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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2005-10-21(Fri) [長年日記]

■1 お墓墓掃除、告別式、納骨

朝から男手を集めてお墓の掃除。開けるのは40年ぶりとのこと。「草刈」と聞いていたのだが、お墓までの道は草や土砂で埋もれていたり、木の枝が伸びて通りづらくなっている。なぜカマだけでなく、ノコギリやクワ、シャベルまで持っていってるのか不思議に思っていたのだが、現地に到着して納得。汗だく。初めて来たお墓は、お墓というか、遺跡。

午後に入って天候が少し悪くなり、小雨のパラつく中で告別式。「初孫で可愛がってもらったから」という理由から、私が遺族代表で一般会葬に来てくださった皆さんにご挨拶。たくさんの方が足を運んでくださった。

納骨のときには、持っていった重箱を皆で食べた。墓掃除の後も弁当を食べたのだが、お墓に持って行った食べ物は持って帰ってはいけないらしく「全部食べないと帰れない」と脅された。

夜の便で東京に戻った。祖母に息子を会わせることができなかったことが残念でならない。


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