2003-03-11(Tue) [長年日記]
■1 山田風太郎
ついにたらこせるが『指輪物語』に手を出している。意趣返しというわけではないが、『映画秘宝』にも煽られたので先日から山田風太郎に入門してみようかと思っている。が、どれから読めばよいのやら。いくらハズレなし、といわれても時系列順に読むのはツライ。映画の予習ということで素直に『魔界転生』を読んでればいいんですかね?
「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
ついにたらこせるが『指輪物語』に手を出している。意趣返しというわけではないが、『映画秘宝』にも煽られたので先日から山田風太郎に入門してみようかと思っている。が、どれから読めばよいのやら。いくらハズレなし、といわれても時系列順に読むのはツライ。映画の予習ということで素直に『魔界転生』を読んでればいいんですかね?
魔界転生で可。ただ十兵衛三部作の中ではあるが。
ハズレなし、というのはこと忍法帖については偽り有。「魔天〜」とか最初に読むとひくし。
おひさしぶり。十兵衛三部作は山田としてはシリアスすぎるので、『』『剣鬼喇嘛仏』山田風太郎
間違って送ってしまった。<br>おひさしぶり。十兵衛三部作は山田としてはシリアスすぎるので、忍法帖の面白さを堪能するならまず『剣鬼喇嘛仏』をお薦めします。
徳間文庫ですか。なるほど。覚えていてもらって光栄です。