2003-12-02(Tue) [Edit]
■1 HikiFarm整理
殴り書き以前の、リンク先コピペでしかないHikiFarmのコンテンツを一旦ほぼすべてGoogle様に巡回お断りいただく場所へ移動。インターネットからノイズを減らすことも貢献のうち、だよな。検索エンジンのデータベースがキレイになるまで迷惑をかけることになってしまうけれど。
CodeRallyはうえやんさんところとの兼ね合いもあるので、ひとまず残してあるけれど、これも整理してどうにかするつもり。
今後はGoogleで検索されるに足るものにしてから晒すことをここに誓う。
2007-12-02(Sun) [Edit]
■1 「greenteaは江渡浩一郎の論文とインタビューを読むか?」
「バカが往く」に
前に\"XP is about social change\"のことが話題になって
ましたよね。自分はこれの元ネタ、知らないんですけど。
とあった。「元ネタ」が何のことを指しているのかよくわからないけれど、greenteaさんは江渡さんの「Wikiの起源と進化」は読んだのかなあ。XPの"social change"についても取りあげてますよ。
ちなみに、この論文を踏まえた「Wiki的都市は構想可能か?」というインタビューが『10+1 No.48』という雑誌に掲載されていて、これがグッジョブと言わざるをえない素晴しさ。どうやら建築な雑誌のようで、パターンランゲージの"失敗"についてもう一歩踏み込んていたりして興味深い。Rubyへの言及も(ちょっとだけ)ある。
Rubyはパターンランゲージっぽいかもね。効能がぼんやりしてるところが。楽しい、とかね。プログラマとコンピュータとの間で「利用者」による設計を実現するための「共通言語」としてのRuby(言ってみたかっただけ)。
あわせて読みたい
- 『 WEB+DB PRESS Vol.42』
- 連載の枠を勝手に1ページ分ブチ抜いて「なぜそんなにも(アジャイル開発者にとって)Wikiは重要なのか」というコラムを書きました。
- 『WikiとXPをつなぐ時を超えたプログラミングの道』江渡 浩一郎, オブラブイベント2007夏
- 江渡さんをオブジェクト倶楽部のイベントの招待講演に呼びました。
○ あまのりょー [Vol.42がもう出ているのかっ、と思って焦りました・・・(^^;]
2010-12-02(Thu) [Edit]
■1 アジャイル開発のディケイドと"The Agile Samurai"
(このエントリは「30分でだいたいわかるアジャイル開発」at Cybozu Developers Conference 2010の続きです)
「30分でだいたいわかるアジャイル開発」のviewsが1万を超えていてびっくりしたのだけれど、たしかに今、日本のソフトウェア開発の世界では、サービスはもちろんエンタープライズやゲーム開発でも「アジャイル開発」がとても注目されている。だけれども、実際にはじめるにあたっての包括的でハンディでまともな最初の一冊ってあまり無い印象。
XPはゆんゆんしてるし、Scrumはセミナービジネスだし、Leanは「お話」だし。あとは「たばこの吸えるスタバ」みたいな話とか。もちろん、それぞれ良いところはあるんだけど、最初に全部丸かじりしないと前に進めないというのはしんどい。かといって、やれるところからってみんな言うけど(私も言う)やれるところってどこよ?みたいな感覚もあると思う。自分の来し方をふりかえってもそうだし。
周囲では「塹壕より ScrumとXP」が評判良いらしいけど、InfoQになんかログインできなくて読めなかったことがあって以来ご縁がなくて。それなりにまとまった文書(日本語で読めるやつ)があれば教えてください。だれとなく。
で、いちおう私なりに状況をもうちょっと良くしたくて自分なりにやれることをやっているのではあるけれど、基本的には空いてるニッチを埋めてく感じだし。たとえば、『アジャイルな見積りと計画づくり』はとても良い本だけれど技術的卓越(Techinical Excellence)をスルーしてる(まあ Mike CohnはScrum guyだし、過去の私に足りなかったのはこの部分だ。そもそも「技術的卓越」ということばも最近はあまり気にくわなくなっているんだけど、これについてもまた今度)。『アジャイルプラクティス』はチームの一員としての「気分」の本だもんね。「気分」とか言われてもねえ(あわてて補足すると、この「気分」を扱うことがずっと欠けていたと思ってので、このピースを埋めたかった)。
そういう意味では『アート・オブ・アジャイルデベロップメント』は包括的で素晴しい(この本はXPの本なのでTechnical Excellenceに注意をくばっている)のだけれど、いかんせん大部だ。
(問題: いまあげた3冊の翻訳と監訳に関わっている会社はどこかtweetせよ。配点:0.2人日)
つまり、薄くて・包括的で・次の一歩へのポインタが載っている一冊が必要なのだけれど、そういう定番と呼べるものがこの10年(と書いてディケイドと読む)では欠けていた――というのは言いすぎだけど(たとえば、『Head First ソフトウェア開発』とか。でも本書はちょっと強行突破すぎるんだよな。大好きだけどね)、あんまりない。でも、新しいディケイドはそんなことないんだよね。なぜなら、『The Agile Samurai』」があるから。
おそらくタイトルと装丁から日本人爆釣で5秒ぐらい関心を持ったあと、すっかりもう忘れているんだろうけど、表層だけにとらわれないちゃんとした人は、
Agile Samuraiいい本だ。個人的にはpragmatic booksの本ではmetaprogramming ruby以来のヒット。買ったばかりのKindleで読みなおしてhighlightが150箇所くらいについた
と評価をしていたりする。
@:masatomonも言及している『メタプログラミングRuby』(えっAmazonで品切なの?)での我らが@:kdmsnrの訳文での言い回しを借りていうなら、"The Agile Samurai"は
「...アジャイルソフトウェア開発などというものなど存在しない。すべてはただのソフトウェア開発じゃ。去るがいい。静かに瞑想させておくれ」そのことばで弟子は悟りを開いた。
という私の改変ツイートを300頁未満(しかも図が多いので文字は少ない)で語っている。なので、急いでいる人は原書で読んどいたほうがいいと思う。余計な回り道を避けるためにも。そんなに導入を急いでない人は、もうちょっと待ってればいいと思います ;-)
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リーンソフトウェア開発と組織改革
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アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~
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アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
オーム社
¥ 2,520
アート・オブ・アジャイル デベロップメント ―組織を成功に導くエクストリームプログラミング (THEORY/IN/PRACTICE)
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¥ 3,780
Head Firstソフトウェア開発 ―頭とからだで覚えるソフトウェア開発の基本
オライリージャパン
¥ 3,780
メタプログラミングRuby
アスキー・メディアワークス
¥ 2,940
『アジャイルプラクティス』は先日からPDFを買えるようにしたので、紙の書籍ともども引きつづきよろしくお願いします。
“現場に即した開発手法の手引き”
そういえば『JavaからRubyへ』も『インターフェイス指向設計』もオライリー・ジャパンのEbookで以前から購入できるんだけど、コピペも印刷ができなかったと思うので、他に先がけてEbookを提供してらっしゃることに敬意は表すものの(某ストアの設計でもたいへん参考にさせていただきました)、いち個人のサイトとしては、まことに残念ではありますがリンクは遠慮しておきます。でも、オンラインで買えるだけいいよね。『アジャイルな見積りと計画づくり』は買えることすらできないもんね。
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