2003-11-19(Wed) [長年日記]
■2 『Contributing to Eclipse』のPreface
やっと前書きだけは読んだ。ページのノンブルはまだギリシャ数字だが、名著決定でしょう、これは。無理矢理要約してみる(引用ブロックだけれど、記述はテキトウな訳):
人は手助けされたいし、手助けしたいんだ
「つい『生産性』『市場投入期間の短縮』『レバレッジ』といった理性的な説明に包まれちゃうんだけれど(で、それはそれで正しい説明ではあるが、それは核心じゃない。)、人は人として、手助けしたいし、されたいと思ってる。人はそれを達成したときにうれしさを感じる。Eclipseでは、それができる。
目隠しされてバンコクにパラシュート降下
Eclipseの使い始めは、目隠しでバンコクにパラシュート降下させられるような感じにちょっと似ている(タイ人のプログラマーを除く)。この本では、バンコクの6つの大通りと、レストランとホテルを教える。それを知れば生きていくには充分だし、あとは自分でいくらでも学べる。
書くことよりも読むことを多く
Eclipseについて学ぶときには、コードを書くことよりも読む時間の方が多くなる。6時間コードを読んで1時間タイプする、といったビックリするような生産性の日々に慣れないといけない。Eclipseの文化に慣れ親しめば、ますます多くの問題を解決する方法を「知る」ことになる。あとは、Eclipseにあるものや、これまでに利用した既存の似たようなコードの構造をパクって、解決するだけだ。
この本は初心者向けではありません。けれど、
この本はEclipseを使い始めたばかりのビギナー向けじゃない。Eclipseの語彙はわかっていると想定している。といっても、Eclipseをちょっと使えば拡張するためのアイデアは浮かぶと思う。そのときこそこの本を手に取るときだ。
トマトとキュウリは似ています...
「果物についての試験を受ける大学院生がいた。だが彼にはキュウリについて学ぶ時間しかなかった。試験では『トマトについて教えてください』と訊かれた。『ご存知のように』彼は言った。『——トマトは、キュウリに似ています。実際、それは果物です。キュウリは80%が水分であり、病原菌に対抗するための皮をもち、いずれもサラダに利用されます』すべての質問に対して、彼はキュウリに関する事実で答えた。僕らは2種類のキュウリを知っている。それは、パターンとJUnitだ。」
……つまり、この書籍はEclipseのPlugin開発をダシにしたJUnit(およびTDD)とパターンについての書籍でもあるというわけだ。前書きの最後はこう結ばれている:
「先に警告しておきたかったんだけれども、もしあなたがパターンとJUnitにうんざりしていたら、たぶんこの本はあなた向けじゃないと思うよ。」
これが『Kent(とGamma)とつくろう! Eclipseでプラグイン』の「はじめに」である、と。こういう本を最初っから日本語で読みたいと思うのは贅沢な願いなのか。「初心者向け」じゃない本って、ホントに売れないの?
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