2010-03-20(Sat) [長年日記]
■1 仙台Ruby会議02に参加した
内部的には準備段階ではちょっと波乱ぶくみだった仙台Ruby会議02に参加してきました。Rubyとビジネスを等身大で考える、とても素敵なカンファレンスでした。もっとゆっくり話できればよかったのですが、いろいろあって今回は日帰りなのが残念です。とりわけ大場さん(社長のほう)と新井さん、それからえにしテックとタワーズクエストの社長のお話がよかったなあ。万葉入りたい。
私もライトニングトークでお話させていただいたので、資料を公開します。「無題」です。
ビジネスの現場でヒリヒリしながらサバイブしている皆さんに向けて私ごときが言えることはないのですが、行きの新幹線で読んでいた禅とオートバイ修理技術〈下〉から、パネルで悩みごとを打ち明けていた皆さんにささげます。:
...生命を支えているのはこの山腹であって、頂ではないのだ。ここなくして人の成長はありえない。
だが当然のことながら、山頂がなければ山腹はありえない。山腹の存在理由を明確にするのは山頂なのだ。だから登る……まだ先は長い……急がず……一歩一歩……時どきシャトーカの味を楽しみながら。テレビを見ているよりも、心静かに瞑想しているほうがどんなにかすばらしい。多くの人がこの転換を果たせないでいるのが残念だ。おそらく、耳を澄ますということに重要性を感じていないのだろう。決してそんなことはないのに。
上巻の終盤から下巻に突入したあたりで、なぜこの本を中埜博さんが強烈におすすめしているのかがわかってくる。私は3回以上おすすめされたんだけど、そりゃそうだよなー。中埜さんはパイドロスの道にコミットしてるんだもん。被曝した人はみんな読むといいと思います。
ああそうだ。中埜さんといえば、4/17(土)と25(日)の2日間で「参加のまちづくり入門演習」があるので参加するといいと思います。25,000円だけど、それだけ出す価値はあると思います。
あと、先週、縁あって講演しにいかせてもらった企業の仙台チームのおふたりが本当に参加してくれていたのが感慨深かった。こういうとき、東京じゃないところでの枠組みを提供し始めたことを誇りに思える。東京でも5/29日(Go 肉の日)にTokyuRubyKaigi02が開催されるようですが。こちらもよろしくお願いします。待て続報。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)









