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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-04-20(Tue) [長年日記]

■1 PofEAA Out Loud

月刊ソリューションIT主催『アーキテクト・セミナー』」のキーノート・スピーチがFowlerタンによるPofEAAネタということで行ってきた。内容については基本的に既出。奇しくも読書会で完了している第2章までで打ち切り。普段は文字でしかお目にかかれないファウラー節を堪能する時間、と思って過ごす。あるいは声に出して読みたいPofEAA。ジェイツーダブリュイー。

質疑応答の時間は無し。よって、Dependency Injection のことは聞けず。PofEAAのWeb改訂版(? なんか遠からずやるらしいけど)で Base Pattern あたりに収まるようなシロモノなのか、あるいは高度3万フィートの視点からJ2EEの解体・再構築への端緒となるのかとか、日々の活動の観点からはMockと組み合わせてTDDを加速できますかねとか(これは「午後の部」で出たのかな)、話は変わって、定義されているAspectの適用をコンポーネント側が選ぶIoCコンテナが日本にはあるんだけどどうよとか、オリジナルのInjection法、Type4に名前をつけてくれとかとか。

まあ、よしんば質疑応答の時間があったとしても、セミナーの客層/雰囲気からは私がそれをFowlerタンに問うには勇気が必要そうだったけれど。しかし昨日のXPJUGの質疑応答では誰も訊いてなかったみたいだし。

で、だ。なんか「午後の部」のほうが面白かったみたいじゃないですか(artonさんの日記に私の名前が出てるよ!!)

■2 熱死間近

Namazuのインデックスを引けるだけの容量的余裕が無くなったので、削除。いよいよHDD容量の限界が近づいている。 連休中に本格的に自宅で引き受けるようにしないと危険だな。自宅に引き取ったらそれはそれで 運用が不安定になる危険性があるわけだが。これを機会に色いろ整理したいなあ。

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arton (2004-04-23(Fri) 01:07)

Dependency Injectionは日本でも翻訳されているはずだよ、という感じで触れていました。


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