2007-03-27(Tue) [長年日記]
■1 シミュラークル的存在としての中田ヤスタカ
artonさんとこに『ハイカラ・ガール』が貼ってあったので、禁を破って久々に聞いてしまった。この陽気で聴くのは危険だ。
『 ハイカラ・ガール』は私には、東京に出てきた3月の終わりの陽光の差す、カーテンもまだ付けていない、家財道具も何ひとつないワンルームマンションガランとした部屋を思い起こさせる。なにかが起こりそうな予感。でもまだ何も、何も起こっていない。独り。ただただ暖かい空気だけがそこにある。
Collection & Copy - capsule / FRUITS CLiPPER
capsuleは、かっぺの作る、かっぺのための音楽だ。 日本中に拡がるFrancfranc的な「田舎の人の考えるおしゃれ」を具体化したような音楽だ。 薄いカルピスだ。 capsuleには何の批評性も、実験も、考えもない。 どこまでも能天気に先人の上辺だけをコピーする、くるくるパーな音楽だ。 記憶に新しい近過去の流行からコピーしてくる点も、怒りに近い恥ずかしさを感じる。
フェイクなのか。リアルなのか。あるいはシミュラークル? ハイパーリアル? ああ、そうかもね。
レーザー・ビーム。俺に向けて照射するのは、やめてくれ。ディス・コ・コ・コ。
一仕事終わってよかったですね。これで、気兼ねせず電話できる??こないだ北田にいい本紹介してくれてありがとな。