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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-05-27(Thu) [長年日記]

■1 Test inferno, asynchronously!

私にも人生があるので公私共に色いろあるが、まとめて書く余裕は無し。また、ダイコンやGroovyのことも忘れてはいないのだが、それはそれとして:

  • J2EEのユニットテスト
  • 非同期メッセージング

が、現在の自分にとってアツイ。灼熱。

■2 I built this place.エルメス的な彼女

泣きながら一気に読みました。遅ればせながら。

かつて*1、2025年の新宿靖国通り沿いの吉野家で、競馬の予想を完全的中させるべく「世界の成り立ち」の方程式を探し求め続けるボンクラ・プログラマ(見栄晴)と歌舞伎町勤務のピンサロ嬢(中谷美紀)が出逢うサイバーパンクSF映画のシノプシスを妄想したこともあったわけだが——そんな道具立てはどうだってよくて、京浜東北線だって映画になれる。「中の人」氏の編集の技も大きいとは思うが、これはもはや、否、これこそが文学なのだ。

貼り付けている画像に「トレインマン」以上の他意は無いことを念の為、申し添えておく。

*1 たしか『ニルヴァーナ』公開後から『The Matrix』ショックまでの間、つまり1999年前半だったと思う(おお、もうあれから5年も経つのか?)


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