«前の日記(2008-10-18(Sat)) 最新 次の日記(2008-10-25(Sat))» 編集
RSS feed
Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2008-10-19(Sun) [長年日記]

■1 アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎) 『アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣』の第5刷見本誌が届いた

おかげさまで、じわじわ売れているようで、とうとう第5刷に突入しました。読者の皆さまのおかげです。装丁は原著者のひとりであるVenkatにも気に入ってもらえたようで嬉しいです。増刷状況や正誤表はサポートページで確認できます。ネットでの反応ははてブのagile_practiceタグにクリップしています。

ブログを読んでいると、ときどき『アジャイルプラクティス』の読書会を開催している人たちがいるようなのだけれども、お邪魔でなければ声をかけてくれれば、可能な限り都合をつけて参上つかまつります。本書を読んだ人たちがどういうことを考えているのか、いち監訳者として興味があります。

これまでの実績としては、あまのりょーさんの勤務先にfkinoとふたりで行きました(当時のfkinoの日記)。今後の予定としては、まずid:papanda0806の勤務先にこれまたfkinoと行くことが確定しています。いまのところ、XPJUG界隈のいわゆる「町内会」つながりでしか呼ばれてませんが、いつか「本邦アジャイル界」みたいな町内じゃないところから呼ばれてみたいなあ、と思ってます :-)

ああそうだ。あわてて補足しておくと「5刷」とか書くと「印税いっぱいもらいやがって」みたいに思われるかもしれないので、yomoyomo先生の金言を引用しておく:

「おいおい、翻訳の印税率の低さをなめるなよ 」

書き下ろしとは違うのだよ、書き下ろしとは!! しかもこっちは監訳かつ2人がかりだから!! みんなもっと買って!!

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
yomoyomo (2008-10-22(Wed) 01:13)

増刷童貞のワタクシとしましては、「5刷」ともなればもう想像もつかないレベルです! 羨ましい(涙)


«前の日記(2008-10-18(Sat)) 最新 次の日記(2008-10-25(Sat))» 編集
RSS feed