「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。 J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)
イーサン刑事の長い一日。デンゼル・ワシントンの役どころは興味深く見守っていたのだが、ハリウッド時間で最後のフィルム1巻(もう引き返せない出来事勃発)以降、デンゼルの役どころとかどーでもよくなってゲンナリしながらエンドを迎える。ハリウッドにおけきる映画革命はホントに終わっちゃってんだなー、と。しみじみ。
なんであれ、これで元気づけられる(「癒される」と言いたければ、どうぞ)ってのは危険だねえ。
だが、レニゼルを嫌いになれないという罠。
あ、それはそうかも。けど、ねえ。
だが、レニゼルを嫌いになれないという罠。
あ、それはそうかも。けど、ねえ。