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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2005-01-30(Sun) [長年日記]

■1 ソフトウエア開発プロフェッショナル(スティーブ・マコネル/松原 友夫/山浦 恒央) 『ソフトウエア開発プロフェッショナル』

スティーブ・マコネル提督がソフトウェア開発に携わる個人を、組織を、そして業界を憂いてらっしゃいます。中盤以降、ものすごい勢いでななめ読み——でも、良い本。

提督は憂愁のレンジが広く射程が長い。なので、読み手それぞれがそれぞれなりにマコネル提督からのメッセージを受信できると思う。私が受信した電波メッセージは、ひとことに集約される。be Agile.

アジャイルさとエンジニアリング技術は直交する概念だ。アジャイルである/ない、とエンジニアリング技術を(個人||組織が)持っている/持っていないの2x2。

図解の必要性がよくわからない事柄が丁寧に図解されていて笑える。ピラミッド建設用岩石の運搬(象が!!)とか、ソフトウェア免許制度の導入シミュレーションとか。

追記

訳注に唐突に「諸星大二郎」とか出てきてドキっとした。出てくるのはそこだけなんだけど。天に対極あり/地に慈気あり/これを地天秦という


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