2003-10-17(Fri) [Edit]
■1 目頭が熱くなる『キル・ビル』のポスター
季節の変わり目だからだろうか。通勤時間が長いからだろうか。

このポスターを見ると目頭が熱くなる。黄地に黒で、エッジの立ったカタカナでキルビル。たまらんね。 今月は往復の京急でハヤカワ文庫の積読を消化しているのだが、そこでもひとたびならず目頭が熱くなっている。単に情緒不安定なだけかも。
■2 溜まっていた*-develのメールをやっと読み終わる
私はだいぶ置いていかれてしもうたな、という印象。いっときの間、ついていけていたように思えていたのだが……。
両方とも開発環境を用意して、色々イジりながら──といきたいところなのだが、教養として急遽C++を仕込まなければならなくなって、また一歩Rubyから遠ざかる日々。っつーかJavaを書くことからも遠ざかっていたり。いまはもっぱら、知らない人の書いたコードを読んでいるのだが:
try {
if (i > this.CONSTANT_VALUE) {
doSomething(i);
}
} catch (Exception e) {}
みたいなのが満載で、クラクラする。
■3 「『マトリックス』という映画は、マトリックスを作り出すことができたはずのマトリックスについての映画のようにみえます。」
「ARTIFACT」経由。ボードリヤール御直々の(!)、『:Reloaded』批判。DVD発売記念かな。
『:Reloaded』はともかくも(あなたはインド映画をintermissionまでを観た段階で、その映画について云々するのかね?)、Unfortunately、『The Matrix』においてシミューラクル云々は手段でしかなく、ニーオがThe Oneに「成った」ことが大事だったんだけど──to be concluded.
2008-10-17(Fri) [Edit]
■1 JJUG クロスコミュニティカンファレンスでしゃべってきた
今回はいつにもまして色々な人たちのお世話になったので、最初に大事なことを。何よりも、私たちのセッションに参加していてくれた皆さま、ありがとうございます。そして、そもそも私の「java-jaだったら『JavaからRubyへ』の話してもいいよ」という言葉を真に受けて声をかけてくれたid:Yoshioriと、今回の登壇にあたって色々と場をとりなしてくれたid:higayasuoに感謝を。それから、私(たち)からのSOSに応えてくれたtakaiにも謝辞を。それからそれから、連日のタワーズ・クエスト通いに快く応じてくれたペアプロ相手のid:t-wadaにお疲れさまと伝えたい。そして最後だけれも一番重要な人たちに。直前にイッパイイッパイになった私から仕事を押しつけられてしまったチームのみんなと、妻と息子にありがとう。
以下は自分が登壇したり手伝ったりしたセッションについて:
『JavaからRubyへ』・アンド・ナウ
RubyKaigiに続く「アンド・ナウ」シリーズ第2弾。takaiのナビゲートで私がしゃべって、id:t-wadaに補足してもらうという構図をつくってもらいました。主なトピックは以下3つ。
- 「JavaからRubyへ」:どんな本で、なんで翻訳して、どうしてアオるのをやめたのか
- 「EJBからRailsへ」:Bruce Tateの史的唯物論の帰結としてのRailsは物事の一面しか捉えていないんじゃないの
- 「JavaとRuby」:World-Class OO厨としてのDHH。「実装してみたシリーズ」としてのRails。どちらが、ではなくて「どちらも」なんじゃないかなあ、という話
「Java vs. Ruby」という図式よりも、その背後を深く流れる「ソフトウェアのOOPSLA派(OOPSLA学派)の水脈を知ってもらいたいなあ、というのが極東の登壇したOO厨たちの願いだったのだけれども、どれだけ届いたのか壇上からはよくわからなかった。ただ私たち自身はこの話をできてとても満足だった。当日のプレゼン資料はtakaiが用意してくれました。takai++
YET ANOTHER GREEN IT
タイトルは出オチ。TDDとペアプロでグリーンITが持続可能なソフトウェア開発ですよ! というわけでid:t-wadaと久しぶりにペアプロした。
ふつうペアプロのときは1コマ90〜120分で1セッションなので、今回の45分はかなりキビシかった。それなりに仕込みを入れても、やっぱりなかなか本番はうまくいかないものだなあ。もしも部屋にいる皆さんに実際のペアプロの空気や間合いを感じてもらえたとしたら成功。壇上のふたりは、緊張しながらも楽しんでおりました。
それから、当日のネタとして苦し紛れに選んだRESTful世界時計が、自分たちの予想を遥かに上回るペアプロやTDDの進め方のうえでの気づきを得られたのがよかった。説明の仕方をもっと整理すれば、ふつうに実践的なTDDの進め方の作戦のネタとしても悪くない気がする(ボウリングよりいいかも)。それにしてもid:t-wadaにはほんとうにお疲れさまといいたい。私も疲れた。
いちおうスライドを置いときます:
持続可能なソフトウェア開発についてはそのまんなのタイトルの書籍があるので、そちらもどうぞ。
java-jaのライトニングトークス
みんな若々しくて元気でいいなあ、とオッサン臭い感想を抱いた。私もLT出身だからか、なんか甘酸っぱい思いにつつまれた。java-jaの前途に幸あれかし。
なんか成り行きでタイムキーパーをやることになったので、kaigi_timeKeeperを投入してjava-jaに鈴音ミホを轟かせてきた。ドラ娘ことid:objectclubもお疲れさまでした。
追記:あわせて読みたい
あと、大事なの貼るの忘れてた:
会場で「読んでない人」と訊いたら結構な数の手が挙がってびっくりした。コミュニティ活動に出かけていくのもいいけど、この本はイベントn回ぶんの価値があると思います。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)










○ babie [おいおい、既成事実化するなら3日! 6/2,3,4 でしょw!]