«前の日(12-16) 最新 次の日(12-18)» 追記
RSS feed
Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-12-17(Wed) [Edit]

■1 And now for something completely different.

以下全部dw Linux。遠からぬうちに読みたい:

第1引数selfとかインデントを克服するコツは「慣れ」だそうな。ううむ。インデントはそうだろう、と思うがselfがなー。

Tags: Python

■2ドメインロジックとSQL

kdさんによる翻訳。文体がイイ感じ。企業業務アプリケーション開発に携わる者、すべからく各プロジェクトの開始前と終了後に読みこむべし。このドキュメントの眼目がタイトルの指すのところであるのは当然として、もうひとつは、Fowlerタンのこの言葉が日本語になったことだろう:

私がRubyを好きなのは、コンパクトながらも構造化されたコードがかけて、OO的なものを作るのが簡単だからだ。スクリプト言語はもうコレ。決まり。

これを真に受けてRubyをはじめるような人が一人でも増えるといいね。Fowlerタン御推薦スクリプト言語。ちなみにFowlerタンは「オブジェクト指向を学ぶにはどの言語がよい?」でもRubyかPythonでどうよ、と書いている*1

あるいは電波かもしれないのだが、RubyはOO/オープンソース/アジャイルの三叉路に栄光とともに立つことのできる言語だと思っている。といっても短期的な話ではなくて、もうちょっと長いスパンで。道のりを想像するに一筋縄ではいかなさそうだが、世界は動的な言語を必要としているのだ。たぶん、いやきっと。

『PoEAA』は読んでいる途中で翻訳の出版予定のあることを知って以来、長らく放り出したままなのだが、出版されるのがもう少し先ならがんばって読むしかないか……。

Tags: 開発 Ruby

*1 bliki_ja様さまである。清澄白河のほうには足を向けて眠れないな。蔵前のほうに足を向けて眠るか。

■3 最近のコンピュータ書籍は面白い——著者の個性を前面に打ち出す : IT Pro 記者の眼

萌え本とか結城暗号本とかRHGとか。署名の矢崎茂明氏は「“エンジニアの幸せ”を味わえるプログラミング言語Ruby」を書いた人か。「いかがなものか」系ではなく前向きで、いいなあ。

普段はフィードバック欄については、見ないようにしている。精神衛生上よろしくないことを知っているので。だが、今回は好奇心からをクリックしてみた。……果たせるかな。相変わらずヤカラ・因縁・八つ当たり、とでも形容すべき、気持ちの荒んだコメントが散見される。溜息。

Tags: 業界

■4 『ウェブログ・ハンドブック—ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス』

うっかりしたことに、先日から電網空間で俺サイトを立ち上げてゴニョゴニョすることについて考えてしまった。考えるな。更新するんだ(Don't Think.Update.)でなければいけないのに、色いろ思い悩んでいたところだったので助かった。景気づけ。俺サイトの一番のオーディエンスは自分じしん、という足元を見失わないようにしないとね。

他、わりと新着

Tags: 書籍
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

kdmsnr [原文は "It's my language of choice for scripting. " なので、意訳しすぎ..]

かくたに [下心上等!!]

TrackBack [http://www.hyuki.com/yukiwiki/wiki.cgi?WeblogHandbookRevie..]


2005-12-17(Sat) [Edit]

■1 Rails勉強会@東京第1回ポジションペーパーRails勉強会@東京第1回

新宿御苑に妻を置き去りにし、「お・とぉ〜ちゃ〜ッ!!」と言いながらテケテケと追ってくる息子を振り切って参加してきた。ポジションペーパーは総武線車中でスケッチブックに書いた。続きはあとで書くよ。

■2 達人プログラマーの本棚:『Rails Recipes』Rails Recipes

Railsがどんな材料でできているかがわかっただけでは、それをゴハンにすることはできない。Railsを「料理」するにはレシピが必要だ。と、いうわけでChad FowlerによるRailsレシピ満載の一冊。キャッチーなAJAXから堅実な自動化に至るまで幅広い分野をカバー。200602/01にPDFのβブックを公開予定、書籍版は2006/04発売予定。350ページ。

達人プログラマーの本棚ヲチャーとして書いといたほうが良いことが幾つかあるんだけど、どうせあとで書けないので、書籍がアサマシャブル(asamash-able)になってからにしますかね。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

babie [asamashup!]

kou [かわいい... < 「お・とぉ〜ちゃ〜ッ!!」]


2007-12-17(Mon) [Edit]

■1 tDiary 2.2.0リリース

那須に行ってるあいだにリリースされていた(Rubyな忘年会の会場でライブリリースしたわけではないっぽい)。お疲れさまです。そして、ありがとうございます。

kakutani.comのアップデートは今日になっちゃった。

  • 環境がぐちゃぐちゃで謎な挙動が色々と多くなってきているのをなんとかしたい
  • 開発のどこかに関わりたい
  • googlevideoプラグインのパッチを放置している

いろいろと(私が)ダメな感じだが、この先の10年以内にはなんとかしたい。

(tDiaryは25年以上の継続を目指すプロジェクトです)


«前の日(12-16) 最新 次の日(12-18)» 追記
RSS feed