2003-09-05(Fri) [長年日記]
■2 「UML一辺倒の風潮に警鐘、日揮情報」
@ITのニュースにツッコミを入れるなんざぁ野暮以外のナニモノでもないのだが。タイトルは例によって@IT編集局がつけているだろうから、放置するとして、本文が私には理解できない……。どう理解できないか巧く説明できないのが情けないところだが:
- 「O/Rマッピングとは……データ中心設計手法(DOA)とオブジェクト指向開発(OOP)を融合させた技術」
- 「DOAは……モデル駆動型開発。……オブジェクト指向言語を使うOOPは、プログラムの部品化や再利用を想定し、データとその振る舞いをカプセル化してしまう。このため、データを独立させるDOAとOOPを融合させることは不可能ではないものの、煩雑な手続きを必要とした」
そこで、
- 「UML一辺倒の風潮に警鐘を鳴らす意味も込めて、「オブジェクト(O)-リレーショナル(R)マッピング」技術を実現する製品を投入」
それぞれの用語には、いずれも馴染みがある。が、このロジックは全く理解できない……。ちなみに『実践J2EEシステムデザイン』の教えは「O/Rマッピングですべてが解決すると思ったら大間違いだ」である。
とってつけたように申し添えておくと、ERStudioはそれなりに使いやすかったです。