2004-07-24(Sat) [長年日記]
■1 「オブジェクト指向スクリプト言語Groovyの紹介」
上原さんによる、いとすさまじかりけるドキュメント。
7章が!! 7章が!!!! うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!(AA略)
(Groovyラボ経由)
■2 『どうも、いまのところDependency Injectionには「依存性の注入」という訳をあてるのが普通なようです。でも、すごくわかりづらくないですか?』
わかりづらさの犯人は誰だ? 私かなぁ……。たぶん私だと思う。
たどたどしく弁明すると、ここでの「依存」は「依存物」というよりは「依存性(依存関係)」の意味合いが強い。モノが他のモノに対して持つ(持たざるをえない)依存性、とでも言おうか。そして、
- オブジェクト間の結合は可能な限り疎にしたい(依存性は薄くしたい)
- しかし、オブジェクト達は実行時には結合されなければならない(必要な依存性を満たさなければならない)
このジレンマに対する解決策のひとつ(one of them)がDependency Injectionパターンである、と。
……ここまで書いていて、WRさんによる「依存性を(インスタンスに)注入する」という丁寧な解説エントリに遭遇。なるほど。ただ、ツッコミで書かれているような「依存性=良くないもの」という認識は私とは異なるけれど。グレガグラムの人が、「システム間の結合を疎にする最善の方法は、結合しないことだ」と言っていた(要旨)と思う。けだし名言。
でも、私は「の」とか「に」とか「を」とかは書いてませんので為念
Dependency Injection(依存性注入)とは書いているけれど。Dependency InjectionはあくまでDependency Injectionですもの。
リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営(Henrik Kniberg/角谷 信太郎/市谷 聡啓/藤原 大)
『なるほどUnixプロセス ― Rubyで学ぶUnixの基礎』
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK(西村 直人/永瀬 美穂/吉羽 龍太郎)
実践テスト駆動開発 テストに導かれてオブジェクト指向ソフトウェアを育てる(Steve Freeman/Nat Pryce/和智 右桂/高木 正弘)
The RSpec Book (Professional Ruby Series)(David Chelimsky/Dave Astels/Zach Dennis/角谷 信太郎/豊田 祐司/株式会社クイープ)
アジャイルサムライ−達人開発者への道−(Jonathan Rasmusson/西村 直人/角谷 信太郎/近藤 修平/角掛 拓未)
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JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド(Bruce A. Tate/角谷 信太郎)










おっしゃるとおりで、「を」とか「に」とか「の」は誰も明示してないですね。私は「依存性注入」って何ですか?ってのを説明するために「コンテナが依存性を注入することを依存性注入っていうんです」っていってますけど、正解がないのは事実ですね。まぁ、成行に任せているうちに定まっていくんだと思います。
「オブジェクト間の依存関係のコンテナによる解決」と書いたってわからなければわからないんだから依存性注入で全然OKだと思う。っていうかつい3ヶ月前にはIoCだったんだなぁ。
http://d.hatena.ne.jp/skimura/20040725#p1<br>オレジュのここだけのメモ<br>[DI]Re: 依存性注入<br>http://www.kakutani.com/20040724.html#p02 インターフェース間の依存関係を、コーディグレスで、特定のクラス間の依存関係にする。 とか? ナゲー! ちゃん ...
ご紹介(?)ありがとうございます。<br>はぶさんがおっしゃられているとおり、「の」か「に」か「を」かは、成り行きで決まっていくのでしょうね。
はじめまして。TBありがとうございます。というか、すみません(汗
はじめまして、上原です。紹介文書の紹介ありがとうございます。やはり「うわあああああああああああ」だったでしょうか?一般公開用に文章を相当消毒したり脱臭したりしたのであんな感じになってますのです。
上原さんの文書のおかげで色々吹っ切ることができました。Javaがホームの人は上原さんの文書読んどけばいいな、と。
アウェーでの戦い、ごくろうさまでした。<br>検閲前版でのプレゼン見たかったです。<br>大爆笑しました。<br>プレゼンの最後はやはりジョジョ立ちで決めポーズ?(笑)