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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-06-12(Thu) [Edit]

■1 明日で「刑事まつり」が終わってしまう。行くぞ。

■2 『キャラクター小説の作り方』

たらこせるが(コミケ落選発覚前に)「読んどいたほうがいいかなあ」と言っていたので補足しようと思っていたのだけれど、どこにやったのか見つけられない。大塚英志・著、という時点で、書名から想起される「実用書」的な位置付けとは少しずれていて、まあ、文学的表現は21世紀に何をなしうる可能性があるのか、と。そういう方向に。前向きに。主張は非常に真っ当で「主題があってこその細部であり、細部がただ細部として戯れに存在することに未来はない(要旨)」と。

リンク先のAmazonのレビューでも言及されていて、本書のなかでも引用されている『ハリウッド脚本術』あたりのほうが直接的な便益を得られるのではないかと。実用書は洋モノに限ると思う昨今。

『物語の体操』って文庫になったのか。こっちも読んでみるかな:

第5講 「行きて帰りし物語」に身を委ね「主題」の訪れを待つ

ゆきてかえりし物語。There and Back Again。ホビットの冒険。 『ホビットの冒険』といえば、たらこせるも読んだほうがよいと思う。地政学的な要素が全編に出ている(といっても随所にトールキンの幻視が展開されるわけだが)指輪よりも、子供向けだからか(?)、かなり映像的(というか幻視的と呼んだほうがよいのかも)であるし(スマウグ!!)、グワイヒアの日本語が私なんかよりも遥かにしっかりしている。鷲なのに。妻がいつも言うのは「食べ物がおいしそう」。 色いろなバージョンが出ているけれど、寺島画伯大活躍の岩波少年文庫版で上/がよいかと。

Tags: 書籍

■3 『20世紀少年』

マンガも立派な書籍だからこのカテゴリ。妻が職場の同僚から(?)借りたのを少しずつ持って帰ってきて面白そうに読んでいたので3巻から参戦。今月末に13巻が出るのか。続き読みたい(まだ4巻までしか読んでない)。

Tags: 書籍

■4 龍苑

妻と待ち合わせて家の近所の中華料理屋へ。彼女は初出撃。店のつくりや店員が中国っぽい感じ。上海焼きそば、四川風豚肉炒(だったかな?正式名称失念)、水餃子。 「四川風」は変った辛さだ。一皿の量が多い。私は、もうちょっと少なめで色いろ食べたいんだけどなー。ランチに行くべきか。

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2006-06-12(Mon) Energized Workできないので一回休み [Edit]

■1 今後「Rubyでの代表作は?」と訊かれたら

「RubyKaigi2006です」と胸を張って答えることにする。繰り返そう。私の代表作は、RubyKaigi2006だ。諸君、私はRubyが好きだ。


2007-06-12(Tue) [Edit]

■1 RubyKaigi2007会場にて『JavaからRubyへ』をお買い上げいただいた方のうちで、

私めごときにサインを依頼したものの「ちょっといま忙しいから後にさせて」とエラそうに断わられてしまってそのままRejectKaigi2007まで終わってしまったという方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡ください。お伝えしたいことがあります。

(私にサインを依頼するような、ちょっとどうかと思うような方はこの日記を読んでいるだろう、と思ってますが——そうでもないのかな)

■2 RubyKaigi2007のアンケートと、会場BGMリストの公開を開始しました

参加者の皆さまからのフィードバックを集めることを目的として RubyKaigi2007のアンケートを行なっています。 ご協力いただけると嬉しいです。

また、休憩時間などに流していた会場BGMリストも公開しています。

RubyKaigi2007オリジナル曲は楽曲もそうだけど、タイトルがeach(map派のようです)とかclosureとか入っていてカッコ良すぎる:

  • Open up a map - Kuramu
  • Temper - Kuramu
  • Domain closure - Kuramu
  • Each Dub - Kuramu
  • Lifting of the closure - hi-ku

Each Dub、って秀逸だな。どうぞご利用ください。

■3 初来日のDave Thomasが日本のRubyコミュニティへ与えた影響

(ちゃんとした感想は、ちょっとやそっとで私に書けるわけもないので、走り書き)

Dave Thomasは日本のRubyコミュニティに:

  • Ruby好きは「Rubyが大好きだ」と堂々と言ってもいいんだ!
  • Rubyは思春期なんだ!!(という開き直り)

という癒し効果をもたらした。Rubyist補完計画。その結果、到来したのが:

空前の鈴木ブーム

Dave Thomasの基調講演については:

といったエントリをどうぞ。個人的に感銘をとても受けました。


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