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Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2001-09-13(Thu) [長年日記]

■1 やはりセカイは

事件冒頭では『ファイト・クラブ』かと思っていたら、アメリカの筋書きはどうも『怒りのアフガン』の模様。タイラー・ダーデンからランボー。思想的後退もはなはだしきかな。どうやら20世紀はまだ終わっていないか、もう何年も前に始まっていたかのどちらからしい。

そんなだったらダライ・ラマ14世かのアメリカ大統領への手紙をよく読んで思いとどまってもよいのでわ。ヨーダみたなことも書いてあるし。

ところで「映画のようだ」というクリシェの実態には悲しくなりますな。『リーサル・ウェポン』、『ダイ・ハード』、『アルマゲドン』に何故か『パッセンジャー57』……。

Tags: 諸々

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