2005-03-04(Fri) [長年日記]
■1 興味深いツッコミをいただいて、色いろ書きたいことはあるのだけれど、ショックな出来事が:
■2 「達人スターターキット」の翻訳が大変なことになっている件について
『達人プログラマー〜ソフトウェア開発に不可欠な基礎知識』として発売される模様(Amazonではまだ予約できない)。2005/03/18発売で、価格は税込5,040円。
サブタイトルに「バージョン管理/ユニットテスト/自動化」とある、ということは:
- I:『Pragmatic Version Control Using Cvs: With Cvs』(176頁)
- II:『Pragmatic Unit Testing In Java With Junit』(159頁)
- III:『Pragmatic Project Automation: How To Build, Deploy, And Monitor Java Apps』(161頁)
が1冊になっている? 原書はこの3冊で合計496頁。邦訳は480頁とあるのでだいたい数字は合う。
バージョン管理はSubversion版が、ユニットテストはC#版があるけどおそらくCVS+Javaじゃないかと予想してみる。
で、だ。
訳: 長瀬嘉秀 (株)テクノロジックアート
なにもDave Thomasにまで手を出さなくてもいいんじゃない? ショック。村上雅章さんじゃないのね。もういちど繰り返す。ショック。
というのも、テクノロジックアート+アスキーについては、『リファクタリングワークブック』が過去に出版されているのだが、この書籍の訳はすさまじいことになっていて、"Emergent Design"(創発的設計)というリファクタリングの超重要コンセプトを:
緊急的設計
と訳出して平気で書店に並べていた。失望というより他に言葉がみつからない。他の箇所がどれだけ正確に訳されていたとしても、この訳語ひとつで全て台無し。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn/マイク コーン/安井 力/角谷 信太郎)
インターフェイス指向設計 ―アジャイル手法によるオブジェクト指向設計の実践(Ken Pugh/角谷 信太郎(監訳)/児島 修)
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣(Venkat Subramaniam/Andy Hunt/木下 史彦/角谷 信太郎)
JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










あーあ
また長瀬かよ…orz
がちょーん
もう立ち上がるしかないような気がするわけですよ。taしか企画出さないからこうなるわけでしょ。
がーん。って、人のことは言ってられないのだが。
日本におけるXPの品質方面からの評価は翻訳によって大幅に低くなったと想定するテスト
がーん。最悪。これは英語を勉強しろというご神託ですかね?
通報しました(苦笑)
↑どこに? ^^;<br><br>いやまあでもkakutaniさんの会社が一番状況を打破する力を持っていると思うのです。みんなで応援しましょう。
知りたい? > 通報先<br>結構効果ありそうなところを狙ったんだけど。