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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2004-03-04(Thu) 今でなくいつ闘うのか [長年日記]

■1 a Ryuhei Kitamura Film よりも……

話題としては少し遅れたが『ゴジラ FINAL WARS』。なによりもゴジラが「スター」であるゴジラシリーズで、監督名がタイトルの上に書いてあるのは珍しい。ファイナルだの最終作だのは、今回が初めてではない。狼少年。

肝心の内容だがYOMIURI ONLINEによれば:

過去の人気怪獣を10頭以上、登場させるなど

と。『怪獣総進撃』か……。最後だからかね? 怪獣は良いとして、SY-3は出るのだろうか。それはどうでもいい。それよりも、同記事に掲載されている富山省吾プロデューサーの談話。これが呆れちゃう:

(ゴジラ映画はここ2作、観客数が減少傾向にあるのは)様々なキャラクターが登場するアニメやゲームが人気を集める中、ゴジラ映画が怪獣特撮ものの魅力を出し切れないでいるのが理由ではないか。

プロデューサーの言葉とは思えないな(sigh)。そこで:

『惑星大怪獣ネガドン』 むしろ、『惑星大怪獣ネガドン』に期待したい

HIHO BBS経由で知る。自主制作のフルCG怪獣映画特報が新海誠作品関連コンテンツもあるMANGAZOOでホスティングされているのも納得のデキ。特報を観ずとも(とはいえ観たほうがいい!!!)、ポスター(フルサイズを見よ!)とそのアオリからこの作品の熱い思いが伝わってくるではないか:

  • 昭和百年(2025年)、火星より極悪怪獣襲来!迎え撃つは日本科学の結晶、超巨大ロボ!
  • 今でなくいつ闘うのか

2004年秋完成予定だそう。画面サイズもシネスコ。北村ゴジラとの対決が楽しみだ。失われた怪獣魂は、きっとここにある。今でなくいつ闘うのか。

Tags: 映画

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