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角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2012-03-24(Sat) [長年日記]

■1 Agile Samurai Dojo Gatheringで「訳出にあたってやり残した12のこと」というトークをしました

Agile Samurai Dojo Gathering 2012にはジョナサン本人も来ていたので、いちおう日本語じゃなくても良さそうなところはインチキくさい英語でやりました。英語がうまいかどうかじゃなくて、伝える気があるのかどうかが大事なのだ、ということを示したかったのであった(逆も然りだから、ジョナサンの講演にも通訳みたいなものは本当だったら付けないほうが良かったんじゃないかと思っている。RubyKaigiみたいにirc通訳にすればよかったのかもね)。

ほんとうなら「新訳アジャイル宣言の背後にある12の原則」までやれれば良かったんだけど、そこまでは練り上げるところまでは至れませんでした。そのうちやれるといいな。

前回の他流試合でのいわゆる「監訳者枠」を踏まえて、今回もお話をさせていただきましたが、次回は(開催されるとしたら)「監訳者枠」はもっと時間を減らすか、いっそ無くしてしまってもいいのかも。

それにしても今回は、nawotoの「以上だ、諸君!(or アジャイルサムライになるための方法)」が素晴しかった。

ジョナサンの基調講演に触発されて、達人出版会で(達人出版会で!)、「アジャイル開発の体験談をみんなで書いて本にしませんか?」というプロジェクトを始めようとしていたりして、こちらも応援したい。

今回は「アジャイル開発をもっと実践していきたいと考える人に、既にアジャイル開発に取り組んでいる企業への転職も選択肢の一つであるという事をアピールしたい」という試みを実験的にやってみました。すぐに成果が出るかどうかはわからないけれど、私たちは「非日常的に集まって、明日から戻っていく現場でがんばるためのエナジーをリチャージする("Weekend Retreet" by Tyler Durden)」を越えていきたいと思ってる。次の展開はまだ見えないけれど……。

あと、takaiがデブサミ2012で話した「私と自分戦略」もおすすめ:

『アジャイルサムライ-達人開発者への道- [単行本(ソフトカバー)]』

『ファイト・クラブ [Blu-ray]』

『カンフー・パンダ [Blu-ray]』

『カンフー・パンダ2 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]』

『キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組)』

あ、そうだ。私の勤務先でも流動しにきてくれる人材を募集しております


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