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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2001-08-21(Tue) [長年日記]

■1 司会の方と打ち合わせる@談話室「滝沢」

披露宴の司会をお願いすることになった方——って、しばの人脈なので「司会者」という書き方だと余所余所しいのだが、さりとてここで実名を出してよいのかもわからないので「司会の方」としておく。式場での打ち合わせが早く終わったとの連絡をしばから受けたので、定時とともに会社を飛び出し、打ち合わせ場所に指定した、池袋の談話室「滝沢」へ。場所の指定は私。一回行ってみたかったんだよな。

「談話室」って一体???とかねてから思っていたのだが、こんかいでその疑問は氷解。教育が徹底されていると思しきホスピタリティと、くつろげる椅子。うるさすぎず、静か過ぎずの店内。FAX・コピーも配備。「喫茶」ではなく「談話」するためのスペースを提供するための店だから「談話室」。なるほど。

ドリンクがオール1000円(コーヒーも紅茶もカフェオレ)でケーキセットが1100円(!)というのは(クロワッサンセットも1100円。ちうか、ドリンク+食物セットは基本的に1100円だ)「席チャージ+1ドリンク」みたいな感じの価格設定なのだろう。予約すると2時間以降は30分ごとに500円なことからもそれは諒解できる。とはいっても、予約レスでフラっといって2時間で追い出されることもなく気持ちよく「談話」をさせてもらったのだが。

しばもかなりお気に入りのご様子。司会の方情報によると新宿には和室ヴァージョンもあるらしい(西口のほうなのか?? 東口のは池袋のと似たような雰囲気に外からは見えたのだが)。要・突撃だな、これは。

談話室「滝沢」のことばかりかいて、標題の件について触れていないのでいちおう書いておこう。

司会の方は前向きというか建設的で一生懸命な印象の人で、私の周りにはほとんどいないタイプ。なので、色いろと興味深くお話を聞けた。こちらの意向も汲み取りつつ、宴をより良いものにしていこうと明るく真摯に提案してくれる姿が清すがしい。色々話していくうちに、いままで漠然としかしていなかった宴の進行が形になってきたような気がする。

結果、流れとしてはちぃと、否、かなりハズカシイ(というかムズガユイ)感じのものになりそうな予感なのだが、参列する方々が退屈しなければ、と思う。招待人数が少ないから、そういうことばかりが気になる。

Tags: 慶弔

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