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「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-09-20(Sat) [長年日記]

■1 「根の津」@根津

大将が銀座のさか田で修行したという讃岐うどん店。

ちょっとコジャレた、我われにとっては少々落ち着かない店内にて、私はスタンダードにぶっかけ(冷)、妻はやや飛び道具な肉つけうどん。店はコジャレだが、価格は(東京にしては)抑え目。前者600円、後者でも700円。

肉つけうどん ぶっかけ(冷)

我われの讃岐うどんの基準は「すみた」。なので、どうしても比べてしまう。ほとんど別格である、かの店と比べるのはよくない。よくないとは思いつつも……結論:「ここのうどんを食べるためだけ*1に、土曜日に早起きはしないだろう」。根津/千駄木での散歩のついで、とかならまったく悪くないのだけれど。

また、釜玉を「讃岐うどんのカルボナーラ」と位置付けているらしい同店には、「釜めんたいバター」という飛び道具メニューがある。これは少し気になる。あと、我われが行った時間帯には既に売り切れだった、「たこ飯おにぎり」なるメニューも気がかり。これらについては、再突撃しても良いかな、と考えている。別途挑戦者が居るのであれば、その報告も期待している。

食べた後、店の外にでると、どうやら根津神社でお祭りをやっているようだったので、少し冷やかしにいく。ライヴで江戸祭囃子の演奏をやっていたりして、天候はあいにく雨だったのだが、なかなかの情緒。江戸っぽい建築の立派な神社。不勉強につき、全然知らなかったのだが、こちらでは有名なお社なのね。

屋台の結構な数が出ている。近頃の屋台には、タイラーメンとか水餃子とかチヂミなんてのも売っているのだなあ、と関心する一方で、型抜きの屋台なんてのがまだ存在しているという状況に驚く。

ところで、こっちの縁日にはどうやら必ずといって良いほど「大阪焼」という屋台があるのだが、私が大阪に居た頃にはそんな屋台、見たこと無かったんだけど、フツウなのかな。妻は「昔からあった」と言っている。

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*1 ここがポイント

■2 私物整理

職場に行って私物の整理。段ボール箱で4箱。うち3箱が書籍・雑誌。自宅に配送するのは良いのだが、どこに置けばいいんだろう……。荷物の整理が終わったあとは、妻への土産に「紀の善」の抹茶ババロアを買って帰る。神楽坂へ気軽に/日常的に足を運ぶことができるのもこれで最後だ。ギンレイホールにはまた行くかもしれないけれど。

Tags: 日記

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