちゃんと読んでないけど、プレゼンテーションはAmritaで、データベースに対するコネクション・プールも提供されているみたい。期待期待。
Cerise、と辞書で引いたら「さくらんぼ色」だった。
サイトのトップページを読んでみた
稼動には要Ruby 1.8だそう。機能としては:
- 柔軟なリクエスト・ハンドラー・フレームワーク
- Amritaと呼ばれる素晴らしいHTMLテンプレート・システム
- フォームの妥当性検査とエラー表示のサポート
- 包括的なエラー・レポート
- データベース・コネクション・プール
- ユーザーとロールに基づくアクセス・コントロール
- サーバーの再起動なしに変更点を実行時にリロード
- HTTPリクエストをまたいだユーザ・セッションの維持
- Rubyで記述される、柔軟な設定ファイル
- 内部WebサーバとしてWEBrickを利用するので、Apacheは不要だけれど、mod_proxyとmod_rewriteをサポート
- プラットフォーム独立。各種Unix、Mac OS X、Microsoft Windowsなどなど、Rubyが動くすべてのプラットフォームで稼動します
試してみたいのだが、私の直近の課題はTDDなのだ。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)









